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Yoga Sutoras of PatanJali Chapter2-16

2022-02-07 | Yoga

2-16 heyam dukhamanagatam

heyam→見捨てられるべき 絶たれるべき …

duhkham→苦悩

anagatam→見つけられてない まだ来ていない、未来の

「まだ来ていない(=未来の)苦しみは絶たれるべきである。」とでも、取りあえず和訳しておきます。

パタンジャリのyogaスートラが、ブッダの影響を色濃く反映しているのは、他の節でも書きましたが、「今、ここ」しか観ない思想はこの節にもあらわれています。

人生、ある日突然流れが変わることがあるものです。それは良い方にも悪い方にも。

なので、まだ来ていない時間を、無駄に想像して、苦しむこと(逆に喜ぶことも)は、止めなさいってことです。

ブッダなら「神仏に拝む位なら、今を生きれば?」と仰せになるように思います。

先の事は、神仏に祈ろうが占い師にみてもらっても「当たるも八卦当たらぬも八卦」、よくわからないのです。

ヴィッパーサナ、マインドフルネス、禅などの瞑想、アドラー心理学なども、「今、ここ」を大切にするように、過去も未来も捨てて、「今」だけに集中することは、思いのほか心を楽にするものかも知れません。


混沌かつ不安定な世の中の情勢ですが、ブッダたキリストやパタンジャリが生きた時代も、社会の大きな変革期でした。


温故知新。


2000年前の知見が今を生きるヒントになるかも知れないと思い、周りからも言われ、久しぶりにこのブログを更新してみました。


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