スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

招かれざる訪問者 その2

2011年11月10日 | Weblog
ブログと言えるものかは分からないが、書き始めて丸3年になる。
過去に何を書いたのか分からなくなってきたのは、間違いなく加齢によるものである。
今回取り上げている殺生に対する思いもいつか触れたような記憶がある。

10代の初めに野鳥を多く捕獲して料亭にさばいた事があり、今でも悪い事をしてしまった記憶に胸が締め付けられる。
友人に進められハンター資格も猟銃も購入した事もあったが、何故か実践する前に全て捨ててしまった。
幼い頃のそういった苦い思い出がそうさせたのだと思っている。



さて、我が家に棲み付いた正体であるが、犯人はネズミのファミリーであった。



吟味して建てた家なのに、どこからか入り込まれてしまったようだ。
こいつらも慎ましやかに生きていれば良いものを、次第に大胆になり夜な夜な行動が怪しくなっていた。
とうとう安眠もおぼつかなくなり、我が家の安住な生活圏も次第に悪くなってきていた。
私達と共同生活している愛犬達も、その音で夜中に突然吠えたりしたからである。

先ずホームセンターから粘着マットを購入して、その数枚を台所の置いた。
数日間で1匹、2匹、3匹、4匹と罠にかかり、その正体を現した。

これで終わるかと思っていたが、今度は2階の空き部屋に置いた観葉植物用の鉢に現れた。
こいつは母親なのか賢いようで、粘着マットに掛かったが尻尾を途中からもいで逃げた。
それからは二度と粘着マットには掛からなくなった。


「これも招かれざるもの(`´)のひとつ」

観葉植物も全て片付けてエサらしいものを排除した。
その翌日からは木製ドアの隙間から逃げようとドアをかじり始めた。
隣に寝ている家人から「ノイローゼになる」と言われ夫婦仲もだんだんおかしくなってきた。
挙げ句の果て「こういう仕事は男の仕事」だとか言われる始末である。

後は押し入れしかないから、そのどこかに居るのは分かっているが何故か気が進まない。
数日後、酒を飲んで帰った勢いを借りて押し入れの中を整理した。
そうしたなら居るにはいたが、酔っている所為もあり捕まえられず逃げられた。
今度は健康ランナーの隙間のどこかに入って行くのは見えたのだが、どうしても出て来ない。

その晩は押し入れの整理で疲れ果て、酔いも何も覚めてしまった。
家人からは「窓を開けて逃がしてしまえば良いのに」と言われるが、男のメンツ上負けるわけにはいかなくなってきた。

- 続く -



<銭明日二世こと菅村経悦>
環境づくりで地域社会にお役立ち「マリングループ」ホームページ