9月の北海道行き画像その9

歩き始める前は、真っ青な空が心地よかった。トンボがつながってる辺り、秋空を感じさせる。

堀割の底を歩く。草丈が高いが、少しずつ枯れた葉があるのが、季節が進みつつあるのを納得させる。しかしこの頃になると、ぬかるんで湿度も高くて蒸し暑かった。

コガネムシの類の光沢がやけに綺麗だった。糞虫なんだろう。

森の中に入るともうすっかりどこがルートか方向さえも見失いそうだ。だが分かる、両側の木が大きく伸びても、その間に育っていないところを目指すのだ。帰ってきてから、全然踏査の記録が無く、なんで誰もあそこ攻めなかったのだろうという話をしていたら、「冬ならともかく春~秋はヒグマが怖すぎてムリ」と言われた。そうか、クマか・・・。実際歩いていて、道東ほどクマの気配や脅威を感じることはなかったがなあ。

唯一スッキリ歩けるのは、橋の上。それでも低木が生えてたりもするが。ヤマブドウには一つも実が付いていなかった。もう食べられた後?ちょっと早かっただけかな。

蒼い空と碧い海が接するその方角へと下りていく道。さんざん廃道化した藪を歩いて滅茶苦茶汗だく、所により四足歩行だったので、帰りは国道に出て舗装路でぺたぺた歩いたよ。

途中、車にはねられたものが目に入ったので拾いに行くと、なんとアオバト。もったいねー。

視界も霞む昼の日差しに、ようやく途中デポしたYBRのところへ到着。
狙いは当たって、この日の成果は後日ラノベ風タイトルの「極北のリノロファス」として研究発表できた。
やらねば何も得られないが、現場へ行けば何らかの収穫はあるもんだ。もうこれ以上新しいことを増やそうとはしないつもりでいたのだが、誰も手を付けないなら仕方あるまい。私がせねば誰がやる、の追加也。
2019年9月

歩き始める前は、真っ青な空が心地よかった。トンボがつながってる辺り、秋空を感じさせる。

堀割の底を歩く。草丈が高いが、少しずつ枯れた葉があるのが、季節が進みつつあるのを納得させる。しかしこの頃になると、ぬかるんで湿度も高くて蒸し暑かった。

コガネムシの類の光沢がやけに綺麗だった。糞虫なんだろう。

森の中に入るともうすっかりどこがルートか方向さえも見失いそうだ。だが分かる、両側の木が大きく伸びても、その間に育っていないところを目指すのだ。帰ってきてから、全然踏査の記録が無く、なんで誰もあそこ攻めなかったのだろうという話をしていたら、「冬ならともかく春~秋はヒグマが怖すぎてムリ」と言われた。そうか、クマか・・・。実際歩いていて、道東ほどクマの気配や脅威を感じることはなかったがなあ。

唯一スッキリ歩けるのは、橋の上。それでも低木が生えてたりもするが。ヤマブドウには一つも実が付いていなかった。もう食べられた後?ちょっと早かっただけかな。

蒼い空と碧い海が接するその方角へと下りていく道。さんざん廃道化した藪を歩いて滅茶苦茶汗だく、所により四足歩行だったので、帰りは国道に出て舗装路でぺたぺた歩いたよ。

途中、車にはねられたものが目に入ったので拾いに行くと、なんとアオバト。もったいねー。

視界も霞む昼の日差しに、ようやく途中デポしたYBRのところへ到着。
狙いは当たって、この日の成果は後日ラノベ風タイトルの「極北のリノロファス」として研究発表できた。
やらねば何も得られないが、現場へ行けば何らかの収穫はあるもんだ。もうこれ以上新しいことを増やそうとはしないつもりでいたのだが、誰も手を付けないなら仕方あるまい。私がせねば誰がやる、の追加也。
2019年9月
ずいぶん間を空けてしまったが、9月の北海道行き画像その8
(この話はまだ寒くない秋に季節を巻き戻した話です)

テントの中で明るくなったのを感じて、外に出てみた。すこし霞んだ利尻が見えるここは初山別村の港の上のキャンプ場。

振り返って灯台を見上げる。その下の芝生広場もテン場なのだが、そっちは駐車場が離れているのだ。

例によってテントの口から手だけ出してラーメン作り。取り外し可能なRVボックスの蓋は硬くて平面になるので火器を置くのに便利だ。
隣にやって来ていたのは50のカブで、日本一周だったか全国一周だったかと書いた札を箱の後ろに下げていた。やるなあ。私にはもう50でのんびりも、自分の足で自転車でってのも、気力が無くてムリだわ。若い人は、やってみたいことはやれる内にしておかんとイカンと思うよ。
向こうに見えるのは、箱付きの大きなバイクだな。やはり旅には箱が必要だ。

このキャンプ場、何が良いって、朝風呂があることなのだ。夜中まで活動していると、風呂の時間に間に合わなくなってしまうので便利だ。確か9月でも暑くて昼間は昼間で汗だくになってたのだが。

青空の中に利尻がぼんやりして来たところで、朝の活動開始である。
2019年9月
(この話はまだ寒くない秋に季節を巻き戻した話です)

テントの中で明るくなったのを感じて、外に出てみた。すこし霞んだ利尻が見えるここは初山別村の港の上のキャンプ場。

振り返って灯台を見上げる。その下の芝生広場もテン場なのだが、そっちは駐車場が離れているのだ。

例によってテントの口から手だけ出してラーメン作り。取り外し可能なRVボックスの蓋は硬くて平面になるので火器を置くのに便利だ。
隣にやって来ていたのは50のカブで、日本一周だったか全国一周だったかと書いた札を箱の後ろに下げていた。やるなあ。私にはもう50でのんびりも、自分の足で自転車でってのも、気力が無くてムリだわ。若い人は、やってみたいことはやれる内にしておかんとイカンと思うよ。
向こうに見えるのは、箱付きの大きなバイクだな。やはり旅には箱が必要だ。

このキャンプ場、何が良いって、朝風呂があることなのだ。夜中まで活動していると、風呂の時間に間に合わなくなってしまうので便利だ。確か9月でも暑くて昼間は昼間で汗だくになってたのだが。

青空の中に利尻がぼんやりして来たところで、朝の活動開始である。
2019年9月