Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

階段VSエレベーター:前篇

2014-08-10 04:23:31 | コラム
多少の「やせがまん」はあるが・・・
酷暑の日でも雨の日でも台風の日でも雪の日でも、チャリの運転そのものはたいして苦とは思わない。

繰り返す、多少の「やせがまん」はあるんだよ。


毎日の、苦―それは、運転を終えたあとに訪れる。

そこそこ質のいいチャリに乗っているため、自転車駐車場には置きたくない。
だから一台はベランダ、もう一台は玄関前に置いている。
つまりエレベーターなしの団地5階まで、チャリを運ばなければならない。

長距離移動を終えたばかりの火照った身体には、これが堪えるのだった。

アルミフレームだから、ママチャリに比べたら軽いけど。
それにこれは、有酸素運動である。
身体にはいいにちがいない。
だから苦しくても、身体にいいんだから! このあとビール呑めるんだから!! 思いっきり自慰出来るんだから!!! と自分を励まして懸命に上るのだ。


ところで階段もエレベーターも、使いようによっては映画に絶大な効果をもたらす。
2日にわたって、そんな「技あり!」の映画を選出してみよう。

今宵は、階段篇。

映画と階段―その筆頭は、なんといってもオデッサのシーンで有名な『戦艦ポチョムキン』(25)だろう。
クラシック過ぎると思うので、これだけは除外しておきたい。


(1)『ミラーズ・クロッシング』(90)

ギャングのボスを狙うふたりの殺し屋が、マシンガンを持ちながらゆっくりと階段を上がる。

コーエン兄弟らしい移動撮影によって、とても印象に残るシーンとなっている。

(2)『エクソシスト』(73)

神父がダイブする、あの「いわくつき」の階段。

(3)『蒲田行進曲』(82)

銀ちゃん! のためなら、格好よく階段落ちをキメるぜ!!

関係ないが自分にとって、「初」松坂慶子の作品。
じつをいうと、あんまり魅力的だとは思えなかったのだ。

(4)『アンタッチャブル』(87)

エイゼンシュタインに敬意を表して。

この映像設計は、「やっぱり」すごいと思う。




(5)『逃亡者』(93)

追われるものと、追うものと。

(6)『ロッキー2』(76)

このシーン、第一作目だと思っているひとが多いけど、ちがうよ。




(7)『その男、凶暴につき』(89)

妹と寝た男を、刑事のたけしが蹴り落とす。

(8)『風と共に去りぬ』(39)

転落して流産してしまう展開、ショックだった。

(9)『めまい』(58)

いわゆる「めまい」ショットで捉える、らせん階段。

(10)『フレンチ・コネクション』(71)

犯人を追いつめて、下から銃撃。
象徴的なシーンだから、そのままポスターにもなった。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『階段VSエレベーター:後篇』

コメント (1)
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