8月15日、晴れ。
その朝の天気予報では明日から崩れるというので、ドライブしようということになり出発、朝10時。
目指すは庄原のまだ北にある吾妻山。
3時間以上走って到着し、車を降りると、「チョー涼しい!」
吾妻山の頂上は、ここから歩いて1.2キロ、標高1000メートルほどの山であるが、今日は歩く準備をしていないので、途中で買ったおむすびをこの広く青々としたなだらかな草原でほおばると、なんとも幸せな気分。
国民休暇村となっていて、キャンプも出来る。
ここからは星空が綺麗だろうな~と想像できる。
ここの施設に色々なパンフが置いてあり、それによるとこの近所に温泉があるらしいので、帰り道に寄ってみたのが、ここ。
比和温泉あけぼの荘。
パンフには建物の外観は載っていなかったのだった。
何ともレトロ、そして営業してるの?といった雰囲気。
恐る恐る入ってみると、何とも愛想のいい施設の男性で、ひとり300円、激安だった。
更衣室も狭くロッカーも少なめ、立派な鏡やアメニティはない。
お風呂も小さく、洗い場も3つくらいだがきれいにしてある。一応シャンプーなどはある。
でも、いくら小さな浴室でも、一人っきりとなると話は別!
誰もいないのだ。お湯だけがザアザア流れている。
サイコーの気分、貸切状態で、ザブザブいい気持ち。
上がってロビーに置いてある椅子に腰かけていたら、さっきの男性が「どうでしたか?」と言いながら扇風機を付けてくれた。
ここは市がやっている施設なので、入浴料も安いんだそうだ。
お昼の2時ごろからの営業らしいが「早めにいらっしゃれば、貸切状態で入れますよ」とのこと。
そう話をしていると、近所の人と思われる人たちがぞろぞろ入ってきた。
夫が出てきた。
聞いてみると、「ワシ、ひとりじゃった」
男のクセに長湯の夫はご満悦。