新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

世相を斬ろうかと

2024-11-02 07:37:50 | コラム
最近の話題と出来事から世相を斬ろうかと:

石破首相と森山幹事長の責任論:
私は「小泉進次郎選対委員長の辞任だけで済まそうとするのか」とは言ってあったが、石破首相と森山幹事長の責任にまで触れていなかった。それは、幹事長は兎も角石破茂氏が漸く辿り着いた総理/総裁の座を簡単に手放すとは思っていなかったから。だが、世間は看過しておらず、世論調査での支持率は33%と出たではないか。だが、マスコミ論調は未だ未だ穏やかな儘なのだ。

しかし、本日の産経新聞にはかなり明確に首相と幹事長の責任を問う論陣を張っていた。尤も、櫻井よしこさんは31日発売の週刊新潮で明確に石破氏は首相に不適格であると指摘しておられ、「自由民主党の賞味期限切れ」にまで言及していた。私は石破首相も森山幹事長も聞く耳乃至は見る目はお持ちではないだろうと、密かに危惧している。問題は「それで良いのだろうか」という点だ。

ロシアとDPRKの提携:
外電によれば「ロシアのラブロフ外相と北朝鮮の崔善姫外相が1日、モスクワで会談した。ウクライナに侵攻するロシアへの北朝鮮兵の派遣情報に米欧や韓国が警戒を高める中、崔氏は会談冒頭「ロシアが勝利するまでわれわれは断固としてロシアの同志と共にあると述べた」とある。

DPRKから派遣された軍隊は間もなくウクライナとの対戦の最前線に送り込まれると報じられていたが、ここに来て外相会談で「同志」であるとまで明確にした。この方面の状勢などには疎い私でさえ、北アジアの情勢は我が国にとっても容易ならざる次元に達しているのではないかと痛感している。現に金正恩は繰り返して我が国のEEZ外にミサイルを落として威嚇しているではないか。

自然災害対策:
「豪雨災害」としても良いかも知れない。我が国でも至近の例では能登半島で豪雨災害が発生していた。この自然災害は世界中の至る所が襲われていて、昨日にはスペインで多くの犠牲者が出たと報じられた凄まじい災害の報道があった。事態がここに至れば「地球温暖化」などと言って済ますことが出来る事態ではないだろうと思う。今からでは遅くとも、できる限りの手を打たねばなるまい。

その時期にあって、未だに火力発電から脱却できず、原子力規制委員会の決定に従順に従って原発の稼働を制限する政策には、陳腐な表現だと承知で言うが「再検討の余地があるだろう」と思わずにはいられない。火力発電に拘泥する事情があることくらい分かっているつもりだが、UNだったかに「止めろ」と勧告されても続けてきた。それが『世界中での豪雨災害』の原因にでもされたらどう対応するのか。

防災庁設置:
石破首相がその準備委員会だったかの看板の前に喜色満面で立っておられるニュースがあった。事が石破首相の発案となると、余り詳細な報道がない嫌いがあるので、私は防災庁が「もしも、大災害が発生し被害が生じた場合にどのように対応するのか」は報じられていない気がする。

気象予報では「線状降水帯」が発生するとは言えるが、発生させないようにする策はないのである。当方が不勉強なのかも知れないが、この防災庁は「発生させない手立てを講じるのが役目なのか、大豪雨等の為に生じた物理的且つ経済的な大被害(大損害)に対処する役所なのか」が明快になっていないような気がするのだ。

防災というのならば、無数の簡易住宅建設の資材と仮設トイレ等々を全国至る所に準備しておく必要が生じるだろう。また、何時まで経っても、その存在の目的外である「自衛隊の緊急出動」に依存している訳にも行くまいと思う。何れにせよ、政府には予算を立てておく必要があると思うが、財源を何処の何に求めるのだろうか。財源が天から降ってくる訳はないだろうから。

アメリカの大統領選挙:
目前に迫ってきた。報道によれば、石破首相はバイデン大統領との会談の予定があるとのこと。選挙の結果の予想は不可能だが、偶に一寸だけ読むNew York Timesでさえ、何となくハリス副大統領寄りの記事が減ってきたように読める。また、「ハリス氏の正体(実質的な中身がな無いことと言うようだ)が見えてしまった」という話も出てきた。

その時にあって、バイデン大統領と会談をすることが有効・適切なのだろうかと一寸感じた。また、トランプ氏の側近が「故安倍元総理が真っ先にトランプ氏を訪問した後で、この時点で外国の要人と会うのか適切でないと差し止めたので、故安倍元総理以外には誰とも会っていなかった」と回顧したという。石破首相は微妙であり難しい選択を迫られていないか。

11月1日 その2 2024年9月の新宿区の人口

2024-11-01 14:14:05 | コラム
2024年9月の東京都新宿区の人口は352,628人と815人の増加:

新宿区の人口は5月から減少傾向が続き、7月に増加に転じたものの8月には減少していた。だが、9月には815人の増加で352,628人に達していた。その内訳は日本人が△125人で305,452人に減少したが、外国人は940人の増加で47.176人となり、全体に占める比率は前月の13.1%から13.4%に上昇していた。感覚的には中国人の増加傾向が続き、ネパール人がそれに続いているかのようだ。

マスコミが「新大久保」と誤った呼び方をするのが腹立たしいのだが、ここ山手線の外側になる百人町では外国人が僅か13%とは到底考えられないほどインバウンド様を含めた異国の人が圧倒的に多い。嘗て何方だったか「G7以外の国から来ている人たちが多い」と指摘しておられたが、言い得て妙だと思う。それほどに中国、バングラデシュ、パキスタン等と思われる人たちが多い。

ハロウィーン:
昨10月31日のことだった。高田馬場駅前に30~40人ほどだったかの保育園児が、何名かの外国人(白人と言えば良いか)の保育士に付き添われて仮装して練り歩いていたのには驚かされた。親と思しき人が動画を撮っていたのも印象的だった。そこで、改めて観察すると幼児たちも外国人だった。

この地区に外国人専用(なのか)の保育園があるとは知らなかったし、そういう需要があるほど、この界隈に異邦人が住んでいると知らされたのだった。そこから1km以上は離れている我が家の近所でも、インド系に見える外国人の保育士が幼児を散歩させているのに出会う事があるが、それほど多くの外国人が住居を構えて、お子さんを保育園に入れているのだと、改めて確認してしまった次第。

ハラルフード店が改装した:
つい先日、イスラム横町で2番か3番目に古いハラルフード店に、あの特徴的なネパール国旗が立っているのは承知していたが、看板の変化までは注意していなかった。だが、看板も解読不能な文字に変わっていて、どうやら増加傾向にあるネパール人の需要を目指している変化のようだと察した。

だが、ネパールはヒンドゥー教徒が80%以上を占め、イスラム教徒は精々4~5%だと聞いている。一寸不可思議な現象だが、それだけネパール人が増えているという事だろう。因みに、ハラルフードでは大規模店が2軒新規に開店している。インバウンド様促進政策のコインの裏側の現象が、ここ新宿区の一画に又もや現れたと言うことだろう。

外国人の在留資格:
彼等が如何なる在留資格で入ってきて生計を営んでいるのだろうかと、何時も極めて疑問に思っている。彼等外国人たちが、何の屈託もないかのような明るい表情で動き回っているのを見るのは決して愉快ではないのだ。昼頃になると日本語学校から出てくる多くの留学生たちも本当に楽しそうだが、彼等は何故あれほど明るく楽しそうなのかと不思議に感じている。

インバウンド政策の見直し:
毎回同じ事を言うが、「我が国の政府は治安が良くて円安傾向に悩む我が国に押し寄せてくる発展途上国の人たちに対して、過剰だとしか見えない親切で行き届いた扱い方を、考え直しても良い時期が来ていると認識すべきだ」と主張したい。何らの条件を付けて入国させる方が良くはないのか。国会議員と担当官庁の方々には「オーバーツーリズム」ならぬ「オーバー外国人」禍に悩む様子を視察して欲しい。

要するに、我が国が信奉する性善説を信奉するが為の人の良さに付け込んで来る連中が余りにも多いということ。石破新内閣の閣僚の方々には、我が国の治安を攪乱しかねない「オーバー外国人」問題を子細に調査されて、彼等の入国を制限する政策を検討して貰いたいものである。これは、インバウンド様が落として下さる収入に依存しないでも済むような新たな財源を創設するという事でもある。

参考資料:新宿区広報24年10月25日号


ベイスターズの3連勝を分析すれば

2024-11-01 07:47:25 | コラム
野球は「モメンタムのスポーツ」だったと再認識:

昨31日夜の日本シリーズ第5戦は文字通りに、私が常に指摘してきた「アメリカ発祥の球技はモメンタムに大きく左右される」を画に描いたように立証して見せていた。ある熱心なベイスターズ支持者でさえ「1勝4敗か」と諦めかけていたホークスを相手にして、本拠地を離れた福岡で「まさか!」の3連勝、それも最初の試合の1回の1失点に止めて26回をゼロに食い止めたという素晴らしい成績。

言うなれば、ホームの横浜ではリーグ制覇のジャイアンツを退けたモメンタムを失いかけていたが、移動日を挟んだ第3戦目で回復し、後はその勢いを失うことなく3連勝したのだった。しかも、昨夜のように左打者を5人も並べたベイスターズに対して起用した左投げの大津が最初からフラついていても1、2回とチャンスを逃していたので不味いなと思っていれば、期待薄だった筒香が打って先取点となった。

私はその後からの小久保監督のリリーフ投手起用の失敗が致命傷になったと思うのだ。即ち、「左打者に対しては左投手」という迷信に従って、実績がない松本晴と前田純を使って墓穴を掘ったのだった。そこでモメンタムを充分に取り戻したベイスターズでは当たっていなかったはずの牧が3ランホームランを打ち込んで、殆ど勝敗を決定してしまった。げに恐ろしきは「モメンタム」なのである。

勝負とはそんなもので、その後に使った右投げの杉山も津森も無失点なのだった。投手起用の順番を誤っていたと言える。一方のベイスターズは当方の評価が低い桑原は良く打ったし、守れば鮮やかなダイビングキャッチを演じて味方の危機を救ったのだった。投手も中4日だったかのジャクソンが7回までベイスターズの山川と近藤を封じ込めた大好投。救援投手たちも立派に役目を果たしていた。

ここまではベイスターズにとっては良い事ずくめだったが、問題はここから先の1日の移動日が入ってからの横浜スタジアムでの2試合である。と言うのは、移動日が入った後の福岡では未だまだら模様であるとは言え、打線が当たりを見せてきたし、投手陣は悲観的な予想をものともしなかった出来映えだった。即ち、移動日が入った後もベイスターズがモメンタムを維持できるのかという問題だ。

一方のホークスとてもパシフィック・リーグの勝者としては黙っている訳にもいくまいから、何とかして第2戦までの勢いを取り戻そうと懸命になって挑んでくるだろう。それが叶うかどうかが勝負の分かれ目になるだろう。私は「モメンタムを失った方が負ける」と見ている。

ホークスでは山川穂高だってアウトサイド低目の変化球を空振りばかりしている訳にも行くまい。近藤健介だった足が痛いのとか言っていられまい、大谷君は亜脱臼を克服してWS制覇に持っていったのだから。有原とモイネロが当たってきたベイスターズを抑えてくれるかが鍵を握っているのではないか。

でも、三連勝して見せた三浦大輔監督率いるベイスターズには「お見それしました。失礼いたしました」とお詫びして終わる。

マスコミ報道を批判する

2024-10-31 06:26:34 | コラム
大谷報道は過剰ではないか:

3日ほどネットから遠ざかる過ごし方をしてきて、昨30日に帰ってきて見てみれば、各方面と有識者から「マスコミ、特にテレビでも大谷関連の扱いは過剰ではないか」との意見が出ていると知った。「矢張り、そういう声があった」と、正直に言って安心した。兎に角、ニュースではあらゆる話題に先駆けて大谷翔平の動静であり、Dodgersの勝敗から始まると言っても過言ではない状況なのだから。

確かに怪我を顧みずにティームの為、自分の為に大試合に出場する大谷君は立派だろう(と見えるのだろう)とはは思う。恐らく、日本中に熱心な大谷支持者が無数にいて、石破政権の行く先に何があるのかよりも、我らが大谷翔平君の動静が気懸かりなのだろう。テレビはその方が視聴率も上がるのだろうし、新聞だってそうすることで駅売りが伸びるのだろうとは思う。

だが、狭いようで広い日本には、そういう過剰な大谷報道に対して、批判的というか苦々しい思いで見ている人たちもいるのだ。当方も彼等報道機関の商業主義を真っ向から否定はしないが、視聴者をミーハーの如くに看做しているかのような姿勢は好ましいことだとは見ていない。

私の年来の持論は「マスコミが特定のスポーツ選手を過剰に持て囃すような扱いで報道すると、動もすると好ましくない結果が出る」なのだ。断っておくが「好ましくない結果」は、その選手が過剰な褒めそやし報道に接して思い上がったとか、自信過剰になったというのではない。

これまでにそういう例が数多くあったではないか。今回もリーグ戦中にあれほど多くの盗塁をして事故もなく過ごしてきた大谷に、まさかの左肩亜脱臼が生じていた。因みに、1946年にサッカーの試合中、倒された時にあのような左の掌のつきかたをして左肘を骨折して未だに不自由である経験からも、あの形が危険だと経験上からも言える。

私が強調したいことは、毎度のことだが「マスコミの軽佻浮薄な歩道の姿勢」を非難したい点である。「我が国内に如何なる事態が生じていようと、報道する側はニュースの優先度を的確に判断すべきだ」という事。尤も、視聴者がそのニュースの扱い方に慣れて、大谷が打ったか打たなかったかを心待ちにするようになることが、総選挙の結果よりも重大だと思っているとしたら、それも心配になってしまう。


10月28日 その3 お知らせ

2024-10-28 06:52:12 | コラム
各位

ここまでで暫く休みます。よろしくお願いします。

真一文字拝