うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

『ヴァイラーギヤ』Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-15

2011-02-25 | Yoga
Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-15

【訳】観たり、聴いたりしたことへの、欲望がない者の、克服した意識が離欲(vairaagya:ヴァイラーギヤ=無執着)である。

【解説】

ヴァイラーギヤ
vairaagya:Vi(分離 離れる)+raaga(どん欲)

一般の人には、テレビのCM、人のうわさ話なんかにいちいち反応するなと言うようなものです。

(昔のYoga行者には、『ヴェーダ聖典(聴いた事)への欲さえも離れろ』と言っているような意味合いになります)

ところで、raagaには、もともと別の意味があります。
そして、この1-15には、ある『音』が5つも使われています。

そして、それらには、パタンジャリが伝えたい秘密の真意がすり込まれているのかも知れません。
私たちのDNAのように。

Shudhananda Yogi@MAYURA

Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-14

2011-02-17 | Yoga
Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-14

【訳】それはまさに、長い間、休みなく、傾注して、勤勉に、実行されるならば、堅固な境地となる。

【解説】アヴィヤーサは、何度も何度も、繰り返し行い、修習することだと、前節で解説しました。

そして、この節では、『長い間、休むことなく、心を傾けて、勤勉に』行えっ!とだめ押しされます。
そうすることで、Yogaの目指す心の状態は堅固になると。

逆に言えば、そこまでしない場合、心の状態は不安定であると言うわけです。

それだけ、Yogaの道は険しいものだとも言っているようです。
思い起こすと、既に冒頭のChapter1-1で、そのように警告された気がします。(笑)

では、どれくらい『長い間か?』

「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」1:42 に書かれた年数、ゴータマ・シッダールタの悟るまでの年数、

をヒントに、自分だったら・・・と考えると・・・

人によっては、天文学的な数字になってしまうかも知れません。


Shudhananda Yogi@MAYURA

2011-02-13 | ひとりごと


佐世保のハウステンボスのイルミネーション。

長崎市はらんたんフェスティバルも開催中。

2月の長崎は『光』月間です。

光と言えば、個人的には、蛍光灯、LEDなど、断続的に光っている光源はどうも好きになれず、昔ながらの電球やロウソクの光が良い。

光も風も、ゆらいでくれた方が心地よいわけで。

光も人間も、『ゆらぎ」がなくなるとギスギスしていかんように思えるのは僕だけでしょうか?

yamabech@MAYURA



アヴィヤーサ Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-13

2011-02-12 | Yoga
Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-13

【訳】その(2つの)うち、(心を)その状態に留めようとする努力が、アヴィヤーサである。

【解説】前節でアヴィヤーサはとヴァイラーギヤと言う言葉が出て来ました。
13節では、アヴィヤーサを説明しています。アヴィヤーサとは心(の安らぎ)を留めようとする努力を、何度も何度も、繰り返し行い、修習することです。
要は、心の安定を得るのは非常に難しいので、頑張り続けよ!と言うことでしょうか。

何ごとも何度も何度も、アヴィヤーサすることは重要かつ大変難しいことですね。


Shudhananda Yogi@MAYURA

チャラカ・サンヒター

2011-02-08 | Ayurveda
最近、アーユルヴェーダの古典『チャラカ・サンヒター』※を読みなおしています。
(※アーユルヴェーダ研究別冊/日本アーユルヴェーダ学会)

新しい発見が続々あるのですが・・・・


第24章5-10

『血液悪化の原因』
多量の酒、塩味、アルカリ、酸味、辛味が強すぎるもの、生食用野菜、ヨーグルト、食べ過ぎ、怒り、疲労 etc.

『血液悪化による疾患』
口内炎、鼻腔の悪臭、口臭、歯周病、食欲消化力減退、体臭、皮膚病 etc

治療法として、瀉血法、催下法などがあげられています。


アーユルヴェーダのインド哲学的分類法に慣れた方は『なるほどぉ!』と理解出来ると思いますが、現代医学だけを学んだ方はどのように見えるのでしょうか?

Yogaセラピーもそうですが、この理論をどのように解りやすく表現するかが、今年のテーマでございます。

そんな事ばかり考えてると、頭が膿んで来て『血液悪化』の原因になっているかも?

yamabech@MAYURA








心の作用の停止へ Yoga Sutoras of PatanJali Chapter1-12

2011-02-06 | Yoga
oga Sutoras of PatanJali Chapter1-12

【訳】それ(心の作用)は、(アビヤーサ)と(ヴァイラーギヤ)によって働かなくなる。

【解説】いよいよ、難しい部分に入って来ました。

アヴィヤーサは『勤修』『習修』などと訳されます。

ヴァイラーギヤは『離欲』ですね。

次の節から、アビヤーサ、ヴァイラーギヤについて説かれてゆきます。

Shudhananda Yogi@MAYURA