うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

yoga スートラ 第2章第5節

2007-07-18 | Yoga
Anityasuci-duhkhanatmasu nitya-suci-sukhatmakhyatir avidya.

無智とは有限、不浄、苦、非我なるものを、無限、浄、楽、真我であると思う事である。

パタンジャリが編纂した(ヨガ)スートラ、ヨガのインストラクターは必ず読んだ事があるであろう教典ですね。
でも、これを誰でも分かるように解説するには、深いヨーガ哲学の勉強と豊富な人生経験が必要ではないかと常々思っています。

日本のヨガブームの中心になった、アシュタンガ・ヴィンヤサヨガのパタビジョイス師、アイエンガーヨガのアイエンガー師の師匠である、クリシュナマチャリヤ師は、ヒマラヤの行者からヨガを直接学んだと言われています。
そして、日本のラージャヨーガ第一人者である木村慧心先生の師匠であるシヴァラナンダ師も直接ヒマラヤの行者からヨーガを学んだと言われます。

ヒマラヤの行者は、いつも沈黙して座って(瞑想)いるそうですが、話す時はサンスクリッド語で話し、このスートラも暗記させられるとシヴァラナンダ師の著書(魂の科学)には書かれています。

そのシヴァラナンダ師の直系の弟子であり、このスートラを語らせると右にでるものはいない、日本ヨーガニケタンの木村慧心先生による、
スートラの講義を7月19日(木)16:30からマユーラの森 城南店で開催されます。
詳しくはmayulogホームページをご覧下さいませ。

主催:日本ヨーガニケタン
協力:マユーラの森

【お知らせ】
■キッズヨガ ティーチャーズトレーニング(全米ヨガアライアンス認定20時間)■7/29-20開催 受付中
詳しくはこちら

生と死。インドで感じるサントーシャ。

2007-07-12 | Yoga
1枚目は、バンガロール・アートオブリビンクアシュラムでの夕日。
写真では見えにくいが、沢山の色で雲を染める夕日。


2枚目は西ガート山脈上空8000メートルの夕日。
雲の中一瞬だけ拝めた。


誕生を朝日とするなら、死は夕日。
私たちは、いつか例外なく必ず死にます。

インドの思想家 クリシュナムルティーは・・・
『生の現実は無味乾燥な仕事の繰り返しであり、それは常に戦いや葛藤を伴うものである。生の現実は孤独の苦痛であり、貧富にまつわる悲惨とあさましさ、野心、自己満足の追求、成功と挫折、悲観などが我々の生のすみずみまで覆っている。
戦いの勝敗、果てしない快楽の追求、こうしたものを我々は人生と呼んでいる。
宗教的な生は彼岸(あの世)にはなく、人間の苦悩全体を抱えた此岸(この世)にある。』と言います。

インド・ガンジス川のほとりの街にバナラシと言う街があります。
ここで、生きるものはみな沐浴をしカルマを祓い、死しては火葬され、偉大なるガンガーに流されます。
インドは、生と死が見事に同居していると感じます。

『ヒアーサントーシャム』
ケララの言葉で『私は幸せよ!』と言う意味だが、現代の日本人の解釈する幸せとはちょっと違うようです。
インドで生きるには相当なエネルギーが必要。生活するだけでも、決して楽な環境ではない。
『どんな環境にあっても、幸せは心に中にある。心の中にある幸せを自分でみつけるものだ。』
そんな真意がある表現だそうな。

昔の日本人なら『常楽我浄』と言う禅の言葉で言い返せば理解出来たかも知れない。

あなたは幸せに生きてますか?

もし、不幸と感じるなら、今日1日だけでも幸せな部分を探して生きてみませんか?


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コーチン

2007-07-11 | Report
最初に言っておくが、名古屋コーチンではない。インド、ケララのコーチンです。


インドで最初に見た海。のどか。


チャイニーズ・フィッシング・ネット ガイドブックでは綺麗に写っているが、ゴミだらけで魚もあまり取れない。


オフシーズン(雨期)で閑散としたダッジパレス周辺の商店街。


ユダヤ人街(今や4所帯のみ)の鉄冊。ダビデの紋章が可愛い。



コーチンにもあるシュリシュリの事務所。南インドではすごい人気。



良心的な価格。親切なサービスのグランドホテル。MGロード沿いにある。
MGロードはインド中どこにでもある道路の名前で、インド独立の父『マハトマ・ガンジー』の略です。
日本も参議院選挙が間近ですが、ガンジーみたいな政治家出て来ないかな~・・・



ノスタルジックな写真だけど、れっきとした2007年6月撮影の写真。
こんなインドの風景も、高度成長と共にどんどん壊されてゆくのかも?

時代は流れるものだけど、古い文化と自然を大切に残してゆきたくないですか?
ヨガもアーユルヴェーダも、時代と共に変化していますが、変わらない原点みたいなものも、大切にすべきではないかと・・・
もちろん、日本の文化や精神も。

マユーラの森 oji-3

サンデーヨガ

2007-07-09 | Yoga
7月8日日曜日。今日はサンデーヨガの日。
参加する気まんまんで、10時すぎに城南店へ向います。

11時のクラス開始ですが、受付を手伝うためにちょっと早めに到着。

今日は、生徒さんも2週目にして増えて来て、そのため、事務手続きが多くて、私は結局クラスを受けれず。


途中から入るのは気が引けるので、会場前の整骨院さんで久しぶりに雑誌を読みあさる。

中からはmiyuki先生のインストラクションが聞こえてきます。
今日は呼吸法もしているみたい。。。気持ち良さそう。

来週は受けます。miyuki先生っ!


世界の車窓から~インド・雨期のケララ編~

2007-07-07 | Report
コーチンからトリヴァンドラムまでは『安全』な列車の旅。


線路保守のおじさん


ちょっと雨降るコーチン駅。45分遅れて来る列車。ここはインド。(笑)

  
2等寝台に乗り込む 全席自由。


窓には鉄格子が。もちろん、オープンエア。ケララの風景を肌で感じられる。


水田。ちょっと前の日本の風景みたい。


憧れのバックウォーター。ここを船で下る航路もある。次回は乗りたい。


南に下るにつれ雨がひどくなる。これが、私のデジカメ最後の一枚。
雨でやられて動作不能に。さらに、データの一部も消えてしまう。
しかし、後日、自然に機能回復。

帰りがけ、シンガポール・マーライオンで怒濤の雨。
帰国後、日本も本格的な梅雨。
そして、昨日今日は九州地方は大雨。四国に雨が降ったのは良かったけど、雨の降り方が極端です。

【雨男より緊急告知】

明日7/7(土)のロハス塾は、大雨が予測されるので休講と致します。
ご予約の皆様、申し訳ございません。
営業は通常とおり行います。


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インドの暴走バスっ。

2007-07-04 | Report
インドの交通事情が凄まじいのは、行った人ならご存じなはず。
今回のインドツアーで、ついに乗りました。ローカルバス。
窓は鉄格子のみで、風もホコリも、葉っぱも雨も入って来ます。


見てのとおり、立っている乗客もいるのに、アクセル全開、フルブレーキ、限界コーナリングをくり返す。
ちなみに、私は満席のため最後部でハードケースの上に座っていて、椅子(?)ごと何度が宙を舞った。


バスのフロントウインドウを見て欲しい。右側を走ってます。
クラクション鳴らしっぱなしで!2車線の道を80?/h位で!

インドは日本と同じ左側通行。
この写真を撮った時、前方には車が来てて、ぶつかる瞬間が撮れるかもと思ってシャッターを押したのですが、幸運にも対向車が路肩に避けてくれて生き延びました。(笑)

日本だったら、乗客の通報でパトカーが10台位で追跡しそうな勢いの運転。
もちろん、ドライバーはクビでしょう。

インドのバスの運転手側にも理由があって、売上によって収入が激変するために、定員オーバー&暴走しないと稼げない仕組みになってるみたいなのです。
国民が税金を払わないから、警察も少ないし、インフラの整備も悪いので、結果、危険なドライビングを止められないとも考えられます。


すべてを悟っているのか、こんな場面でもインド人の乗客は大人しいものです。(1時間半乗って300円位だから文句言えない?)

こんなところで、『全てを受け入れる』と言う、ヨガの精神を学ぼうとは。。。

ヨガと言えば、今日、テレビで日本の教育現場の取材をしていて、新人先生が小学生に『まえにならい!』をさせようとするけど、なかなかしない。
でも、ベテラン先生がすると全員がすぐに整列する!

マユーラの森では、数々のワークショップで著名な先生を経験して来ましたが、ベテランの先生はやはりどこかが違う。
指導方法もだが、一番違う点。それは『義務』を果たすところ。
何があっても、約束とおり来てクラスをしてくれます。

『あたり前っ!』と言う人もいるだろうが、それが出来ない『プロ』も多いのです。

この暴走バスの運転手さん。
確かにスリリングだったが、怪我もなく我々をちゃんと運んでくれた。プロです。
ただ、目的地には着かず、出発地に着いてしまった。

これは、乗るバスを教えてくれた、アレッピーのバスターミナルの職員のせい!?
こいつはプロじゃなかったのだろう。確かに、役職者みたいだった。
役職が上がるにつれ、どこの組織でも役に立たないものなのか?(汗)




本場 インド・ケララのアーユルヴェーダ体験!

2007-07-02 | Ayurveda
アーユルヴェーダ・スクールを見たあとは、徒歩5分程度の場所にある、関連のホスピタルへ。
古いけど、清掃もゆきとどいて静かで心地よい場所でしたよ。



     
基本的には滞在型の治療になり、インド国内はもとより、ヨーロッパ、アラブからの患者さんも多いそうです。
インドの医療技術は高いそうで、海外からの医療目的の滞在が増えているそうです。
アーユルヴェーダは神経系の疾患や慢性病などに評判なので、多くの人がインドへ訪れています。


こちらは、薬局。アーユルヴェーダの薬剤を処方せんに基づき渡してくれます。



オイルトリートメント時に使用する木製のベッド。最近はFRP製に変わって来ている。残念。


    
アーユル式スチームサウナ。薬草を混ぜた蒸気で蒸す。頭を決して暖めないのがミソ。
脳は熱に弱いのはご存じのとおり。頭寒足熱。

もっと詳しい脳と神経のお話はストレスセラピーの講座でお話しています。

■7/7(土)14:00~15:30 ロハス塾内でストレスセラピーの自己分析編を行います。
 脳や神経系の仕組みをその中でお話します。ヨガが意識に働きかける理由もこれで分かるかも?


ツインでアヴィヤンガをしてもらいました。ふたりとも9年位しているので上手。
マッサージ慣れしている人には心地よい強さ。
強すぎる時は弱めてくれます。
日本円で1500円程度。
これが観光客向けの施設になると2倍~10倍程度になることもある。
もちろん、価格が高い分、設備も良いけど。
でも、インドでは値段が高いからといって、それに見合うサービスが受けられるとは限らないのが面白い。
安いお店の方がずっと親切だったり。

ケララでは、ヨガもアーユルヴェーダも、重要な観光資源ですから次々と新規オープンがされてます。しかし、日本のお役所みたいに、ハコモノだけ作って中身がないところが沢山出来てるそう。

ここでも、重要なのは人材教育だそうで、インド人の教育は大変らしいけど、厳しくしている施設はちゃんと人気が続いているそうです。

どこでも一緒ですね。

次は『死の暴走バス』の話しでもしましょうかね。

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