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持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

YBR125を10年間走らせてみた

2017年06月23日 | 2つの輪

9年まとめから更に一年、やっぱり問題なく走り続けて、ついに10年間の運用期間を越えた。
そしていつも通りの状態を保っている。つまりこれが終わりではなく、ただの通過点にしかすぎない話なのだった。
まず一言で言って、YBR125の耐久性は特筆しても良いと思う。私の車やバイクに対する扱いは、愛車という概念を持たず道具に徹して使いまくるので、最低限のメンテナンスでとにかく走りまくる。なので大概の車やバイクは数年または10万キロ程度走ると大修理して乗り続けるよりも買い替えの方が安くつくと判断されて廃車の道へと進む。そうしたメンテコストが見合わなくなるまでの使い切りを心がけているものの、YBRについては廃車の選択を迫られる致命的な故障が起きないので、そのまま乗り続けてきたわけだが、それでスルスルと10年越えてしまった。10年間で走った距離も10万キロどころか17万キロを超えて、もうすぐ18万キロだ。
こんなに長く乗れたのは車とバイク合わせても数台しかない。そんな私の使い方についてこれた、超耐久性マシンのひとつとして、10年という区切りで太鼓判を押してあげよう。

さて、まだまだ走り続けるYBR125無印なので、一年区切りのまとめを今年もやっていこう。
まずはやっぱり燃費の確認から。

予想もしていたことながら、10年目は一気に52Km/Lを超えてきたよ。去年の笑い話で「10年目は51を超えるかも」なんて言ってたら、なんともう一段飛び越えてしまった。すごいね、この原因を何と考えるか。私はこれはマフラー内構造物の劣化によって排気効率が向上しているためだと予想している。新しいマフラーのYBRと乗り比べると、やっぱりフケが良いと思うんだよね。外観も劣化が見て取れるわけだが、それ以上に高温の排気を浴びまくっている内部の方が絶対先行して劣化してるはずだ。これが年々パワー燃費とも向上が続いている原因だと予想する。やがて外部から穴が開いてマフラー交換する時が来たら、取り外して輪切りにして観察して、どこがどのように劣化しているか確認してみたい。もしかしたら、うるさくなく、燃費よく、パワーの出るように純正マフラーを細工するためのヒントが得られるのではないかと思うのだ。ただ抜けが良いだけのマフラーなら社外品でいくらでも売ってるが、燃費効率がよくなるという話も聞かないし、何しろうるさくなるのはダメだ。
そんなに良かった燃費はわずかな走行距離で叩き出した参考値かと言うとそうでもなく、規定打席数に達しているかと言えば、10年目の年間走行距離は12,128kmと、12で割れば1ヶ月当たり1,000kmを越えているので、まあまあ普通に運用した結果とみなして良いだろう。年間のガソリン代は30,390円、km当たりなら2.5円だ。
メンテナンスはフロントタイヤ1回交換、リヤタイヤ交換も1回、エンジンオイルは4回交換、伸びたのでチェーンを1本交換、クラッチレバーが折れたので1本交換、ウィンカーランプが切れたと思ったら配線の断線だったので配線だけ修理してランプは再度利用、ブレーキパッドとブレーキフルードを交換したのが1回、そして10周年記念でサイドカバーを左だけ新品にした。これだけやった費用は25,203円であった。こうして燃料費とメンテ費との合計額55,413円を年間走行距離で割れば、4.6円/kmというのが、この1年の単年度ランニングコストのまとめとなる。

そして10年運用の総まとめをすると、177,394Km走って燃やしたガソリンは3,720リットル、ガソリン代は535,424円だった。総平均した結果は47.7Km/L、3.0円/Kmとなる。ガソリン代も10年平均すると144円/Lで、ここ2年間で平均した130円/Lは安いほうなんだな。

車両導入 20万円
ガス代  53.5万円
メンテ費 41.1万円
任意保険 3.7万円
税金   1.8万円
-----------
合計   120.1万円

去年からマイバイク特約が少し上がっているのと、軽自動車税も5割増しになったので、この10年のトータル費用は120万円という金額になった。
1年=12万円ということは、月々1万円でYBR乗り放題と考えても良かろう。120ヶ月で18万キロってことは、1ヶ月1500Kmペースだから、毎日片道25Kmの通勤に相当するわけだ。
今まで朝に乗り出そうと思ってエンジンがかからなくて困ったということもなく、寒くてエンストして困るということもなく、通勤途中にエンストしたとか原因不明の故障もなく、真冬の寒い時にもエンジンがかかり、真夏の暑い時にも熱ダレして走らなくなることもなく、もう問題はないない尽くしである。
「使える信頼性」の高さを10年間で自分で実際に確認できたというのが、私の持ったYBR125への正直な感想なのだよ。
そんな実績から、こいつがある日突然ダメになった時のバックアップ用の予備バイクに新天険を選んだというわけなのさ。

YBR125無印運用まとめページ
距離運用最新版 2022年に22万キロ

ホントに10年走らせることができた。走っちゃったよ!乗らずに持ってただけじゃなく、乗りまくっての10年だ。
次の目標は18万5千キロ走破だ。何故かって?車体価格が18万5千円だったからだよ。これさえ超えたら、いつ壊れて動かなくなっても、もう許しちゃう。


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6 コメント

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祝・10周年 (雷太)
2017-06-24 18:32:04
10年目、突入おめでとうございます。
私は結局7年目で乗り換えてしまったので、耐久試験はまるはし屋さんにおまかせです!
次の目標距離の後は地球5周の20万キロでしょうか?
ちょっと見てみたい記録だと思います。(^o^)
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11年目ですよ (まるはし屋)
2017-06-24 23:56:05
ありがとうございます。次の自賠責5年間のうちに、20万キロは行くんじゃないかなと予想しています。あと2万キロくらい、来年か再来年には行っちゃうと思うんですよね。
そこまでに何か壊れる部分が果たしてあるかどうか?どこからダメになっていくのか、もし起こるならば、それはそれで楽しみです。
キャブOHが先に必要になるか、それともエンジンをついに開ける時がやってくるのか、これらのノーメンテは、いったい何時まで続けられるのでしょうかねえ。
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長寿の落とし穴 (雷太)
2017-06-25 00:24:37
人間と同じで長生きしても世話とか色々ありますね。w
ところで至尊天剣のCDIは11年式以降の一段進角特性ですが、低回転トルクが
旧型に比べて太いですよね。
その分、高回転域で糞詰まりになる傾向があるようです。
また、旧型にくらべてマフラー設計が変わったのも影響してます。
新型はエキパイ内径が3mm細くなってます。
まるはし屋さんのYBRは多分2006年式なので、CDIの印字が5VL-H2310-01(CDIの箱の形が
四角形ではなく、階段状な形)なら直流形の欧・国2型なので、至尊号の1JP印字CDIから
この2型に交換すると二段特性になるので、ちょっと違った加速特性が生まれと思います。
(現物見ないと実際なにが積んであるか不明ですが)
私はYBで何回か交換比較して普段6千回転以上は滅多に回さないので、結局1段進角の方が
性に合ってると結論づけました。
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中低速重用 (まるはし屋)
2017-06-25 09:03:01
今のところ新天険はまったくノーマルですが、ノーマルだとギヤ比が低くて通常走行でもけっこう高回転になってしまう事がよくありますね。下が強くなっていてそっちで加速できるので、上を使って走るというイメージは、更に薄くなった気がしています。
余っている旧型CDIもあるので、そのうち試してみても良いかなと思いますが、まずはスプロケ交換して、出力ピークの良いところをよく使う道路の流れに合わせるだけで、かなり良い感じになりそうだと思っています。
100Km/h出すようなコースに行く機会もないことだし、道路で使う速度域の中間加速が強化されてて、それが速くなったように感じるのかなあと思っています。
巡航速度へ速く達するようになったのが、平均走行速度の押し上げになっているようなグラフなんですよ。
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2次減速比調整 (雷太)
2017-06-25 10:26:33
私のYBも純正減速比では早々と頭打ちする傾向がありました。
今はドライブスプロケットを1T増やしていますが、ちょっと上がりすぎな印象で、
市街地だと4速までしか使えません。
先日社外品で2T少ないドリブンスプロケットを入手したので、ドライブ側を
純正に戻し、ドリブン側は2T少ない仕様を試す予定です。
YBR系ですと純正ドリブンが45Tですが偶然にもYB純正が43Tなので同様な減速比
変更が可能ですね。
実はYBR用のリアホイールの在庫があるので、いずれリア18インチ化の時にこの
組み合わせも検討しみたいと思ってます。
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スプロケとタイヤ径 (まるはし屋)
2017-06-25 11:08:12
リヤタイヤの太さがこれまでの選択から、3.25が良いなと思っているのですが、これは扁平率が高くないので、ちょっと大きくなるんですわ。それを固定してスプロケの選択を色々していたら、これまでのYBRではF15-R46かR47が良いかなあと思っています。
今度の新天険は更に中低速が強いようなので、もっとギヤ比を上げて、もう高回転は全然使わないくらいにしても良いかもと感じていたりしますよ。
上げ過ぎると、ほんとに街乗りで5速に入れる機会がなくなりますが、それはそれでギヤを上げていく途中でしか使わない4速を常用するようになって、5速の使用頻度を下げて負担を分散することになるかなあという気もしてたりします。まあ無印のことを思うと、別に5速ばかり使っていてもミッション壊れんじゃんとも思いますが。
まずは手間のかからないフロントを交換してF15-R45、新しいエンジンの特性でハイギヤが合うかどうか体感してから、リヤが減ったら47など大きいのにするかどうか考えようと思っています。
たぶんいくらなんでも43は無理だろうなと予想してますが、この中低速の太さにターゲットを合わせて交換していこうかなと。
減ってなくても純正のF14-R45という組み合わせはとっとと交換してしまいたいものの、リヤを大きくするにはキタコのを買って削らないといけないので、さすがに純正が減るまでめんどくさいのは先送りにしますわ。
出来合いでと思うとXamは高いし。
YBSPでリヤ18インチ化、良いですね。そんな材料がないけどフロントを16インチで揃えると、ミニトレみたいになるかなとも思っていました。
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