うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

無料の心臓手術 インド

2009-09-09 | インド
インドのニューデリーで心臓が「体外」に飛び出た状態で生まれてきた生後10日の赤ちゃん。

赤ちゃんはインド北西部(ネパールこ国境近く)の再貧困地域に生まれ男の子。
出生100万件につき5─8件の割合で発生する心臓が体外など異常な場所にある「心臓逸脱症」と言う病気を持って生まれて来た。

インドの最先端医療を担うAIIMSと言う病院は、この手術を無料で行い、無事終了したそうです。

医療自体がビジネス化してしまった部分のある昨今、インドの慈悲の心がこのような医療活動を行ったと言う話しを聞いて、日本を初めとする先進国は、少し考えさせられるところがあるのではと思います。

脳外科で『神の手』として有名な『福島孝徳』医師が日本の国税局に追徴課税されたそうです。
現在、活動の拠点がアメリカのDrは、毎日、手術に明け暮れて、税金の事はアメリカの会計士に任せ、日本での活動も医療メーカーに任せて、かつ、日本での収益も経費を引いたあと、育英基金に寄付していたそうです。

課税の見解の相違は良くある事ですが、人の慈悲の心さえ理解出来ない国家、江戸時代の年貢の取り立てと変わらない課税、このままだと良識ある納税者が続々と海外に移住してゆき、日本はどんどん衰退してゆく事にもなりかねません。

『欲すれば与えよ』の精神になって欲しいものです。

yamaB@MAYURA