49年12月4日生まれ・73歳。
アメリカ出身。
実績は申し分ないのにオスカーとは無縁のキャリアを築きつづけた…のは、おそらく「ジャンル映画をメイン」としていたから。
多くのメディア関係者が同じように思っていたようで、「ハリウッドで最も過小評価されている俳優」ランキングでは何度も上位に選出されていました。
2009年、ブリッジスさんの手にやっとオスカー像が。
笑顔が、笑い声が、ほんとうに、ほんとうにうれしそうで。
もうこれ観てるとね、泣けてきて泣けてきて・・・。
<経歴>
父親ロイド(中央)、兄貴ボー(左)も俳優。
環境的に子役からスタートするのは自然な流れでしょう、多くのテレビ映画に出演し、青春映画『ラスト・ショー』(71)では多くの同世代俳優と共演するも「なんとなく年上」に見えるのはそのキャリアゆえか。
イーストウッドと共演、監督がマイケル・チミノというのがオドロキな『サンダーボルト』(74)、
『キングコング』(76)、
いまはもう誰も失敗作とはいわないと思う、まちがいなく80年代ハリウッドを代表する名画『天国の門』(80)、
『トロン』(82)などなど、映画の内容ではないところで話題になる作品が多く、ここまではたしかに「ふわふわ…」したところはあったかも。
『カリブの熱い夜』(84)、
日本でも何度もテレビ放映されていた時期があり、ゆえにブリッジスの映画では「かなりポピュラー」になった佳作『スターマン/愛・宇宙はるかに』(84)、
『白と黒のナイフ』(85)、『800万の死にざま』(86)、熟女ジェーン・フォンダにドキドキしちゃう『モーニングアフター』(86)、
転機は、おそらく88年の『タッカー』。
コッポラの映画としては忘れられがちですが、常に笑顔を忘れぬ自動車王プレストン・トマス・タッカーを熱演していてグッとくるところがありました。
兄貴と共演した『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)、
メディアを介した煽り言葉が起こす事件―という意味では現代でも刺さるであろう『フィッシャー・キング』(91)、
『フィアレス』(93)、『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(94)、『白い嵐』(96)、
コーエン兄弟による、観たもの全員がハッピーになるコメディ『ビッグ・リボウスキ』(98)、
いっぽうで「後味、サイアク」な映画として名高い『隣人は静かに笑う』(99)。
・・・うん、これだけ出ていて演技賞にかすりもしないって、やっぱりヘンだぜアカデミー協会さんよ!!
『シービスケット』(2003)、『アイアンマン』(2008)。
2009年、『クレイジー・ハート』で「やっと」オスカー主演賞受賞。
遅い。
あまりにも、遅いぜよ。。。
これいっちゃオシマイなのだけれど、最新技術より安い感じのオリジナルのほうが味わい深かった『トロン:レガシー』(2010)、
ジョン・ウェインの当たり役を現代っぽく改変した『トゥルー・グリット』(2010)、
近作に・・・
『最後の追跡』(2016)や『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)、『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)など。
80歳を過ぎている兄貴も元気です、もういっちょ共演作が観たいかな^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(113)ジェフリー・ラッシュ』
アメリカ出身。
実績は申し分ないのにオスカーとは無縁のキャリアを築きつづけた…のは、おそらく「ジャンル映画をメイン」としていたから。
多くのメディア関係者が同じように思っていたようで、「ハリウッドで最も過小評価されている俳優」ランキングでは何度も上位に選出されていました。
2009年、ブリッジスさんの手にやっとオスカー像が。
笑顔が、笑い声が、ほんとうに、ほんとうにうれしそうで。
もうこれ観てるとね、泣けてきて泣けてきて・・・。
<経歴>
父親ロイド(中央)、兄貴ボー(左)も俳優。
環境的に子役からスタートするのは自然な流れでしょう、多くのテレビ映画に出演し、青春映画『ラスト・ショー』(71)では多くの同世代俳優と共演するも「なんとなく年上」に見えるのはそのキャリアゆえか。
イーストウッドと共演、監督がマイケル・チミノというのがオドロキな『サンダーボルト』(74)、
『キングコング』(76)、
いまはもう誰も失敗作とはいわないと思う、まちがいなく80年代ハリウッドを代表する名画『天国の門』(80)、
『トロン』(82)などなど、映画の内容ではないところで話題になる作品が多く、ここまではたしかに「ふわふわ…」したところはあったかも。
『カリブの熱い夜』(84)、
日本でも何度もテレビ放映されていた時期があり、ゆえにブリッジスの映画では「かなりポピュラー」になった佳作『スターマン/愛・宇宙はるかに』(84)、
『白と黒のナイフ』(85)、『800万の死にざま』(86)、熟女ジェーン・フォンダにドキドキしちゃう『モーニングアフター』(86)、
転機は、おそらく88年の『タッカー』。
コッポラの映画としては忘れられがちですが、常に笑顔を忘れぬ自動車王プレストン・トマス・タッカーを熱演していてグッとくるところがありました。
兄貴と共演した『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)、
メディアを介した煽り言葉が起こす事件―という意味では現代でも刺さるであろう『フィッシャー・キング』(91)、
『フィアレス』(93)、『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(94)、『白い嵐』(96)、
コーエン兄弟による、観たもの全員がハッピーになるコメディ『ビッグ・リボウスキ』(98)、
いっぽうで「後味、サイアク」な映画として名高い『隣人は静かに笑う』(99)。
・・・うん、これだけ出ていて演技賞にかすりもしないって、やっぱりヘンだぜアカデミー協会さんよ!!
『シービスケット』(2003)、『アイアンマン』(2008)。
2009年、『クレイジー・ハート』で「やっと」オスカー主演賞受賞。
遅い。
あまりにも、遅いぜよ。。。
これいっちゃオシマイなのだけれど、最新技術より安い感じのオリジナルのほうが味わい深かった『トロン:レガシー』(2010)、
ジョン・ウェインの当たり役を現代っぽく改変した『トゥルー・グリット』(2010)、
近作に・・・
『最後の追跡』(2016)や『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)、『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)など。
80歳を過ぎている兄貴も元気です、もういっちょ共演作が観たいかな^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(113)ジェフリー・ラッシュ』