暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

古都  最初の貸家訪問

2011年12月01日 | 京都へ家うつりします
京町家情報センターを訪ねてから竜安寺近くの友人宅へ行くと、
友人夫妻が貸家情報を用意して待っていました。
「電話で聞いて、知りあいの不動産屋へ話したら
 すぐにFAXが来たのだけれど・・この物件はどう?」

「買物がとても便利だから、生活するには超お勧めの場所ですよ。
 毎日の生活が便利なところに住んで、交通の便もよいから
 そこを拠点に観光や習い事へ行くのも京都の暮らし方として良いのでは?
 あとは見てからね・・・」と奥さんのMさん。
Mさんは京都育ちなので、とても説得力のあるアドバイスでした。
それで、友人と三人でその物件を見せてもらいました。

                            
                      (初めて咲いた我が家の西王母)

路地奥にある築年数不明の家でしたが、伝統的工法ではないので
町家ではなく戸建てになるのでしょうか?
内装はピカピカに新しく、広さは3DKの平屋です。
床の間のある八畳と六畳の和室(江戸間)、四畳半ほどの洋間、
濡れ縁と小さな庭がありました。
キッチンのシンクカウンターも水回りもきれいで住み心地は良さそうです。

この家で一番のお気に入りは屋根裏部屋(物置?)でした。
階段を下ろして上ってみると、かなりの広さがあり、電気も付けられています。
これで小さな窓があれば籠り部屋か書斎に使えるのに・・・。

近くの三条会商店街をぶらぶら歩きました。
惣菜、鮮魚、京野菜、漬物など何でもそろっている大きな商店街で、
この近くに住んだら料理をしなくなるのでは・・と思うほどの品揃えです。

                
                       (宇治・亀石楼のアプローチ)

生活便利な魅力ある貸家でしたので、しばらく時間を頂いて考えてみました。
・・・が結局、こちらへ戻ってからお断りしました。
なぜか? 
一番は、そこでの生活を思い描いた時に「お茶」が入ってこないことでした。
それに今私たちが住んでいる環境と違うので、面白そうな反面慣れるのに大変かな・・とも。
路地奥なので、隣り近所8軒(?)とのお付き合いを覚悟しなくてはなりません・・・。

こうして初めて貸家を訪問して、京都での暮らし方、地域の特徴、私たちの希望など
漠然としていたことがだんだんと鮮明になってきました。
やっと一歩踏み出したところですので、大目にみてやってください。

                
                         (宇治・亀石楼の玄関)

紅葉シーズンで常宿に連泊できず19日の宿は宇治の亀石楼でした。
友人に京都駅まで送ってもらい、宇治へ向かいました。
 
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