三重の焼けた雲が、水の入った田んぼに映る。
日没後、十分ほど経った時の色。
先日のこと。
数台前を走るバイクから、ただよう2stの臭い。今日び嗅がないこの臭い、2stバイクがいるなあと思っていると、これ原付だな。
キャンプ装備を積んで走り去っていった。一人分の荷物で出かけるなら、50ccでも十分だろうから、まずはそれで走り出すかどうかだわなあ。高校生か大学生か分からんが、せいぜい楽しんでくれい。
今年の新入生だとすると、ちょうど生活ペースが定まってきた頃だろうか。しかしもうリモート授業で大学行かないってわけでも無くなってるんかしらん。
台所の裏でゴンゴンと音が鳴ることが時々あったので、勝手口の近くにカメラを仕掛けておいた。
犯人はイノシシ、モードをスチル1コマ＋ムービー1フレームにしておいたら、鼻先を柔らかく動かしているところが撮影できた。伸びてくるとやっかいな若竹の蹴り倒したものの匂いを丹念に嗅いでいたが、何がそんなに魅力的なんだろう。伸び始めたタケノコを掘り出すかと思いきや、それには手を付けていないし、もう旬じゃ無いことが分かっているのか。
