Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(180)坂上忍

2013-01-22 00:15:00 | コラム
67年6月1日生まれ・現在45歳。
西荻窪出身。

公式ブログ・・・ブログタイトル、そのまんまじゃん! ってね


「そんなんじゃ、人生楽しくないじゃん!」
「楽しく生きたくないの! ちゃんと生きたいの!」

このことばのとおりだったかどうかは忘れたけれど、某バラエティ番組で某タレントと坂上忍(さかがみ・しのぶ)さんがそんな会話を展開していて、大爆笑したことがあります。

日に何度も風呂に入る。
日に何度もパンツを穿き替える。
1度汗を拭ったタオルは、すぐ洗濯機に。

そんな坂上さんの「超」のつく潔癖症について、某タレントが「息苦しい、楽しくない」と。

坂上さんには負けますが、そこそこの潔癖症である自分は「ちゃんと生きたい」に笑いつつ、この気持ちが「よーく」分かったりします。

分かるのだけれども、
それでいて坂上さんは「大晦日、その年に稼いだ金の残金をすべてギャンブルに充てる」ということをずっと繰り返していて、あれ、ちゃんと生きるんじゃなかったの? みたいな笑

そんな矛盾している感じの坂上さんが、人間らしくて好きです。
好きなのですが、俳優として語ろうとすると、なかなかにコマリモノで。
本人のキャラが立ち過ぎていて、俳優キャリアが「ぼんやり」としか見えてこなかったりするからです。





<経歴>

子役上がり―なのですが、当時はそこそこの人気を博していたはずなのに、この経歴を知らないひと、けっこう多いみたいです。
その経歴ゆえでしょう、2009年には『「アヴァンセ」キッズアクタープロダクション』を開校、自ら講師も担当し子役の発掘を始めています。

子役時代を含めてテレビドラマの出演作多数ですが、ここでは映画のみで。

映画俳優デビュー作は、83年の『ションベンライダー』。
やはり子役だった永瀬正敏も出演している、相米慎二らしさに溢れた少年映画の佳作です。

べつに嫌味でも悪口でもないのですが、坂上さんの代表作を挙げるとなると・・・
ひょっとすると、このデビュー作になってしまうのかもしれません。

ほかに『魔の刻』(85)、『スケバン刑事』(87)、『ダウンタウン・ヒーローズ』(87)や『就職戦線異状なし』(91)、『課長島耕作』(92)などにも顔を出してはいますが、すべて観ているのに、坂上さんがどんな役柄だったか覚えていませんし・・・。

97年、『30 ―thirty―』で唐突に映画監督デビューを果たす。
小島聖がヒロインとして好演していること以外、(これまた)記憶には残っていない作品ですが、監督業が気に入ったようで・・・
2000年にはロードムービーの『ジャンク・フード・ジェネレーション』、
2004年にはR-18指定の『John and Jane Doe』、
2009年には名作『女殺油地獄』に挑戦、

俳優業とタレント業の合間を縫って、コンスタントに映画を発表し続けています。

はっきりいえば、演出はけっして巧くはありませんが、繰り返すことによって「なにか」をつかむこと、、、があるのかもしれません。

なんか自分、エラソーですけれど。
それは、いつものことか。

俳優としてほかの出演作に・・・
『北京原人 Who are you?』(97)、『シェアハウス』(2011)など。


どうせ監督をやるのなら、
ギャンブル映画か、潔癖症の病的な世界を描くもの―そういうのをやればいいと思うのですけれどね。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(181)坂口憲二』

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1 コメント

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なんか生き残ってます (夢見)
2013-01-22 08:31:09
女性は芸能界でそこそこ生き残っても 男性の子役出身俳優はいつの間にか消える 転職する方も多いから

バラエティー番組にも居場所

いつか監督としても化けるかもしれませんね
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