僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

うどんこ

2021年02月12日 | ひとり居酒屋




田舎の親はいつもそう言っていた


それが小麦粉のことだと中学生になるころ知った
小麦粉の中にも薄力と強力があることを高校生の時知った
同じ頃、片栗粉は栗から作るのではない事も知った
天ぷら粉はただの小麦粉なんだと最近知った




無知をカミングアウトするのはそのくらいにして…
その辺に転がっていた野菜を処分します


あご出汁パックを入れた鍋でぐつぐつ煮ます


煮える間に
うどん粉と片栗粉を適当に(またかよ)こねる


柔らかすぎると後が大変なので
水は少しずつ加えていく
これは昔むかし、小麦粉粘土を作った経験があるから任せて下さいナ


初めのうちはヘラで大丈夫ですが
固まり始めたら手でしっかりこねます
ダマにならない、とか言ってるけど
しっかりなりますよ…


耳たぶになったらポリ袋に入れて
しばし寝かしておきます


さてさて始めましょう
ここが一番楽しい作業かな

 

びよ~ん、と薄くのばしてちぎる
形はどうでも、穴があいても、とにかく薄く

むかし田舎の母は、塊に指の跡を残して
中身の詰まった餃子みたいにして作ってくれた

でも今回はぴらぴらに薄いのを作ります

鶏肉と一緒に鍋に投入していきます


うどん粉が透き通った感じになったら
めんつゆを少し入れて、すいとん の完成です

青物野菜や油揚げなんか入れたら
もっと美味しそうだと思ったけど

その昔、すいとんって言ったら貧しい食べ物で
野菜なんか入っていない、薄い味噌汁に
うどん粉を固めて入れただけだったそうだ



これでも充分に贅沢で
美味しいのでR。。

























コメント
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