Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(63)洞口依子

2023-06-29 00:10:00 | コラム
~洞口依子のキャリア10傑~

洞口さん58歳、黒沢清のミューズ。

自分が映画を好きになったころは「ちょっとエッチなおねいさん」として知られていたが、


デビュー作は置いておいて、「ほぼ端役」のキャリアを築く。
「ちょっとしか出てこない」のに、なんか気になる存在。

そんなキャリアを築きつづけ、ついにはスコセッシの映画にも出演。
やはり「ちょっとしか出てこない」役ではあったが、すごいなって思います。

多くの映画監督が「ちょっとしか出てこない」役に起用したくなるのも、なんとなく分かるなぁ^^


(1)『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(85)

映画俳優デビュー作。


ほとんどポルノのような創りだが、ぎりぎり一般映画。
というか黒沢さんはポルノのつもりで撮ったものの、納品拒否されたのだとか。。。


(2)『CURE』(97)

黒沢清の傑作サスペンス。

依子さん、映画の異様な雰囲気づくりに「大」貢献している。



(3)『タンポポ』(85)

そう、謎の海女です。



(4)『スワロウテイル』(96)

岩井俊二の快作。
依子さんは、バンド「YEN TOWN BAND」のマネージャー。


(5)『マルサの女2』(88)

伊丹十三の代表作。

鬼沢(三國連太郎)の「少女」愛人を演じる。
異様だったなぁ。。。



(6)『カリスマ』(99)

周囲の木々を枯らしてしまう奇妙な木「カリスマ」をめぐる、黒沢清の最高傑作。



(7)『あした』(95)

大林宣彦による群像ファンタジー。

歌舞伎町の劇場で観たのだけれど、この回、複数の痴漢が出現し2度も上映が中断した、、、という奇妙な思い出がある。


(8)『君は裸足の神を見たか』(86)

イマヘイ率いる日本映画学校(現・日本映画大学)産、じつに誠実な青春映画で洞口さんはヒロインを好演。

じつは、あの出川さんのデビュー作でもあります。



(9)『富江』(99)

タイトルロールを菅野美穂が演じたホラー。
依子さんは、精神科医を演じる。


(10)『沈黙 ―サイレンス―』(2016)

キチジロー(窪塚洋介)の母を演じる。

よーーーーーく観てないと、気づきませんよ!(^^;)(^^;)

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『麺も米も「かため」です^^』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする