うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

『やってはいけない叱り方10ヶ条』

2010-05-30 | ひとりごと
WEBポータルサイトall aboutでみつけた、子供の叱り方10ヶ条。

● 感情的に叱ってはいけません。

● 子どもの言い分を聞かずに、叱ってはいけません。

● くどくどといつまでも叱り続けてはいけません。

● 自分の都合で叱ってはいけません。

● 両親が一緒になって叱ることは避けましょう。

● 誰かと比べて叱ってはいけません。

● 昨日と今日で言うことを変えてはいけません。

● 全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはいけません。

● 今、叱っている内容に付け加えて、昔のことまで引っ張り出して叱るのもタブーです。

● 愛情のない体罰はやめましょう。

僕は、これらを行うとどうなるかを考えてみました。

皆さんも、自分の親を思い返して、自分の性格、自分が子供にしていることを客観的に観察してみましょう。

そうすれば、この10ヶ条をすると、どのような大人になるかは想像がつくかと思います。

そして、事の大小は『行動×行った時間=今の状況(結果)』になります。

Shudhananda@MAYURA

自分に合ったカタチ。

2010-05-29 | Yoga
『このポーズは○○に効果があります』と言うYogaインストラクターを以前見た事があります。
その根拠を知りたくて質問したら『・・・』。答えられない。
そりゃそうだと思う。根拠もエヴィデンスもないことでしたから。。。

世の中には、迷信めいた、根拠のないものがたくさんあって、『Yogaをしたら痩せる』『○圧トレーニングはダイエットに効果的』『○○を飲むと膝の痛みに良い』『○○と言う成分はシミに効く』などあげればキリがありません。

しかし、考えてみれば分かるように、『ガン』『ダイエット』によいとされる薬や商品はゴマンとありますが、今だにガンもなくならないし、肥満もなくならない。

なぜなら、原因はヒトそれぞれ。
それを、カタチだけ真似ても効くヒトもいれば、効かないヒトもいる。

隣りの人に効果があっても自分にあるとは限らないわけです。

そう言う意味でも、自分を知ると言う作業は、とても重要かつ、幸せに近づく道でもあると思うのです。
そんなときYoga哲学は、自分を知る近道を教えてくれるのかも知れません。

yamabech@MAYURA

プラーナ

2010-05-25 | Yoga

Yogaの呼吸法(プラナヤーマ)について、少し専門的なお話。

『瞑想に熟達したyogiはチッタ(心素)の調和を得るために呼吸を制御する。Veda聖典等の教えに従ってプラーナーヤーマ(呼吸法)を行い、ディヤーナ(瞑想)を行っている』Yoga Vasistha5.9.26

『プラーナの止滅はチッタ(心素)の働きの止滅とともにある。この時チッタの働きは平安になる。さらにそれを行う者に健康と繁栄と高い知的能力を授けてくれる』Yoga Vasistha5.9.27

プラーナを制御するためには、呼吸を制御し、瞑想を行う。
それにより、心の平安と健康と、知能が得られると言うわけです。

生気と言うのは、アゲアゲで元気なのが一番と思いきや、Yoga的には全くそうではない真逆の状態を求めているのです。

呼吸と言う自律神経で支配された働きを、自分の意思でコントロールすることで、精神的にもさまざまな変化を体感出来ますし、身体的にも健康に。。。

そんなYogaの深い部分にも触れながら、さまざまなYogaテクニックを体感出来るよう心がけてます。

yamabech@MAYURA


母校『福岡中央高校』2?年ぶり訪問。

2010-05-24 | 福岡・博多
所用で2?年ぶりに訪問した我が母校。福岡中央高校。

僕らの時は、ほぼ女子校だったけど、今は、男女半々。
僕らの時は、木造のギロチン窓で、雨が降るとバケツを置いた(雨漏りのため)ものだが、今は鉄筋。

そんな、学校の変遷をみれる展示室があったので、見せてもらいました。

サザエさんの長谷川町子さんをはじめ、芥川賞受賞作家の森禮子 さん、大道珠貴さん等が活躍しているそう。

タレントの森口博子さんは、僕の後輩にあたる。(ちなみに誕生月日が僕と同じ)


木造校舎の時代にあった茶室の欄間にはこんな模様が・・・

かなり変わってしまった我が母校ですが、校歌とともに、帰りがけに正門で一礼する伝統はまだ残っていました。
変わらない伝統に、ちょっとほっとしました。

授業の終了時に流れるアレ(普通のチャイムではなかったのです!)は今も流れているのだろうか???

yamabech@MAYURA

無我夢中

2010-05-22 | Yoga
無我夢中:ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま。
▽「無我」はもと仏教語。自分に捕らわれる心を超越した心。そこから自分を忘れる意。
「夢中」は物事にすっかり熱中して、他のことを考えられない状態。(goo辞書より転載)

この状態になるには、例えば苦行系の滝行や、山岳修行など肉体に過大な負荷をかけて得る方法もありますが、座禅や瞑想など、内的に得て行こうとする方法もあります。

逆に言うと、無我=自分の事すら忘れる状態は、そんなに簡単に得られるものではないと言う事です。

日常から『自分が・・・』と言う自我を出しすぎないように、相手の立場で物ごとを考える練習をすると、『無我』な心境は近いものになるかも知れませんね。



shudhananda@MAYURA

アウシュビッツの聖人 コルベ神父と長崎

2010-05-12 | LOHAS
1941年 アウシュビッツ収容所にて妻子ある男性の身代わりを申し出て、薬殺されたマキシミリアノ・コルベ神父をしのび、平和を考える催しがナガサキピースミュージアムで5/11~6/6(日)まで開催されているそうです。(場所など詳細は、リンク先でご確認を!)

他人の身代わりで命を投げ出す神父の無私の心はなかなか真似出来るものではありませんが、自分のことしか考えなくなり、結果、苦しんでいる昨今の人々に、何らかの生きるヒントを提案してくれるかも知れません。

yamabech@MAYURA

ザ・コーヴ&ビルマVJ消された革命

2010-05-08 | LOHAS

和歌山県太地町で行われているイルカ漁のドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』の全国ロードショーが決まったそうです。
日本国内外で賛否両論、大きな話題となり、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したこの映画。

ザ・コーヴ オフィシャルサイト

世界の主要国からは、閉ざされた港へイルカを追い込み、港全体が血の赤に染められるこの漁に対する激しいバッシングが起きました。
日本国内からは、日本の伝統漁に対する反日バッシングだと言う意見も出て国内の映画配給が出来なくなったり、その映像と同様、激しい意見がぶつかり合っています。

第82回アカデミー賞では、『ビルマVJ消された革命』と言うミャンマー軍事独裁政権の実態を描いた映画もノミネートされていたそうですが、こちらは人間が命の危険を顧みず取材した作品。こちらは閉ざされた国ミャンマーで人間の人権そのものを考えさせられる映画だそうです。ミャンマーでは取材中の日本人記者が射殺された事件も起きましたね。

僕は、まだ予告しか見ていないので、観てみたいと思います。
事実に目を向けて。。。


yamabech@MAYURA


変化するもの、しないもの。

2010-05-06 | Yoga
カタチがあるものは、時間とともに常に変化し続けるのが自然だし、変化しない方が非常に難しい。

YOGAのアサナは、歴史とともに変化してきましたが、哲学は全く変化していません。解釈の変化はあったものの、元々のサンスクリッド語原典は、変化のしようがないのです。

伊勢神宮は二十年毎に本殿を建て替える『式年遷宮』を繰り返し、『建築』と言う無形の技術を伝承させて来ましたが、新しく立て替えることで、昔と変わらない姿を我々に見せてくれるのです。だから、伝承もさらに確実になる。

ベートーベンの『運命』は、当時のテンポは、今のに比較して、相当スローだったそう。

こうやって、変化しながら生き続けるものと、全く変化しないまま生き続けるものがあるわけです。

心も常に変化し続けています。
しかし、全く変化しないものを見続ければ(意識し続ければ)心も変化しなくなるわけです。

これがYOGA哲学の目指すところでもあります。

カタチは、さまざまに変化させるが、根本の哲学は変えない。
そんな「理想」を追い求めているのです。。。

YAMABECH@MAYURA

Yoga Sutras of Patanjali 1-33 

2010-05-04 | Yoga

パタンジャリのYogaスートラ第1章33節より

1.33 MAITRI KARUNA NUDITOPEKSHANAM SUKHA DUHKHA PUNYAPUNYA VISHAYANAM BHAVANATAS CHITTA PRASADANAM.

幸せに親しみ、不幸を悲しみ、善行を喜び、悪行を見過ごすことでchitta(心の素)は清澄になる。

悪行を行う人はよく見かけるし、付き合わざるを得ない場面もあります。
そんなとき、いちいち腹を立てたり、「なんでそんなことするの?」と考えたりすると、心を無意味に動揺させることもあります。大した悪行でなければ、見過ごすということも必要なのですね。


参考までに、他の訳の例
『他人の幸福、不幸、善行、悪行に対するそれぞれの慈、悲、喜、捨の態度を養うことは、心素を清浄にさせる。』

Yogaの哲学は、アサナ(体操)のことは、全くと言ってよい位言及しておらず、人の心と瞑想の方法にフォーカスしてまとめられています。
難しいイメージがありますが、サンスクリット語を素直に訳すとシンプルで心のありようを良く理解出来ます。また、うまくできない場合のヒントも沢山あって、心が乱れたときに、とても使えるバイブルでもあります。


5/9(日)に、プチ講座をします。一般の方でも参加出来ますので、よかったらお越し下さいませ。(終了しました)


Shudhananda@MAYURA


四層目

2010-05-04 | Yoga

昨日は、言葉の三層構造と言うタイトルで書きました。
しかし、本当は、四層構造なんですね。

あと、ひとつは『無』音。
言葉を発していない音(無・空)にも意味があることが多いです。

よみ取るのは繊細な感覚と観察力と論理的思考法が必要かも知れませんが。。。

ところで、我々、インド哲学を学ぶと絶対に出て来るのがAUM(アウン、オウム)の音。
聖音とも言われるこの3音。
詳しい話しは、ここでは割愛しますが、これ、本当は4音あると言われています。
AUMの次に、4つ目に『無』音が入るそうで、「マーンドゥーキャ・ウパニシャド」に記述されているようです。(未確認)

多くのYOGAスタジオでもAUMを発声する機会もあるかと思いますが、Yogaスートラの中でのAUM、前述のウパニシャッドでのAUMには、明確なコンセプトが隠されていて、それを理解して発声するのと、そうでないのとでは、まるで違ったものになりそうです。

このような裏話(?)は、YTAのヨーガスートラ(5/9&5/20開催)や、僕の講座中にぽろっともらしますので、集中して聞き漏らさないように。(笑)

yamabech@MAYURA