Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

この米、おろそかには喰わぬぞ!

2024-01-26 00:10:00 | コラム
バカ舌ゆえ、どんな米でも「米でさえあれば」満足出来るものだと思っていた。

炊飯器だって同様、炊ければいいっしょ?なにさ踊り炊きって??みたいな。


そういうわけではないってことが、この歳になってやっと分かってきたというか。。。


コロナ以降、経済的にきつい状態がつづいて米のランクを少し落としたのね。

そしたら、ぜんぜん美味いと思えなくなった。
3合炊けば3合まるごと平らげるほど食いしん坊だったのに、残すようになってしまった。

食が細くなったわけじゃない、美味しくないから残す。
残す度ラップにくるんで冷凍化。
それがいくつも出来ると、チャーハンにする。
まぁ、チャーハンにすればなんとか喰える。

で、やっと経済的に落ち着いてきたので米を元のレベルのに戻した。

・・・美味い!

さらに炊飯器を買い替え。

・・・もっと美味い!!

そうか、そういうことだったのか、、、と。


安かろう悪かろう。ではないけれど、
やっぱり値の張るものは「それなりのもの」なのだねぇ!!



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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(95)満島ひかり』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(490)

2024-01-25 00:10:00 | コラム
がんた「い」→「い」まむらしょうへい

イマヘイこと今村昌平は、昭和の日本映画界を代表する存在―であるにもかかわらず、すべての映画ファンが通る道とはいえない、、、のは、観ていて「確実に汗をかく」作風だからでしょう。

その汗も爽やかなものではなく、ねっとり・じっとりとしている。

日本の土着性に向き合い生と性を見つめる―イマヘイはその作風を自ら「重喜劇」と呼び、ヒトってそんなえらいものじゃないよ・基本はしょうもないイキモノなんだ。という物語を紡ぎつづけた。
観るひとを選ぶから興行面では苦戦、ゆえに潤沢な資金にも恵まれず赤貧に喘ぎながらの創作であった、
カンヌでは2度のパルムドールに輝き(尤も、この作品で…?と思わなくもないが)、また次世代の育成にも意欲的で日本映画学校(現・日本映画大学)を創立したり、その功績はもっと称えられるべきでしょう。

好きは大好き、嫌いは大嫌い。
いや後者の場合は、イメージが邪魔をして「そもそも観ていない」のかもしれない。

もったいない。
あまりにも、もったいない。

爽やかな汗だけがすべてじゃないですよ、身体にまとわりつくような、イヤ~な汗も体感してみましょうよ^^


以下、おすすめのイマヘイ映画5選。


①『豚と軍艦』(61)

入門篇としては、これがベスト。
横須賀の町に豚が放たれるっていう設定がまず、痛快じゃないですか。



②『復讐するは我にあり』(79)

イマヘイ最大のヒット作になるのかな。
原作の映画化権を深作欣二などと争い、見事ゲット。

うん深作版も観たかった気もするけれど、やっぱりイマヘイでよかったね!



③『人間蒸発』(67)

これはノンフィクションなのか、はたまたフィクションなのか。


「撮る・撮られる」ことの本質を突き、「映画とはなにか」というテーマにまで到達した勇気あるモキュメンタリ―。



④『赤い殺意』(64)

安いサスペンスを想像するタイトルだが、悲劇と喜劇が紙一重であることを、春川ますみの佇まいで表現していて見事。


⑤『神々の深き欲望』(68)



神話をやろうとした野心的傑作。
撮影があまりにも過酷で、嵐寛寿郎が脱走を試みたという逸話はあまりにも有名!


次回のしりとりは・・・
いまむらしょうへ「い」→「い」しょう。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(489)

2024-01-24 02:33:43 | コラム
まん「が」→「が」んたい

唐突ですが・・・
バラエティ番組などで「ハゲ」で笑いを取るの、好きじゃないです。

べつにルッキズムや差別どうのこうのじゃなく、単に面白いと思えない。笑えない。

お辞儀して「ハゲとるやないかいっ!」で、そんなに面白いかなぁ、、、と。


劣っている「と、されている」ことを、笑いに昇華しよう―ってことなのでしょうが、べつの価値観を提示して格好いい!と思わせるほうが知性的だし創造性に溢れているんじゃね?

その点、眼帯(eyepatch)を装着したキャラクターって「眼になんらかの問題を抱えている」はずなのに、格好いい!と思わせてくれるから好き。

古くは伊達政宗、映画人ならフリッツ・ラング、タレントさんだと初期のタモリ…

アニメとかだと丹下段平あたりか。

当然、映画にも数多くの眼帯キャラが居て。
敢えて「義眼」を強調する、ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティング(ダニエル・デイ=ルイス…ギャング・オブ・ニューヨーク)みたいな例外も居るけれど・・・


以下、映画のなかの印象的な眼帯キャラ5選。


①ルビー・マクナット…『スモーク』(95)

主人公カイテルの元嫁として登場、出番は僅かながらビッグインパクトを残す。



②スネーク・プリスキン…『ニューヨーク1997』(81)

アンチヒーローのいでたちとして完璧!



③クラウス・フォン・シュタウフェンベルク…『ワルキューレ』(2008)

それでも少し「スパイ風」な感じがするトムさんなのでした(^^;)(^^;)



④エル・ドライバー…『キル・ビル Vol.1』(2003)

デカいダリル・ハンナが白衣を着て「なおかつ」眼帯をしている、タダモノでない感じが満点。



⑤ルースター・コグバーン…『勇気ある追跡』(69)

伝説のガンマン、それに相応しいアイコンとして機能しています^^



あすのしりとりは・・・
がんた「い」→「い」まむらしょうへい。

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もう、コレがないと^^

2024-01-23 00:10:00 | コラム
去年「あんか、を買おうかしら」と投稿したら複数のウェブ友さんから「経済的にも湯たんぽのほうがいいかも^^」というアドバイスをいただき、さっそく買いました。

なめてましたね、湯たんぽを。
なにしろ試したことなかったので、6~8時間も温かさが持続することを知らなかったし、電気を駆使する「あんか」のほうが断然あったかいしょ?と思い込んでいた。

いやぁ快適、快適。
4月あたりまでは毎日ベッドのお供ですね、もうコレがないと眠れません!!




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日本女優別10傑(94)松雪泰子

2024-01-22 02:04:40 | コラム
~松雪泰子のキャリア10傑~

艶っぽさに磨きがかかってきた松雪さん51歳、
薄幸とまではいいませんが、不幸なほうが似合う雰囲気があって、そのあたりなんかまさに映画的な俳優さんだなぁと。

これはいつごろでしょうか、かっこういい^^



(1)『フラガール』(2006)

常磐ハワイアンセンター誕生秘話を描くヒット作。

見どころはやはり、蒼井優のダンスと、松雪さん演じる平山まどかのメンターとしての再生でしょう。



(2)『沈まぬ太陽』(2009)

山崎豊子による労作を200分超で映画化、松雪さんは客室乗務員・三井を好演。


2016年に制作されたWOWOW版もおすすめです^^


(3)『甘いお酒でうがい』(2020)

最新主演作。

原作の川嶋佳子とは、芸人シソンヌじろうのペンネームであり、また本作の主人公名でもある。
脚本も自ら担当し、大九明子が演出。

コロナにより公開延期と縮小の憂き目に―あわなければ、もう少し話題になったかと。


(4)『MONDAY』(2000)

SABU監督の最高傑作。

堤真一とダンスするだけで、物語にはからんできません(^^;)



(5)『古都』(2016)

川端康成の同名小説を現代に置き換えて映像化、松雪さんは双子姉妹の二役を熱演。
共演に橋本愛と成海璃子、
監督はハリウッド帰りのYuki Saitoだが、こういう背景や経歴を知っている映画ファンのほうが少ないでしょう。

配給宣伝の問題かな~、もっとそういうのを大々的に売りにすべきだと思うのだけれど。。。


(6)『クヒオ大佐』(2009)

実在した結婚詐欺師を描く、吉田大八による佳作。
松雪さんは、大佐を信じ、会社の金に手をつけてしまう弁当屋社長役。


(7)『デトロイト・メタル・シティ』(2008)

人気漫画を映画化、松ケンも加藤ローサも秋山竜次も、そしてデスレコーズ社長に扮する松雪さんも楽しそう^^



(8)『余命』(2009)

乳がんと出産で揺れるヒロインを熱演。



(9)『脳男』(2013)

無差別連続爆破事件を描くサスペンス。
主演は生田斗真、松雪さんは事件に巻き込まれる精神科医役。

ときどき、こういうこといっちゃいますが・・・
監督がちがったなら、傑作になったかもなぁ!と。


(10)『容疑者Xの献身』(2008)

東野圭吾によるガリレオシリーズの映画化。
とある事件の被疑者を演じ…って、やっぱりこういう役が多いのよね。

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