「愛を読むひと」の原作「朗読者」を見つけました。帯で絶賛されていたし、映画もよかったので買ってきました。
それで読み始めたけれど、どうも進まない。
15歳の少年が21歳年上の女性に恋をして付き合い始めるのですが、学校帰りに、車掌をしている女性の帰りを待っていたり、両親が旅行に出ると一緒に自転車旅行に出掛けたりします。
それはいいのですが、一緒にお風呂に入ったり、ベッドに入ったりとにかく、この話が長い。女性(ハンナ)にせがまれて、毎日、本を読んで聞かせているので朗読者です。
(少し飽きてしまって)少年も初めてという「オデッセイア」を読んだと言うので、私もギリシャ神話を検索してみたりしていましたが。
こういう話が一章だけで1/3は占めていて、。読み飛ばすことも出来ないし(こういう名作が解らない年になったのかとも思うし)よく考えてみると、ハンナが失踪したところから、これはミステリで、結末を珍しく覚えているのがまずいのかも知れないと思ったり。この後の展開がわかるし、一番感動的で、ハンナの悲しみが伝わるところを見てしまった.姿を消したわけを知ってしまっている。
挙句にこんなに原作に忠実なら読まなかったのにと思いながらまだ側に置いて悩んでいるところです。わざわざ書くほどのこともないのですが。
また失敗したかなぁ、時間と本代と思って。
映画は戦争のためにいろいろあって(ネタバレみたいで書けないけど)悲しくて美しい優れた作品でした。
映画化された「愛を読むひと」の監督は、「イングリッシュ・ペイシェント」「コールドマウンテン」のアンソニー・ミンゲラ(早く亡くなってしまって残念)。「イングリッシュ・ペイシェント」は余り好きな映画ではなかったけれど、高く評価された作品でした。
主演はケイト・ウィンスレットとレイフ・ファインズ で、レイフ・ファインズがちょっと変人っぽくて?好きだし、でDVDで見て、とても悲しい話で後々まで尾を引いたのですが。
本は停止したままです('-'*)。
また、余計なお世話ですが、その時一緒に借りた「海を飛ぶ夢」は素晴らしい作品でした。
主演は「ノーカントリー」のハビエル・バルデムでしたが、脊椎損傷で首から下は動かなくなった男が死にとり付かれている時、介添え人と一緒に、一文字一文字、目を使って書いた話を映画化したものです。実話なのですが、感動しました。
もしまだでしたらオススメします。
ハビエル・バルデムは「ノーカントリー」でおかしな癖のある執拗な殺し屋を演じていた俳優で、この殺し屋はボンベが武器で殺しをコインで占ったり、狂気じみたところがまたおかしい味がある役でした。保安官の二つの夢も絡んでとても面白かったです。
コーエン兄弟の監督で、彼らは「ファーゴ」「処刑人」というオススメ映画も作っています。
雑談ばかりですが、庭に白花桜蓼が咲いていました。
少し早いようですが秋の花です。
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