UNA GIORNATA ORDINARIA

こんなわたしのありふれた一日

ゴールデンウィーク2015

2015年05月07日 | 日記・エッセイ・コラム

待ち遠しかったゴールデンウィークは終わり、今日から「通常業務」となった。

今年は、夫の休みが飛び石で、遠出はせず近場でお金も使わずの地味な連休だったが、それでも毎日面白く過ごした。

26日は呉へ開催中の「魯山人展」を見に行った。

これまで色々見たが、この方の器は料理を元に作られているから、お皿にしても壺にしても実際に使ってみたいと思ってしまう。

朝早くJRを乗り継ぎ開館と同時に入って見て、今度はてくてく歩いて「長迫公園」へ。

夫が以前仕事中に見つけたすごいところに連れて行ってくれると言う。

そこは一見斜面の下のただの公園だが、その斜面にはなんと90以上の旧帝国海軍の慰霊碑がずらりと並ぶ。

「大和」「三笠」「伊勢」など、大きな石の慰霊碑にはずらりと名前が彫られ、花も手向けられている。

一番上に登ると、眼下には呉港を眺め、ここにある理由が分かる気がする。

潜水艦の慰霊碑「伊○○」とあるのもたくさんある。

この公園の脇には小さな建物があって、そこはこの保存会が資料館としてたくさんの写真や資料を展示し、ボランティアの方が常駐し説明をされているようだ。

中に入ると年配の男性がとつとつと船の説明をされた。

夫は広島の生まれで、軍港だった昔に興味があり、かなり詳しく、その人も驚いていた。

有名な大和ミュージアムは以前行ったことがあるので今回は入らず、そのまま海へ出た。

デッキ状になっているのは、実寸の大和の甲板だということで、どれだけ大きかったのか驚くばかり。

広島も軍港だったが原爆で何も残っていないし街並みもすっかり変わってしまった。

呉にはまだ昭和の香り残るところがたくさんあり、住んだこともないのになぜか懐かしい気持ちになれるのである。

 


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