Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(61)鶴田真由

2023-06-22 00:10:00 | コラム
~鶴田真由のキャリア10傑~

真由さん53歳、
若いころから落ち着いた感じの印象があって、


テレビドラマではいくつも代表作があるのに、どういうわけか映画キャリアはパッとせず。

脇では輝くキャラをものにしているのだけれど、主演が「ほぼ、ない。」のよね。

なんかもったいないなぁ、、、と思ってしまいます。


(1)『病は気から 病院へ行こう2』(92)

滝田洋二郎×一色伸幸によるブラックコメディの第2弾。

主演にキョンキョン、三上博史、真田広之。

真由さんは大きな役ではないが、印象に残る演技を披露。


(2)『就職戦線異状なし』(91)

実質的な映画俳優デビュー作。

就職活動に奔走する若者達(織田裕二、的場浩司、仙道敦子、坂上忍!など)を描いたライトコメディ。
ライトで済んだのは、それは現代じゃないからでしょう。
現代の就職活動を描くとなると、朝井リョウの『何者』みたいになる。


(3)『ほとりの朔子』(2014)

少女の青い春を繊細なタッチで描く深田晃司による佳作。

二階堂ふみがすべてのような映画ではあるが、いやいや叔母役の真由さんもよい感じでした。



(4)『海を駆ける』(2018)

日本・フランス・インドネシアの合作、監督は深田晃司。

たいして評判にはならなかったと記憶するが、スマトラ島を舞台にした人間ドラマ、すごく見応えありますよ。




(5)『沈まぬ太陽』(2009)

山崎豊子による大長編を202分かけて映画化。

オールスター出演の大作なので出番は少ないが、123便犠牲者の遺族をしっとりと演じた。

若松監督に恨みはないが、ほかのひとが演出していたら、もっと…と思わないでもない。


(6)『半落ち』(2004)

原作は横山秀夫、真由さんは新聞記者を演じていて、個人的にはこういう役をもっと見てみたいなぁと。。。


(7)『こはく』(2019)

井浦新、井浦の兄を「アキラ100%」こと大橋彰が演じたインディーズ。


(8)『カルテット!』(2012)

千葉県浦安市の市制30周年記念。
しかし撮影直前に3.11が発生、その後、なんとか完成にまで漕ぎつけた力作。

真由さんは、主演の高杉真宙・剛力彩芽の母親役。



(9)『64―ロクヨン―』(2016)

横山秀夫(まただ!)による推理小説を二部作で映画化、監督は瀬々敬久。

真由さんは「ロクヨン捜査班」のひとり。



(10)『きけ、わだつみの声 Last Friends』(95)

学徒兵の遺稿集『きけ わだつみのこえ』を映画化、主演に織田裕二・風間トオルら。

誠実な映画だとは思う、しかしなぜ「Last Friends」という副題をつけちゃったんだろう。



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明日のコラムは・・・

『北海道からのプレゼント^^』
コメント (2)
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