蔵王連峰の火山湖「お釜」を30数年ぶりに見に行きました。
30数年前は、冬に山形蔵王側からスキーで尾根沿いを30~40分かかって見に行きました。尾根沿いは風が強く寒かったことを覚えています。その数年後に宮城蔵王側に春スキーに行った際に、お釜を少し見ました。
お釜は、蔵王刈田岳(標高1758メートル)、熊野岳、五色岳(標高1674メートル)の三峰に抱かれた、蔵王連峰の中心部にある火口湖です。宮城県と山形県の県境にあります。火山が噴火した火口の跡に水がたまったカルデラ湖ではなく、蔵王連峰がこれまでに26回の噴火を繰返し、吹き飛んだ跡に五色岳の断崖が崩壊してできた湖だそうです。湖面は、太陽光の当たり具合いを反映してエメラルドグリーンの色を変える“五色湖”です。

お釜を望む刈田峠は快晴でした。宮城県側は雲海が広がり、下界は曇りのようでした。
お釜見物は刈田岳頂上にある刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)の奥宮近くからします。刈田峠付近は風が涼しく、リンドウ(竜胆)やアキノキリンソウが咲き始めていて、初秋という感じでした。

刈田峠駐車場から徒歩10分ぐらいで、すぐ眼下にお釜を見下ろすことができる展望台に着きます。刈田峠駐車場までは、山岳道路の蔵王エコーラインから有料道路の蔵王ハイラインを通ってたどり着きます。車で簡単に行けるので、観光客で賑わっています。自動車の40%ぐらいは関東の他県ナンバーで、お釜の人気の高さを知りました。
お釜の南西部側から清水が流れ出て濁川となり、宮城県側へ流れ出ています。渓流釣りができそうな荒々しい清流です。
同じように蔵王連峰を下る清流の一つに澄川があります。この澄川には不動滝、三階の滝、地蔵滝という有名な滝が三つあります。蔵王エコーラインの途中にある滝見台から、不動滝と三階の滝の二つを見ることができました。濃い緑のブナやカツラの天然森の中の断崖から、水流が吹き出しています。不動滝は高さ54メートル、幅16メートル、三階の滝は高さ181メートル、幅7メートルだそうです。
不動滝はすこし離れた別の見晴台からは滝壺までみることができました。

三階の滝の三段目も、滝見台の中でいい位置を探さないと、手前の木に遮られて見ません。今は濃い緑の中に、白い水しぶきのコントラストを見せていますが、10月中旬には紅葉の中に白い水しぶきが見える、最高の見所時期だそうです。
蔵王のお釜自身は30数年間にどのぐらい変化したのかよく分かりません。大きく変わったのは刈田峠駐車場に通じる道路でした。山岳道路の蔵王エコーラインと有料道路の蔵王ハイラインが整備され、観光地になっていました。宮城県白石市側は道路がよく整備されていました。また、仙台市から宮城蔵王に向かう川崎町の道路もよく整備されていました。土建国家日本のおかげで、快適に走りました。でも、この結果、日本に多額の借金ができたことも事実です。複雑な思いです。
30数年前は、冬に山形蔵王側からスキーで尾根沿いを30~40分かかって見に行きました。尾根沿いは風が強く寒かったことを覚えています。その数年後に宮城蔵王側に春スキーに行った際に、お釜を少し見ました。
お釜は、蔵王刈田岳(標高1758メートル)、熊野岳、五色岳(標高1674メートル)の三峰に抱かれた、蔵王連峰の中心部にある火口湖です。宮城県と山形県の県境にあります。火山が噴火した火口の跡に水がたまったカルデラ湖ではなく、蔵王連峰がこれまでに26回の噴火を繰返し、吹き飛んだ跡に五色岳の断崖が崩壊してできた湖だそうです。湖面は、太陽光の当たり具合いを反映してエメラルドグリーンの色を変える“五色湖”です。

お釜を望む刈田峠は快晴でした。宮城県側は雲海が広がり、下界は曇りのようでした。
お釜見物は刈田岳頂上にある刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)の奥宮近くからします。刈田峠付近は風が涼しく、リンドウ(竜胆)やアキノキリンソウが咲き始めていて、初秋という感じでした。

刈田峠駐車場から徒歩10分ぐらいで、すぐ眼下にお釜を見下ろすことができる展望台に着きます。刈田峠駐車場までは、山岳道路の蔵王エコーラインから有料道路の蔵王ハイラインを通ってたどり着きます。車で簡単に行けるので、観光客で賑わっています。自動車の40%ぐらいは関東の他県ナンバーで、お釜の人気の高さを知りました。
お釜の南西部側から清水が流れ出て濁川となり、宮城県側へ流れ出ています。渓流釣りができそうな荒々しい清流です。
同じように蔵王連峰を下る清流の一つに澄川があります。この澄川には不動滝、三階の滝、地蔵滝という有名な滝が三つあります。蔵王エコーラインの途中にある滝見台から、不動滝と三階の滝の二つを見ることができました。濃い緑のブナやカツラの天然森の中の断崖から、水流が吹き出しています。不動滝は高さ54メートル、幅16メートル、三階の滝は高さ181メートル、幅7メートルだそうです。
不動滝はすこし離れた別の見晴台からは滝壺までみることができました。

三階の滝の三段目も、滝見台の中でいい位置を探さないと、手前の木に遮られて見ません。今は濃い緑の中に、白い水しぶきのコントラストを見せていますが、10月中旬には紅葉の中に白い水しぶきが見える、最高の見所時期だそうです。
蔵王のお釜自身は30数年間にどのぐらい変化したのかよく分かりません。大きく変わったのは刈田峠駐車場に通じる道路でした。山岳道路の蔵王エコーラインと有料道路の蔵王ハイラインが整備され、観光地になっていました。宮城県白石市側は道路がよく整備されていました。また、仙台市から宮城蔵王に向かう川崎町の道路もよく整備されていました。土建国家日本のおかげで、快適に走りました。でも、この結果、日本に多額の借金ができたことも事実です。複雑な思いです。