泣き脅し、を意図するわけではありませんが。。。
当方、頗る体調が悪く(コロナじゃありません)4日間にわたる映画回顧の原稿を仕上げるために、けっこうな量の薬を飲んで臨む状態で。
こんな思いをして原稿を仕上げるのは、新人ライターのころ以来かな!
尤も当時は体調不良ではなく単に原稿が埋まらなくて焦っていただけ、、、だけれど!!
結果、ここ数日のブログ来訪者は驚異的な数字をたたき出しています、たぶん桁的に初めてかなと。
ムリをして更新した甲斐がありました、少しずらそうとしていたからね。
多くのひとに読んでもらうことはうれしい、
ただもうちょい先のワガママをいわせていただければ、読んだひとのハートに刺さってくれればいいな……と。
それでは、本年の映画界を回顧していきましょう。
①東京現像所の閉鎖
ポストプロダクション(=映画創りの仕上げ工程)の世界では、イマジカと並んで最大手だった。
自分は20年ほど前にデジタル補整チームの一員として働く―そう、すでにそのころにはフィルム現像ではなく、デジタル方面で稼いでいたってことなのですね。
しかしデジタルであれば東現がいちばん!というわけでもない。
だからこそ事業を畳んだのかな・・・。
②ハリウッドのストライキ
組合がしっかり機能している国なので驚くべきことではないが、今回は待遇やギャランティではなく「AIに仕事を奪われないための権利保障」であるところが新しいし、問題が深刻化複雑化する前に動いてなんとかしようとする姿勢は、見習うべきですね。
③ワインスタイン以後の展開
あきらかに「以後」を意識した映画が沢山創られている。
自分のベストには『ウーマン・トーキング』を選んだが、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』は「まんま」あの事件を描いた。
たとえば旧ジャニーズ事件を映画化したとして、関係者全員を実名で描くことが出来るのか。
この映画は、そういうことをやってのけている!!
④リバイバルの流行
大きな理由がふたつあって。
ひとつは、コロナショックにより新作映画の公開が激減してしまったことによる。
もうひとつは、デジタル化が容易になったため、ソフト化するにしても「その前にいちど劇場でかけるか?」みたいな乗りが出来たこと。
とってもありがたいことです^^
今回のベスト15、重たい題材を扱ったものが多く、自分は相変わらずだなと苦笑してしまいます。
これは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を繰り返し観ながら痛感したことなのですが、あぁこの世は素晴らしい! 生きるって素敵だ!!というような、ヒトが生きる道を全肯定する物語よりも、ヒトってそもそも愚かなんだよ…そう、ここから始まる物語に魅かれるんだなと。
映画がきちんとそういうところに光を照らすかぎり、自分は映画ファンでありつづけることでしょう。
~2023映画のベスト15~
①フェイブルマンズ
②キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
③福田村事件
④VORTEX
⑤ザ・ホエール
⑥ベネデッタ
⑦君たちはどう生きるか
⑧ほかげ
⑨ウーマン・トーキング
⑩月
⑪TAR/ター
⑫怪物
⑬正欲
⑭AIR/エア
⑮エヴリシング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス
(次点)花腐し、ベイビーわるきゅーれ2ベイビー、モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン、翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~、首
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『未定です。』
当方、頗る体調が悪く(コロナじゃありません)4日間にわたる映画回顧の原稿を仕上げるために、けっこうな量の薬を飲んで臨む状態で。
こんな思いをして原稿を仕上げるのは、新人ライターのころ以来かな!
尤も当時は体調不良ではなく単に原稿が埋まらなくて焦っていただけ、、、だけれど!!
結果、ここ数日のブログ来訪者は驚異的な数字をたたき出しています、たぶん桁的に初めてかなと。
ムリをして更新した甲斐がありました、少しずらそうとしていたからね。
多くのひとに読んでもらうことはうれしい、
ただもうちょい先のワガママをいわせていただければ、読んだひとのハートに刺さってくれればいいな……と。
それでは、本年の映画界を回顧していきましょう。
①東京現像所の閉鎖
ポストプロダクション(=映画創りの仕上げ工程)の世界では、イマジカと並んで最大手だった。
自分は20年ほど前にデジタル補整チームの一員として働く―そう、すでにそのころにはフィルム現像ではなく、デジタル方面で稼いでいたってことなのですね。
しかしデジタルであれば東現がいちばん!というわけでもない。
だからこそ事業を畳んだのかな・・・。
②ハリウッドのストライキ
組合がしっかり機能している国なので驚くべきことではないが、今回は待遇やギャランティではなく「AIに仕事を奪われないための権利保障」であるところが新しいし、問題が深刻化複雑化する前に動いてなんとかしようとする姿勢は、見習うべきですね。
③ワインスタイン以後の展開
あきらかに「以後」を意識した映画が沢山創られている。
自分のベストには『ウーマン・トーキング』を選んだが、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』は「まんま」あの事件を描いた。
たとえば旧ジャニーズ事件を映画化したとして、関係者全員を実名で描くことが出来るのか。
この映画は、そういうことをやってのけている!!
④リバイバルの流行
大きな理由がふたつあって。
ひとつは、コロナショックにより新作映画の公開が激減してしまったことによる。
もうひとつは、デジタル化が容易になったため、ソフト化するにしても「その前にいちど劇場でかけるか?」みたいな乗りが出来たこと。
とってもありがたいことです^^
今回のベスト15、重たい題材を扱ったものが多く、自分は相変わらずだなと苦笑してしまいます。
これは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を繰り返し観ながら痛感したことなのですが、あぁこの世は素晴らしい! 生きるって素敵だ!!というような、ヒトが生きる道を全肯定する物語よりも、ヒトってそもそも愚かなんだよ…そう、ここから始まる物語に魅かれるんだなと。
映画がきちんとそういうところに光を照らすかぎり、自分は映画ファンでありつづけることでしょう。
~2023映画のベスト15~
①フェイブルマンズ
②キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
③福田村事件
④VORTEX
⑤ザ・ホエール
⑥ベネデッタ
⑦君たちはどう生きるか
⑧ほかげ
⑨ウーマン・トーキング
⑩月
⑪TAR/ター
⑫怪物
⑬正欲
⑭AIR/エア
⑮エヴリシング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス
(次点)花腐し、ベイビーわるきゅーれ2ベイビー、モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン、翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~、首
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明日のコラムは・・・
『未定です。』