ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

荒船高原ではフシグロセンノウも咲き始めました

2010年08月10日 | 佐久荒船高原便り
 盛夏を迎えた佐久荒船高原では、コオニユリなどの夏の花が咲き誇っています。

 8月8日夜から9日朝まで、かなりの雨が降りました。夏に多い夕立のような一時的な豪雨ではなく、ずっと降り続く夏らしくない雨になりました。この久しぶりの雨は、佐久荒船高原の樹木にとっては恵みの雨になったと思います。晴天が続いていて、まとまった雨が降っていなかったからです。この雨によって、佐久荒船高原の樹木や草類はますます成長しそうです。


 
 木漏れ日がそそぐ森の中では、ウバユリは開花期が過ぎて秋を迎える準備を始めています。こうした夏の花などの動きの中で、晩夏から初秋を代表する花であるフシグロセンノウ(節黒仙翁)も咲き始めました。フシグロセンノウの鮮やかなオレンジ色の花は盛夏の濃い緑色の草原の中で目立ちます。



  ナデシコ科の多年草なので、毎年同じような所に咲きます。7月末から早いものが咲き始めます。オレンジ色の花が目立つので、すぐ気が付きます。そして、9月末まで次々と咲きます。高原を飾る代表的な野草です。秋には小さなゴマのような黒いタネをたくさんつくります。

  盛夏に植物の生命力を強く感じさせるのは、ツル系の植物です。ガガイモ科の多年草のイケマは白い小さな花を多数咲かせ、昆虫を集めています。アブやチョウなどが多数、花に群がっています(撮影時は、たまたま昆虫がいない時でした)。



 イケマは多数の花が集まって、一見するとブーケのようになって、存在感をアピールしています。クロアゲハ系が近くを飛び回っています。夏休みらしい風景です。休む時はしっかり休んで、いろいろと考えるいい時期です。