第4作目です。
東都駿台(とうとすんだい)
東京都文京区本郷二丁目
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
駿台とは神田駿河台のことです。
地名の由来は、この土地が駿河城在番衆に与えられたためといわれます。
この一帯は高台で富士の眺望によく、幕臣の屋敷が多く、いかにも江戸らしい景観を
この一帯は高台で富士の眺望によく、幕臣の屋敷が多く、いかにも江戸らしい景観を
呈していました。
坂道を武士や行商人、巡礼者などが行き交っています。
坂道のわきに流れる川は神田川でしょうか。
右側の大きな屋根と川向こうの家並みの小さな屋根との対比、その遠方には富士が
白く、小さくそびえています。
北斎らしい画です。
少しアップしました。
原画です。
次作は、穏田の水車(おんでんのすいしゃ)です。
すごい水車が描かれています。どう作るか、自分ながら興味深々です。