UNA GIORNATA ORDINARIA

こんなわたしのありふれた一日

桃。

2009年07月30日 | 食・レシピ

私が好きな果物は、その順番に、

   1.桃

   2.ぶどう

   3.メロン

以下、いちじく、パイナップル・・・と甘みの強いものが好みなのだが、その一番好きなところの桃が今からが旬で、お店にたくさん並び、甘い匂いを放っている。

子どもの頃の桃の思い出といえば、お盆。

仏壇に供えられた桃が熟れて、日に日に香りが立ってくる。さあて、こちらがいただきましょう、ということで、母が剥いてくれた・・・この切り方はゾンザイである。手でつるっと剥けると母は機嫌よく、だめなものは包丁でブツクサ言いながら、そして種に当たらないようストンストンと削ぐように。だから、カタチは大きいのや小さいのあり、四角く残った種の周りは勿体無いと言い、ポイと口の中に・・・。

料理学校で桃の剥き方を習ったときは、それは感動したものだ。

なんて素敵、缶詰の桃の様!

そしてその後は友人にも披露。その友人のお家もウチと同様だったなんて・・・。

こんなことしているのは母だけかと思っていたのだ。

さて先日、デパートの果物売り場へ行ってみると、「清水白桃」も出ていたが、店員のお兄さんが、「まだ出たばかりで味が今ひとつでしょう」と言ったので、前回買ったときは大当たりのおいしさだったし、ピンク色が綺麗な「白鳳」に。お給料日後ということもあって奮発し大きめなものを買った。

冷やして、桃の「お尻」の部分にナイフを入れてぐるっとしたときに「硬い」と思ったら、案の定熟れ足らず・・・がっくり!色はとっても綺麗な桃色だったのに・・・。

やっぱり、自分の鼻と手の感覚が頼り。桃は「香り」で勝負ということか。

さて、その硬くて食べられない桃は、もったいないのでコンポートにした。

Dsc01037

上海で買った茶器に盛り付けてみた。