田舎の親はいつもそう言っていた
それが小麦粉のことだと中学生になるころ知った
小麦粉の中にも薄力と強力があることを高校生の時知った
同じ頃、片栗粉は栗から作るのではない事も知った
天ぷら粉はただの小麦粉なんだと最近知った
無知をカミングアウトするのはそのくらいにして…
その辺に転がっていた野菜を処分します
あご出汁パックを入れた鍋でぐつぐつ煮ます
煮える間に
うどん粉と片栗粉を適当に(またかよ)こねる
柔らかすぎると後が大変なので
水は少しずつ加えていく
これは昔むかし、小麦粉粘土を作った経験があるから任せて下さいナ
初めのうちはヘラで大丈夫ですが
固まり始めたら手でしっかりこねます
ダマにならない、とか言ってるけど
しっかりなりますよ…
耳たぶになったらポリ袋に入れて
しばし寝かしておきます
さてさて始めましょう
ここが一番楽しい作業かな
びよ~ん、と薄くのばしてちぎる
形はどうでも、穴があいても、とにかく薄く
むかし田舎の母は、塊に指の跡を残して
中身の詰まった餃子みたいにして作ってくれた
でも今回はぴらぴらに薄いのを作ります
鶏肉と一緒に鍋に投入していきます
うどん粉が透き通った感じになったら
めんつゆを少し入れて、すいとん の完成です
青物野菜や油揚げなんか入れたら
もっと美味しそうだと思ったけど
その昔、すいとんって言ったら貧しい食べ物で
野菜なんか入っていない、薄い味噌汁に
うどん粉を固めて入れただけだったそうだ
これでも充分に贅沢で
美味しいのでR。。