僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

電車内AVP…②

2007年01月05日 | ウォッチング
アル中男=A
チンピラやくざ風男=B

痙攣していたAの首がピタリと止まった
定まらない視線が揺らめきながらもBを捕らえると、瞳孔がみるみる広がる
ペットボトルの焼酎が入ったスーパー袋をゆっくりと持ち上げる。
(うわっ始まる…)

Bの視線は冷たく刺すようにAを見据えて動かない。

ふたりの距離およそ50㌢
上段に位置するのは立っているA
下段は座っているB

(ペットボトルを脳天に振り下ろす→左手で受けつつ右手をがら空きのボディへ、アッパー気味にたたき込む→ゲホッっとうめきながら倒れ込むA→立ち上がり蹴りを1発2発→反吐を吐きながらも足をつかみ噛みつくA→ギャーッてててと慌てるBにペット焼酎袋パンチ→焼酎がこぼれ散り車内は芳醇な香りに包まれる→乗客ちょっと嬉しそうな顔→Aはぐびりと一口飲んだ後それをぶわぁ~っとBに吹き付ける。目をかきむしるBの髪をわしづかみにしたAがアタック開始、まずあごに膝蹴り、続いて金的蹴り、何でもありのむちゃくちゃ攻撃→・・・)

数秒の間にマイムの中に流れたストーリーです。

現実に戻ろう…
Bは左手のこぶしに力を込め、右手は上着の内ポケットへ
(おっドスか?ハジキか?そりゃぁマジやばいぜョ…)
震えの止まったAの口元が不気味に引きつる。
ゆっくりと上がったボトルの袋がつり革に届こうとする、その時

下段Bの足が弾けるように動いた。
(もっと聞きたいですか?)
コメント (1)
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