Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

外国女優別キャリア10傑(10)エレン・バーキン

2020-03-23 00:10:00 | コラム
~エレン・バーキンのキャリア10傑~

若いころは憎めないビッチ、
65歳になった現在は、不思議と知性をも纏うようになり、どんなキャラクターでも演じられるようになった。

昔は好きではなかったけど、いまは好き―そういう映画ファンも、多いんでない?

自分?

ずっと前から好きでしたわよ。


(1)『シー・オブ・ラブ』(89)

アル・パチーノと共演したサスペンス。

パチーノの煩悩を狂わせるほどのセックスアピール、全開。




(2)『シェスタ』(87)



シエスタとは、仏語で「昼寝」の意味。

日本版のもよいが、海外版のポスターは、より煽情的。

ジョディ・フォスターも出ています。


(3)『ジョニー・ハンサム』(89)

ミッキー・ローク主演の哀しき犯罪映画。

バーキンは、醜い主人公に「醜い!」といい放つ、サイアクなビッチを好演。


(4)『ダウン・バイ・ロー』(86)

ジム・ジャームッシュ、初期の代表作。

脱獄囚を描くコメディで、バーキンは出番は少ないものの、チャーミングな魅力を振りまいている。


(5)『スウィッチ/素敵な彼女?』(90)



バーキンの魅力が炸裂したコメディ。

性差別主義者が「おんな」に生まれ変わり・・・。


(6)『おわらない物語 アビバの場合』(2004)

戦いつづけるインディーズ作家、トッド・ソロンズによる実験映画。

主人公アビバの半生を、人種・性別・年齢のちがう8人の俳優が演じる。


(7)『ボーイズ・ライフ』(93)

デ・ニーロ、ディカプリオと共演。

デ・ニーロもバーキンも、レオくんをきっちりサポートしていてほんとうの親子に見えてくる。




(8)『ダイナー』(82)

ミッキー・ローク、スティーヴ・グッテンバーグ、ケヴィン・ベーコンと共演、
メリーランド州ボルチモアを舞台とした映画を撮り頭角を現した、バリー・レヴィンソンによる青春映画。

ぜんぜんビッチっぽくないバーキンも、なかなかよか。ですよ。


(9)『お気にめすまま』(92)



ジャック・ニコルソンと共演。

中年にさしかかってから、役の幅がグンと広がった感があり。

(10)『ザ・ファン』(96)

デ・ニーロ演じる主人公が、野球愛が高じて選手をストーキングしていく、トニー・スコットらしいサスペンス。

バーキンはデ・ニーロの別れた妻役、
売れる前のベニチオ・デル・トロ、ジャック・ブラックも出てくるよ。

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明日のコラムは・・・

『MIDNIGHT RUNNER』
コメント
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