暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「野の花を愛でる」茶会・・・(4)

2017年06月15日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会
 
            夏椿が満開です・・・散歩道にて

お心こもる後礼のメールや手紙を頂戴し、嬉しく何度も読み返しました。
ありがとうございます! 
第5回お茶サロン「野の花を愛でる」茶会の思い出に2通掲載させて頂きました。

 Rさまより 
ひんやりした空気が気持ちの良い朝です。
暁庵さま、日曜日は美味しいお茶を賜りましてありがとうございました。
お陰様で満ち足りた一日をすごさせていただきました。

花寄せでは私の無作法を寛大なお心でお許しいただき感謝申し上げます。
自由な気持ちで楽しく花が入れられて楽しかったです。

床の間の花入れは生まれた国も様々で表情豊か。
見立てられた花入れは用の美を感じましたし爵は真の花入れの品格がありました。
胡銅の花入れの源流は青銅器にあるのでしょうから当然と言えば当然ですね。
根津美術館の二階に青銅器の部屋がありますが、あそこは不思議な空間です。
夜 誰もいなくなったあの部屋で手をスッと上にあげたら宇宙にワープ出来ちゃいそうな・・・
行く度にそんなことを想像してしまう私です。
何年か前のことですけれども山村御流の展覧会を拝見した時
副家元(?)が爵をお使いでした。春蘭一種入れられた凛とした姿が強く印象に残っています。

野にあるように花を入れることは難しく遠い道のりですが花と向き合う時間は自分の中での充実を感じます。

暁庵さまがお道具を語られる笑顔。出会いのきっかけや手に入れるまでのいきさつ
ひとつひとつにドラマがあり、お話を聞いているうちに客もその物語の中に引き込まれ
共感できる楽しさを味わいました。
当日初めて会った連客の皆様とも一体感を持って一座建立できるのが茶事の素晴らしいところですね。
皆様との素敵なご縁をいただだきましたことにも心より感謝申し上げます。      Rより


 
          鉢植えの「岡虎ノ尾」が咲いています

 Wさまより
この度は野の花を愛でるお席にお招きいただきまして 誠にありがとうございました
趣向をこらしたお花入れに 沢山の花から選ぶ楽しさに 皆様の心がひとつになっていくように感じました。
百人一首 お仕服とお客様方への細やかなお心配りに深く感銘いたしました
お道具それぞれとの出会いの物語も楽しく伺いました
銅鑼の余韻も強く印象に残っています 心に響く味わい深い音色で心にしみわたりました
初めて知る感動でした

隠し包丁の技が随所にひかるお料理 土鍋での湯漬け どれもおいしく食べやすく
お客様を思って下さるお心が伝わってまいりました
半東F様の薄茶席でのお話も楽しく座が和みました
お伺いする度に心あたためることができ幸せな限りでございます

又 至らぬ私が詰の大役をさせていただきましたことは大変有難くお勉強させていただきました
重ねてお礼申し上げます
なにとぞお疲れがでられませぬよう お祈り申し上げます        Wより


   
     道端に咲く七変化 (しちへんげ)

 暁庵より  
皆さま お心こもるお便りを頂戴し 誠に有難うございます!
毎回これにてお茶サロンを終了しようかしら・・・と思ったりしますが
精一杯茶会をやり遂げ、嬉しいお便りを拝見すると元気が湧いてきて、「今度はここをこうしたら・・・」と反省したり、
また、皆さまにお会いしたくなります・・・(これぞ○○バカの真髄かな?)。
先のことはわかりませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。          暁庵

 
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