Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(111)ジェフ・ダニエルズ

2023-12-13 00:10:00 | コラム
55年2月19日生まれ・68歳。
アメリカ出身。

アクションもコメディもホームドラマも器用にこなすダニエルズさん、主に90年代に活躍したひとで、キアヌやジム・キャリー、デミ・ムーア、ウィノナ・ライダーなどスターと共演し、彼ら彼女らをきっちり引き立ててくれました。
本人だって無個性というわけでもないのにね、ただ彼ら彼女らのほうは超のつく個性派だから、役回りとしてはそうなってしまうのでしょうね。。。


※「ハリー、なぜ俺はこんなことを?」
「退職金と、安物の金時計をもらうためだよ」
「なるほどね」



<経歴>

セントラル・ミシガン大学卒。

映画俳優デビュー作は、81年のミロス・フォアマン監督作『ラグタイム』。

『愛と追憶の日々』(83)、
ウディ・アレンの傑作『カイロの紫のバラ』(85)では、スクリーンの向こう側からヒロインのミア・ファローに話しかけるハンサムな俳優を好演。
つづくジョナサン・デミによる快作『サムシング・ワイルド』(86)で初主演を果たし、
再びアレンの『ラジオ・デイズ』(87)、昆虫パニック『アラクノフォビア』(90)、

ウィノナ・ライダーと共演した『悲しみよさようなら』(90)、


デミ・ムーアと共演した『夢の降る街』(91)などなど、興行成績とは無縁のところで、映画ファンにとって「ちょっと気になるひと」みたいなキャリアを築きつづける。

そして、いよいよ当たり年の94年―大ヒットアクション『スピード』ではキアヌの相棒ハリーを演じ、いっぽうで、『ジム・キャリーはMr.ダマー』ではキャリーに負けぬ「イカレ演技」を披露して映画ファンを驚かせる。

本人が楽しそうなのでホッとしますが、これ観たときは正直「いいのかな?」と思いましたよ(^^;)(^^;)



ただそれ以上にお薦めなのが、96年の『グース』。

カナダガンとの触れ合いで成長していくアンナ・パキンの父親を好演しています、映画もとってもすばらしいのです!!



そのほかの作品に・・・
『カラー・オブ・ハート』(98)、
ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープそれぞれに演技賞をあげたい傑作『めぐりあう時間たち』(2002)、
ジョージ・クルーニー監督作『グッドナイト&グッドラック』(2005)、
『LOOPER/ルーパー』(2012)、
『スティーブ・ジョブズ』(2015)ではジョブズの盟友ジョン・スカリーを、『オデッセイ』(2015)ではNASA長官を演じる・・・って、そうか、年齢的にドンを演じる機会が増えているってことですね、
もう、スターを引き立てるポジションのひと。ではないようです!!

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(112)ジェフ・ブリッジス』
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