最近の話題と出来事から世相を斬ろうかと:
石破首相と森山幹事長の責任論:
私は「小泉進次郎選対委員長の辞任だけで済まそうとするのか」とは言ってあったが、石破首相と森山幹事長の責任にまで触れていなかった。それは、幹事長は兎も角石破茂氏が漸く辿り着いた総理/総裁の座を簡単に手放すとは思っていなかったから。だが、世間は看過しておらず、世論調査での支持率は33%と出たではないか。だが、マスコミ論調は未だ未だ穏やかな儘なのだ。
しかし、本日の産経新聞にはかなり明確に首相と幹事長の責任を問う論陣を張っていた。尤も、櫻井よしこさんは31日発売の週刊新潮で明確に石破氏は首相に不適格であると指摘しておられ、「自由民主党の賞味期限切れ」にまで言及していた。私は石破首相も森山幹事長も聞く耳乃至は見る目はお持ちではないだろうと、密かに危惧している。問題は「それで良いのだろうか」という点だ。
ロシアとDPRKの提携:
外電によれば「ロシアのラブロフ外相と北朝鮮の崔善姫外相が1日、モスクワで会談した。ウクライナに侵攻するロシアへの北朝鮮兵の派遣情報に米欧や韓国が警戒を高める中、崔氏は会談冒頭「ロシアが勝利するまでわれわれは断固としてロシアの同志と共にあると述べた」とある。
DPRKから派遣された軍隊は間もなくウクライナとの対戦の最前線に送り込まれると報じられていたが、ここに来て外相会談で「同志」であるとまで明確にした。この方面の状勢などには疎い私でさえ、北アジアの情勢は我が国にとっても容易ならざる次元に達しているのではないかと痛感している。現に金正恩は繰り返して我が国のEEZ外にミサイルを落として威嚇しているではないか。
自然災害対策:
「豪雨災害」としても良いかも知れない。我が国でも至近の例では能登半島で豪雨災害が発生していた。この自然災害は世界中の至る所が襲われていて、昨日にはスペインで多くの犠牲者が出たと報じられた凄まじい災害の報道があった。事態がここに至れば「地球温暖化」などと言って済ますことが出来る事態ではないだろうと思う。今からでは遅くとも、できる限りの手を打たねばなるまい。
その時期にあって、未だに火力発電から脱却できず、原子力規制委員会の決定に従順に従って原発の稼働を制限する政策には、陳腐な表現だと承知で言うが「再検討の余地があるだろう」と思わずにはいられない。火力発電に拘泥する事情があることくらい分かっているつもりだが、UNだったかに「止めろ」と勧告されても続けてきた。それが『世界中での豪雨災害』の原因にでもされたらどう対応するのか。
防災庁設置:
石破首相がその準備委員会だったかの看板の前に喜色満面で立っておられるニュースがあった。事が石破首相の発案となると、余り詳細な報道がない嫌いがあるので、私は防災庁が「もしも、大災害が発生し被害が生じた場合にどのように対応するのか」は報じられていない気がする。
気象予報では「線状降水帯」が発生するとは言えるが、発生させないようにする策はないのである。当方が不勉強なのかも知れないが、この防災庁は「発生させない手立てを講じるのが役目なのか、大豪雨等の為に生じた物理的且つ経済的な大被害(大損害)に対処する役所なのか」が明快になっていないような気がするのだ。
防災というのならば、無数の簡易住宅建設の資材と仮設トイレ等々を全国至る所に準備しておく必要が生じるだろう。また、何時まで経っても、その存在の目的外である「自衛隊の緊急出動」に依存している訳にも行くまいと思う。何れにせよ、政府には予算を立てておく必要があると思うが、財源を何処の何に求めるのだろうか。財源が天から降ってくる訳はないだろうから。
アメリカの大統領選挙:
目前に迫ってきた。報道によれば、石破首相はバイデン大統領との会談の予定があるとのこと。選挙の結果の予想は不可能だが、偶に一寸だけ読むNew York Timesでさえ、何となくハリス副大統領寄りの記事が減ってきたように読める。また、「ハリス氏の正体(実質的な中身がな無いことと言うようだ)が見えてしまった」という話も出てきた。
その時にあって、バイデン大統領と会談をすることが有効・適切なのだろうかと一寸感じた。また、トランプ氏の側近が「故安倍元総理が真っ先にトランプ氏を訪問した後で、この時点で外国の要人と会うのか適切でないと差し止めたので、故安倍元総理以外には誰とも会っていなかった」と回顧したという。石破首相は微妙であり難しい選択を迫られていないか。