西暦2023年、日本では令和5年(皇紀2683年)を迎えました。
昨年は、ロシアのウクライナ侵攻やまだまだ続くCovid-19などにより世界中で多くの命が奪われました。
インドや日本など東洋の国々では、命もですが「魂(タマシイ)」と言う概念を大切にしてきました。
日本には「一寸の虫にも五分の魂」というコトバがあります。
小さな虫であっても、人間と同じく魂があり、粗末に扱ってはならないという意味で、むやみに生き物を殺生してはならないと子どもの頃に教わった人もおられると思います。
鎌倉時代の北条重時が記した家訓「極楽寺殿御消息(ごくらくじょどのごしょう)」からの由来ともいわれていますが、そもそも、東洋思想の多くは、生き物には魂が宿っており、肉体が無くなった後もそれは残ると考えていたように思います。(但し、ブッダは死後のことを言及していない)
戦争などで「虫けらのように人を〇す」と表現されることもありますが、そもそも、虫でさえもむやみに殺生しない東洋の思想では、想像すらできない表現なのです。
さらに深堀りするならば、「魂(タマシイ)」とは何なのか?
古代インドのvedaやyoga哲学では、その正体のヒントを後世の人々に教えてくれたように思います。
最新の量子理論をみていると、科学的に証明される日もそう遠くないように思えてきたりもしますが、古代の教えの中にも、今から迎える大転換期へのヒントが隠されているようにも思えます。
ガンジーが言ったように、「永遠に生きるかのように学…」び続け、日々の生き方に役立てたいものです。