Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

好きな言葉は、カウンターカルチャーです^^

2024-01-21 00:10:00 | コラム
某日―。
派遣先で仲の良い同世代数人と新年会。

200分くらい呑み喰いしたのち、お開きの時間になって「あー結局、会社の愚痴で終わっちゃった。ほんとうは、まっき~とはサブカルとかポップカルチャーとかカウンターとかの話で盛り上がりたかったんだけどね」

たしかに自分も、そっちのほうで楽しみたかったかも^^



好きなことばをみっつ、挙げるとするならば。
「そうありたい」という意味で、

①ラジカル
②ハッタリ

そして、

③カウンターカルチャー

だったりします。

急進的を意味する①、大袈裟に振る舞う②、

それでいて、ストレートではなくカウンターで物事を捉えてみせる③みたいな??

そんな格好いいものではないかもしれないけれど、
いままで、そこまで突っ込んだ会話を展開してきたわけでもないのに、誰かが自分のことを「そういう話に強い」と思ってくれていたことがうれしかった、、、そんな夜でありました^^


※カルチャークラブ…いま聴いてもオシャレよね


※カウンターカルチャーということばは、この映画あたりから生まれました


…………………………………………

明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(94)松雪泰子』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レゴ万能説^^

2024-01-20 02:24:52 | コラム
高齢出産で苦労した(専門学校)同級生女子の、お子さん2歳の誕生日になにを贈ろうかとAmazon散策。

で、散策数秒後に確定し即クリック、レゴに決めました。

もちろんトップ画像にあるような、成人以降が楽しめるレゴではなく、2歳で楽しめるタイプのもの。



レゴ社(デンマーク)は1930年代に設立、現在につながるプラスチック製玩具を取り扱い始めるのは49年から。
50年以上が経過してますが、人気シリーズを次々に発売していくのは80年代に入って以降で、90年代に入ると「さらに高度な」技術(と発想)が採用されていく。

どこでも買えるようになってから、ほんとうに重宝しています。
子どもにはもちろん、大人にも喜ばれるものが多いし。

悩むとしたら、どのレゴにしようかってことくらいだもの―うんレゴは万能です、ありがとうございます^^


※たいへんな労作、サカナクション新宝島のPVをレゴで再現!!


※オリジナルは、こちらです^^


…………………………………………

明日のコラムは・・・

『好きな言葉は、カウンターカルチャーです^^』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和版・海外俳優列伝(117)シドニー・ポワチエ

2024-01-19 00:10:00 | コラム
27年2月20日生まれ・2022年1月6日死去、享年94歳。
アメリカ出身。

ポワチエさんが居なかったら・・・
軽口叩くエディ・マーフィーも、メンターのようなキャラクターで主人公を支えまくるモーガン・フリーマンも、善人顔してじつは殺し屋というデンゼル・ワシントンのようなキャラクターも、
もっともっと登場は遅かったにちがいない。

もちろん、スパイク・リーの出現もね!!

彼らに比べるとポワチエが演じてきたキャラクターは「一面的に過ぎる」「白人が抱く理想の黒人像」だとかいわれるけれど、段階を踏んで今があるのです。

ポワチエ自身も、役目が終わったことをブラックスプロイテーションの流行で思い知ったことでしょう。
その証拠に、それ以降の活躍はめっきり減ったわけですから。


※「私ひとりで取ったなんて思っていない。これまで努力した何百人もの黒人映画人の努力が実ったものでしょう」…そうか、64年でも放送そのものはモノクロームだったのか!!



<経歴>

2度目の結婚相手は、俳優ジョアンナ・シムカス。

年齢を詐称して米軍に入隊したため、生年月日に諸説あり。

映画俳優デビュー作もじつははっきりとしておらず、45年あたりに端役でデビューした説が有力。
当時の黒人俳優ですから、街のチンピラだとかが多かったのだと思います。

俳優として初めて注目されたのは、『暴力教室』(55)の生徒役。
『黒い牙』(57)、『南部の反逆者』(57)、『手錠のままの脱獄』(58)などで着実にキャリアを築き、63年の『野のユリ』でオスカー主演賞に輝く。

東ドイツからの亡命者(ポワチエ)と修道女たちの関係を描いた佳作。


黒人初の主演演技賞受賞―この快挙により役が大幅に広がり・・・

『偉大な生涯の物語』(65)、

学園モノの教科書的作品『いつも心に太陽を』(67)や、


『招かれざる客』(67)、
オスカー作品賞を取った『夜の大捜査線』(67)など、


とくに67年は当たり年となりました。
批評・興行の双方で成功を収めたこの刑事ドラマは続編『続・夜の大捜査線』(70)、完結編『夜の大捜査線/霧のストレンジャー』(71)も制作され批評はともかく(^^;)スマッシュヒットを記録しています。


しかし。
前述したように70年代に入るとブラックスプロイテーションのブームが始まり、
これはつまり、黒人による・黒人のための娯楽映画であって、あくまでも白人主導による黒人映画に出演していたポワチエの影は薄くなっていくのでした…。

80年代後半より「重鎮?」として再びメジャー作品に顔を出すようになり、
サスペンス『影なき男』(88)、リヴァー・フェニックスと共演した『リトル・ニキータ』(88)、
ハイテク集団の活躍を描く『スニーカーズ』(92)、


『ジャッカル』(97)などで健在ぶりをアピール。


2022年1月6日―自宅にて死去、享年94歳。
晩年はテレビ映画への出演が多かったようですね、映画史を辿るうえで外すことの出来ないひとりだったと思います^^


次回の俳優列伝は、ジム・キャリーさんから。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『レゴ万能説^^』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和版・海外俳優列伝(116)ジェレミー・レナー

2024-01-18 00:10:00 | コラム
71年1月7日生まれ・51歳。
アメリカ出身。

よかった、ほんとうによかった。

速報が流れたときは脚とか切断するのではないか・・・と心配しましたもん。

去年の元旦―除雪作業中の除雪車に轢かれ、大量出血。病院へ空輸で搬送され手術。


そして、今年早々に復帰。

MCU系の映画に出演しているひとですもの、
先日取り上げたマイキーじゃないけど、車椅子を余儀なくされる状態がつづくのであったら、あまりにも悲しいし残酷ですし・・・。


※ピンクの『Trouble』PVにも出演



<経歴>

映画俳優デビュー作は、95年の『ナショナル・ランプーン/ホワイトハウスを乗っ取れ!』。
このシリーズ、日本では「あんまり…」ですが、米国では人気ありますね。わが国でいう「ホイチョイ」的な? ちがうか(^^;)

タイトルロールを熱演した『ジェフリー・ダーマー』(2002)で注目を受け、
『S.W.A.T.』(2003)、『スタンドアップ』(2005)、『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)、『28週後...』(2007)などで好演、

2008年のオスカー受賞作、『ハート・ロッカー』の爆弾処理班班長役で日本の映画ファンにも深い印象を残す。


ベン・アフレック監督・主演の『ザ・タウン』(2010)、

チームの新メンバーとして『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)と『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)に出演、


2012年の『アベンジャーズ』よりホークアイ役を担当し・・・
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、『ブラック・ウィドウ』(2021)などに出演しMCUのレギュラーに。


そのほかの出演作に、『ボーン・レガシー』(2012)や『アメリカン・ハッスル』(2013)、
SFの佳作『メッセージ』(2016)など。



完全復帰作は、年内には日本にやってくるかな^^

…………………………………………

明日のコラムは・・・

4連続でいきます、
『令和版・海外俳優列伝(117)シドニー・ポワチエ』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和版・海外俳優列伝(115)ジェレミー・アイアンズ

2024-01-17 02:20:35 | コラム
48年9月19日生まれ・75歳。
イギリス出身。

血が通っていないような。
いや血は流れているのだろうけれど、おそらく超のつく低体温であるとか。

どちらにせよ、褒めていないようでいて、いやいや俳優としては最高!っていう。

「冷静に狂っている」ように見えるアイアンズさんの演技は、熱演とは対極にありますが、じつは、ほんとうの狂人ってそういうものなのかもしれないな、、、と。


※エグかった。すべてが「静かに」狂っている!



<経歴>

史上14番目のトニー賞(演劇)・アカデミー賞・エミー賞(テレビ)の三冠受賞者。

人権問題に深い興味を抱きつづけていて、袴田巌(=袴田事件)の支援者としても知られる。


オールド・ヴィック・シアターで演技を学んだのち、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し演技活動をスタート。

映画俳優デビュー作は、80年の『ニジンスキー』。

メリル・ストリープと共演した『フランス軍中尉の女』(81)で注目を受け、『スワンの恋』(84)を経た86年の大作『ミッション』で堂々の主演を果たす。


88年―奇人変人クローネンバーグによる「どうかしている」物語『戦慄の絆』で一卵性双生児の産婦人科医「双方」を怪演し、この年の多くの演技賞をものにする。

クラウス・フォン・ビューロー事件(=植物状態に陥った富豪に対し、その夫が殺害未遂の容疑者にあげられる)を映画化した『運命の逆転』(90)で、オスカー主演賞受賞。
このキャラクターもやっぱり、容疑がかけられているのに「平常心に見える」男でした。

『KAFKA/迷宮の悪夢』(91)、
ジュリエット・ビノシュと共演しラブシーンが話題となったルイ・マルの『ダメージ』(92)、
再びクローネンバーグと組み、ジョン・ローンと共演し倒錯的っぽい愛憎劇を繰り広げる『エム・バタフライ』(93)、
『愛と精霊の家』(93)、
「あの」ハンス・グルーパーの兄を演じた『ダイ・ハード3』(95)、


ベルトリッチ以下、関係者全員がリヴ・タイラーに「魅せられて」いたかのような珍作『魅せられて』(96)、

あきらかにキューブリック版より質が高い、しかし「あまりにも」「あからさま」であったからか、なかなか評価しづらかった『ロリータ』(97)、

※この女の子がすげーよかった!


『仮面の男』(98)、
『永遠のマリア・カラス』(2002)、『ヴェニスの商人』(2004)、『キングダム・オブ・ヘブン』(2005)、『インランド・エンパイア』(2006)、『リスボンに誘われて』(2013)と、打率4割を超えるさすがのキャリアを築く。

意外だったのが、『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でバットマンの執事アルフレッドを演じてから、『ジャスティス・リーグ』(2017)と『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)に連続出演を果たしているところ。

スーパーヒーローの映画とかって、最も距離の離れたひとだと思っていたので。

近作に、グッチ創業者の五男を好演した『ハウス・オブ・グッチ』(2021)、


そして、『ザ・フラッシュ』(2023)。


ウィレム・デフォー同様、硬軟自在・正常も異常もソツなく?こなす俳優として、これからも重宝されることでしょう^^

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(116)ジェレミー・レナー』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする