さぁ年末、いわゆる「サボりコラム」のスタートです(^^;)
年末は「脚本を学べる映画」、年始は「演出を学べる映画」でいってみましょう。
どれもこれも王道ですが、古典と呼ばれるものはいつの時代だって最強最良の教科書、、、ということなのです。
『生きる』(52)
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小國英雄
主演:志村喬、小田切みき、伊藤雄之助
黒澤自身が「語りたくない、失敗作だ」と発言したこと、自分も初見は主人公の渡邊勘治さんの「あのー、そのー」にイライラして好きになれなかったこと―は、何度も記していますが。
歳を取る毎に、繰り返し鑑賞する毎に、どんどんどんどん好きになっていく不思議な映画です。
胃がんであることを知った主人公の後半生を描くヒューマンドラマー表向きはそうですが、ミステリー仕立てで展開される後半こそ鍵なのですよね。
主人公がこの世に存在しなくなってから話が進む構成に、脚本を学び始めた自分はショックを受けました。
黒澤は、自身の脚本能力を過信していなかった。
この構成はきっと、脚本担当が複数だったからこそ出来上がったものでしょう。
菊千代のキャラクターも、何人もの才人が頭を悩ませて創出したっていってますもんね!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『年末企画 脚本を学べる映画②』
年末は「脚本を学べる映画」、年始は「演出を学べる映画」でいってみましょう。
どれもこれも王道ですが、古典と呼ばれるものはいつの時代だって最強最良の教科書、、、ということなのです。
『生きる』(52)
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小國英雄
主演:志村喬、小田切みき、伊藤雄之助
黒澤自身が「語りたくない、失敗作だ」と発言したこと、自分も初見は主人公の渡邊勘治さんの「あのー、そのー」にイライラして好きになれなかったこと―は、何度も記していますが。
歳を取る毎に、繰り返し鑑賞する毎に、どんどんどんどん好きになっていく不思議な映画です。
胃がんであることを知った主人公の後半生を描くヒューマンドラマー表向きはそうですが、ミステリー仕立てで展開される後半こそ鍵なのですよね。
主人公がこの世に存在しなくなってから話が進む構成に、脚本を学び始めた自分はショックを受けました。
黒澤は、自身の脚本能力を過信していなかった。
この構成はきっと、脚本担当が複数だったからこそ出来上がったものでしょう。
菊千代のキャラクターも、何人もの才人が頭を悩ませて創出したっていってますもんね!!
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明日のコラムは・・・
『年末企画 脚本を学べる映画②』