スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

旧交その一

2019年09月22日 | Weblog
今週木曜日に、二人のAさんと会食する機会に恵まれた。この方々との出会いは50年ほど前の昭和40年前半に遡る。

自分が東京、仙台で会社勤めに落後し、兄を頼り盛岡に流れ着いて、細々ながらボイラーに関係する仕事を始めた際、Fボイラーメーカーの岩手駐在員のAさんと出会った。


彼は私より若干年長だったが面倒見のいい方で、そんなに給料が高かったとは思えない時代、喰うことさえママならなかった自分は、彼に仕事を貰いながら食い繋いでいた。

もう一人のA'さんは公務員試験に合格し、岩手県庁で働いていた自分よりは10才ほど年長であった。AA'さんお二人は仙台工業高校出身の先輩後輩であり、公共工事の設計者側と設計折り込みをして貰う側のボイラーメーカーとして繋がっていた。今は癒着と騒がれるのだが、当時はそんな繋がりが不思議ではなかった。

FボイラーAさんは公共建物に多数納入した実績が認められ、駐在から出張所に格上げになり事務所を盛岡肴町に構えることとなった。その事務所に自分も間借りするようになり、しばらくして設計士のA'さんも県庁を辞め独立し同居することとなる。共通の女子事務員を雇っての事務所は、後々FボイラーのAさんも独立するので、一人親方の集まりであった。
=つづく=