ぶるーべるべっ「と」→「と」っとちゃんねる
しりとり、今年の最終回です。
イオンモール座間で警備員として働いていたとき、テレビ番組のロケで黒柳徹子さんが来館しました。
裏口から入ってきたときは車椅子に乗っていたのに、収録が始まると「シャキッと」立っていて、なんかちょっと感動した思い出があります。
そんな徹子さんの自伝エッセイ『窓ぎわのトットちゃん』がアニメーションで映画化され、現在公開中です。
これ傑作、「アニメだから」とか「絵柄が好みじゃない」という理由で観ないという選択をしてしまうと、かなり後悔されると思いますよ。
自分も「今年はもう新作は観ない」と決めていたのだけれど、SNSを中心に異様な盛り上がりを展開していて「これはひょっとして…」と思い、先週時間を作って鑑賞、たまげました。
ぜひ観てください!!
さて。
黒柳さんの幼少期を綴った原作は大ベストセラーを記録しましたが、その続編として84年に発売されたのが『トットチャンネル』。
テレビ草創期を活写した青春喜劇で、サクサク読める佳作です。
87年―わが永遠のアイドル・斉藤由貴を主演にして大森一樹が映画化。
(ちなみに…同じ原作をもとにしたドラマが2016年の『トットてれび』で、主演は満島ひかり)
由貴リストですから、公開初日に観に行きましたがな^^
渡辺典子や村上里佳子、網浜直子に髙嶋政宏―というのが時代よのぉ!と思っちゃいますが、そろそろ(由貴さんのコメディエンヌとしての才能と同様に)大森一樹が再評価されてもよいころだと思います。
享年70歳。
去年末に鬼籍に入った職人監督、ただ新人だったころは割と作家性の強いひとで、新世代の旗手的存在でした。
シナリオ作家の登竜門とされる城戸賞を受賞して鮮烈デビューを果たし、自身の経験をもとにした『ヒポクラテスたち』(80)で数々の映画賞を受賞する。
じつは映像とは相性が悪い村上春樹作品の映画化に挑むいっぽうで、吉川晃司を主演としたアイドル映画をソツなくこなす。
86年―『恋する女たち』で初めて由貴さんを起用し、ライトコメディが得意であることを「周囲と自身」が気づく。
『トットチャンネル』は2本目のタッグ作で、同年には 3本目のタッグ『「さよなら」の女たち』も発表。
いずれもじつに観易い佳作に仕上がってます、とくに『恋する女たち』が!
怪作+珍作と評されることの多い『ゴジラVSビオランテ』(89)も、自分は好きですね。
しかし90年代に入ると(作品はコンスタントに発表されるものの)不振がつづく。
もっと大森さんに適した企画だってあったはずなんだけれどな、95年に発表された『緊急呼出し エマージェンシー・コール』を観ると、ほんとうはもっと、こういう真面目な医療モノを撮りたかったんだろうな、、、と思うのです。
来年のしりとりは・・・
とっとちゃんね「る」→「る」ーしーりゅー。
からです^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『本音をいえば、ケンタは「それ以前・それ以後」のほうが(^^;)』
しりとり、今年の最終回です。
イオンモール座間で警備員として働いていたとき、テレビ番組のロケで黒柳徹子さんが来館しました。
裏口から入ってきたときは車椅子に乗っていたのに、収録が始まると「シャキッと」立っていて、なんかちょっと感動した思い出があります。
そんな徹子さんの自伝エッセイ『窓ぎわのトットちゃん』がアニメーションで映画化され、現在公開中です。
これ傑作、「アニメだから」とか「絵柄が好みじゃない」という理由で観ないという選択をしてしまうと、かなり後悔されると思いますよ。
自分も「今年はもう新作は観ない」と決めていたのだけれど、SNSを中心に異様な盛り上がりを展開していて「これはひょっとして…」と思い、先週時間を作って鑑賞、たまげました。
ぜひ観てください!!
さて。
黒柳さんの幼少期を綴った原作は大ベストセラーを記録しましたが、その続編として84年に発売されたのが『トットチャンネル』。
テレビ草創期を活写した青春喜劇で、サクサク読める佳作です。
87年―わが永遠のアイドル・斉藤由貴を主演にして大森一樹が映画化。
(ちなみに…同じ原作をもとにしたドラマが2016年の『トットてれび』で、主演は満島ひかり)
由貴リストですから、公開初日に観に行きましたがな^^
渡辺典子や村上里佳子、網浜直子に髙嶋政宏―というのが時代よのぉ!と思っちゃいますが、そろそろ(由貴さんのコメディエンヌとしての才能と同様に)大森一樹が再評価されてもよいころだと思います。
享年70歳。
去年末に鬼籍に入った職人監督、ただ新人だったころは割と作家性の強いひとで、新世代の旗手的存在でした。
シナリオ作家の登竜門とされる城戸賞を受賞して鮮烈デビューを果たし、自身の経験をもとにした『ヒポクラテスたち』(80)で数々の映画賞を受賞する。
じつは映像とは相性が悪い村上春樹作品の映画化に挑むいっぽうで、吉川晃司を主演としたアイドル映画をソツなくこなす。
86年―『恋する女たち』で初めて由貴さんを起用し、ライトコメディが得意であることを「周囲と自身」が気づく。
『トットチャンネル』は2本目のタッグ作で、同年には 3本目のタッグ『「さよなら」の女たち』も発表。
いずれもじつに観易い佳作に仕上がってます、とくに『恋する女たち』が!
怪作+珍作と評されることの多い『ゴジラVSビオランテ』(89)も、自分は好きですね。
しかし90年代に入ると(作品はコンスタントに発表されるものの)不振がつづく。
もっと大森さんに適した企画だってあったはずなんだけれどな、95年に発表された『緊急呼出し エマージェンシー・コール』を観ると、ほんとうはもっと、こういう真面目な医療モノを撮りたかったんだろうな、、、と思うのです。
来年のしりとりは・・・
とっとちゃんね「る」→「る」ーしーりゅー。
からです^^
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明日のコラムは・・・
『本音をいえば、ケンタは「それ以前・それ以後」のほうが(^^;)』