新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2022年6月の新宿区の人口

2022-07-29 07:12:29 | コラム
2022年6月の新宿区の人口は前月比434人の減少で345,609人だった:

今回もお断りしておくことがある。それは、新宿区の広報の7月25日号が新聞と共に公報が配布されなかったので、新宿区のHPの統計から人口を参考にした点である。HPには7月1日の時点での人口が掲載されたので、本稿ではそれを6月の人口として計算した次第だ。

東京都新宿区の22年6月の人口は対前月比△434人で、345,609人の微減となっていた。日本人は△230人の減少で307,695人となった。外国人は△456人で37,194人となっていた。この減少で外国人が区全体の人口に占める比率は10.76%と、前月の10.79%からは将に微減だった。だが、5月の9.7%よりは増加していた。ということは、彼らの増加傾向も6月に入って一段落した模様だ。

新型コロナウイルスの新宿区における状況にも触れておこう。7月27日の時点での感染者の累計は63,945人で、その日の新たな感染者は690人となっていた。即ち、新宿区の人口345,609人の18%が感染していたことになるのだ。また、1日の感染者690人は都内23区と市町村の中では、上から12番目となっていた。小池都知事が歌舞伎町の浄化を手がけられて以降、新宿区の感染者数は減少した形になっている。

大久保通りを山手線の内側と外側を歩いて見たときの感覚では、外国人が昨年辺りよりも減ったかなと思わせてくれる。だが、確かに数多ある日本語学校に出入りする若者の数には多少増加した感がある。彼らが前月に4,000人も増えた外国人の中核を為しているとして、新たに入国したのだろうか、それとも他の区または都外から移住してきたのだろうか。その辺りが解らない。

大久保通りの山手線内側のKoreatownの活況は夏休みになったからだろうか相変わらずだ。特に、新大久保駅前は老若の女性たちでごった返している。彼らは連日の猛暑にもめげることなく押し寄せている。韓国産の化粧品がそれほど優れていて良く売れているのでは、我が国の化粧品メーカーの奮起を促したい気分である。

参考資料:新宿区HP

我が代表が東アジアE-1選手権で優勝した

2022-07-28 07:57:39 | コラム
サッカーJリーグ選抜ティームが韓国代表を抑えて優勝した:

久しぶりに殆ど何も批判めいたことは言わないで済む、我が国の代表が韓国代表を圧倒して勝つところを見た。気分爽快だった。兎に角、森保監督率いる我が国の代表のサッカーには魅力を感じていなかったので、登場した選手たちの顔も名前も知らないという、申し訳ないような状態で「何としても勝ってくれ」と期待して観戦していた。

何が何でも良かったことは、彼らJリーグ選抜、じゃなかった日本代表が積極的に果敢に攻め続けた試合振りだった。サッカーはこう来なくちゃいけないのだ。私が忌み嫌う横と後ろへのパス交換も少なかった。そうだからこそ、途中でアナウンサーが「ボールの支配率では韓国の方が高い」と指摘していたのだった。解説の岡田武史氏かアナウンサーだったかが「ここでアピールして、W杯の代表に選ばれたいのだ」と指摘されたが、もし選ばれたら、このような積極性を発揮して欲しいものだ。

彼らの中からは豪快な決定力を見せる者こそ出てこなかったが、キチンとした組み立てで流れの中から綺麗に2点を獲って見せてくれたのも嬉しかった。特に後半の1点目となった藤田がトーキックでふわりと上げたパスを、相馬が果敢に飛び込んでヘデイングで合わせたのは見事だった。3点目に、右側から攻め込んでペナルティーエリアに深く入ってからゴール前に低いセンターリングを蹴り込み、左側から上がってきた者がピッタリ合わせた辺りは美しくさえあった。

我が方の当たり方もまたかなり強くなっていて、何度も何度も韓国選手に勝っていた。これは私として特筆大書したいことで、これまでには我が国の選手たちは時には感情的だと思わせられる韓国選手たちの乱暴な当たりに負けていたのだった。だが、昨夜は話が違っていて「当たって勝つ」のは我が方だったのだ。しかし、一度だけイエローカードになってしまったこともあったが、これも積極性の表現だと見ているので批判するには当たらないと思う。

一方の韓国代表は「これがあの韓国のサッカーか?」と思わせられたほど、組織力も精神力も無く、徒に技巧を駆使してパス回しをして見せただけだったのは意外だった。岡田氏がGKの谷を褒めた見事なセービングが一度あっただけで、我が方のデイフェンスは殆ど韓国に「形」を作らせていなかったのも良かった。彼らは敗色濃厚となってから、彼らの特技である反則に取られる汚い当たり方をし始めたが、「時既に遅し」だった。

「滅多にないことで褒めてばかりいるではないか」と言われるかも知れない。だが、私だって貶すばかりが能じゃないので、何時でも良いところは解っているのだ。だが、解説者は身内の問題点は指摘しにくいだろうと解っているので、敢えて辛口にしているのだ。その気になって見ていれば、本稿のような書き方になるのだ。それに、韓国代表を圧倒して勝ったことを「気分良し」としているのは、私だけではないと思うのだ。


今週の雑感

2022-07-27 08:49:12 | コラム
一寸気になった話題:

サル痘:
WHOが取り上げて警告を発していたので、マスコミは熱心に連日のように報道していたが、昨日だったかに都内居住者の30歳台でヨーロッパから帰国された方が発症されたというので、俄然我が国においても感染が始まるかと、彼らがこれまでにも増して騒ぎ始めた。その発症された方の性別も国籍も公表されていない意味は不明だが、要警戒だそうだ。

どれほど危険な感染症なのかについての、政府か厚生労働省から公式な見解が発表されていない気がする。マスコミ報道というか、彼らが所謂専門家の意見として伝えていたことから解ったことは「COVIDほどの感染力は無く、発熱やテレビの画面にあったような発疹等の症状は出るが、重症化はしても死者はアフリカ以外では未だ出ていない。天然痘用のワクチンには効果がある」辺りだった。

何れにせよ、その発症者には帰国後に濃厚接触者がおられるのだろうから、感染を予防しようとするのだったならば、もう少し具体的な警戒警報が出された方が良いように思えてならない。だが、現実にはBA.5株による感染が急激に増加しており、保健所はまたまた手一杯の状況だろうし、発熱外来ではとても予約が取れる状況にはないそうだから、サル痘にまで対応し切れていないのかも知れない。面倒な事態になってきた物だと、少し怖れている。

また英語の話題かと言われそうだが「サル痘」の原語は何だろうかと調べてみた。その前に天然痘が“smallpox”というのだから“monkeypox”ではないかと考えていた。結果はそれが正解だった。だが、何故「猿痘」としては宜しくないのだろうか。

女性が選んだNO.1回転寿司:
「魚べい」という回転寿司店のチラシにはそう銘打ってあった。その店舗が何時の間にか新大久保駅前のビルの3階に出ていたのを偶然に発見して、去る19日に試しに行ってみた。そして、昨日も雨中を顧みずに緊急の買い物に家内と出た際に、本降りの雨を避けようとアホなカタカナ語に言う「リピーター」になってみた。

新しい店舗なので内装は綺麗だし、少しだけいる「スタッフ」も丁寧で好感が持てる。だが、食べながらよく考えると、この店は実質的には「回転しない回転寿司」なのだった。即ち、既存の大手である「スシロー」や「くら寿司」と同じであり、我々がタッチパネルで席を選びタブレットで発注する形式なのだが、ここではレール場には何も回転しておらず、注文した寿司だけが音声による案内と共に送られてくるのだった。これでは「機械的なお好み」寿司店ではないかと思った。

殆どの寿司が税込み120円であるのは宜しいかと思う。だが、PCを触ったこともなく、今でも二つ折りの旧式の携帯電話しか持ち合わせがない家内などは、何時の日か単独でこのような携帯のチェーン店での食事が出来なくなるようになってしまうかも知れない。

安倍元総理以来総理大臣が「給料を上げなさい」と懸命に笛を吹かれても経営者たちは一向に踊らないし、プーチンさんの暴挙のためもあって物皆上がり、何かと理屈を付けて年金を減らされる現在であれば、初期投資はかかっても、この回転しない回転寿司のような営業形態に持っていかないと、お客様就中高齢者を惹き付けられない時代になってしまったようだと思いつつ、経済的な昼食を楽しんでいた。

マイナビオールスターの野球:
大量の感染者(=出場辞退者)を出してしまったNPBの野球がどうなるのかとの興味で見ていた。確かに「エッ、そんな選手がオールスターに出てくるのか」と感じた者が(例えば清宮が最後の選ばれし者だったように)現れたが、試合の内容は以前のように「投手と打者たちが予め示し合わせて直球だけしか投げない」であるとか「体の良い遊びで休んでいる状態」のようなことではなく、真剣に野球をやっていたと見ていた。それが証拠に3日前に公式戦で投げた投手が出ていた。

マスコミ報道では「佐々木朗希と村上宗隆の対決が楽しみ」などと煽っていたが、佐々木はずっとベンチで談笑していたかと思えば、三塁のコーチボックスに立っていたりしたのでは、「今日は投げません」と言っていたのと同じだった。看板に偽りありに近いのではないか。

結果的にはパシフィックリーグのサヨナラ勝ちになったのだが、私の閃きでは「あの9回裏でサヨナラ勝ちになるのだが、打順が島内から清宮となるので何かが起きるかも知れない。まさか清宮がホームランを打って決まるとはなるまい」と来ていた。セントラルの投手は森下で2回目になっていたが、球速は150km台だったので、「まさか、清宮が」と見ていた。

だが、2~3回首を振った後で投げた154kmの真っ直ぐを一振りしたら、左中間のスタンドまで届いてしまった。選ばれていたのも不思議だったし、打ったのも「まさか」と思わせられた。勝負というものは解らないのだと思った。

7月26日 その2 51対47とは

2022-07-26 14:34:48 | コラム
安倍晋三元総理の国葬について言いたいこと:

25日夜には、野党議員が出席と番組欄にあったPrime Newsでの国葬についての論議を、「好ましい展開にはなるまい」と承知で聞いてみた。

司会の反町理でさえも「国論を二分した」と切り出したのにも恐れ入ったが、彼が産経新聞社とFNNが行った世論調査の結果では賛成が51%、反対が47%と拮抗していたと紹介したのには、驚く前に呆れてしまった。この両者がやる世論調査では、朝日や毎日が実施するものとは自ずと質問の設定が違うだろうとは考えていたが、51対47には恐れ入らざるを得なかった。率直に言えば「国民の良識は何処に」と感じたという意味だ。

私は安倍元総理が亡くなったとの報道を聞いた瞬間に「これは国葬になるのではないか」と直感していた。不勉強というか法律の知識に欠けているので、国葬扱いになるのが当然の事のように閃いたのだった。吉田茂元総理の先例があった事は、昭和一桁の生まれである以上、当然のことで知っていた。だが、その後に「国葬令」が廃止されていたなどという報道もなかったと思う。

従って、岸田文雄総理が閣議で決定され、9月27日に行われると発表されたときにも、自然な流れであると受け止めていた。朝日新聞が失礼千万な川柳を流したという、如何にも朝日らしい行為も「未だそういう挙に出るのか」と呆れるだけだった。まさか、此の世には野党だけではなく、朝日的な物の見方をして国葬反対のデモをする輩が出てきたのにも、寧ろその執拗さには感心させられていた。

そこで、昨晩のPrime Newsである。日本共産党の小池晃書記局長(だったか?)は未だに桜や加計等の説明不足がどうのと言い始めて、国葬には参列しないと明言した。驚きはしなかったが、フジテレビはそこまで共産党に気を遣って、公共の電波を使わせて、あのようなことを言わせるのはご苦労様だなと同情したくなっていた。

立憲民主党の小川淳也は政治ジャーナリスト田崎史郎に一寸突っ込まれ、反町に泉健太ら三役で意見集約が出てきていないのではと指摘されたせいか、日頃の歯切れの良さを出せずに「何となく、反対せねば立場がない」と聞こえかねない曖昧な姿勢だったのも面白かった。

番組の中では立憲民主党国対委員長・馬淵澄夫が「来たるべき国会で十分に議論してから決定すべきだ」と威勢が良いことを言っていた。私は衰退の一途を辿っているこの党は、如何にしてその存在価値をもう一度際立たせるかの方策が見当たらずに、相変わらずの「何でも反対」の黴が生えたような陳腐なことしか言えていないのだと見ていた。泉健太は代表になったときに「何でも反対の姿勢は捨てて」と言明したのではなかったのか。

立憲民主党の態度などはどうでも良いので、私は産経新聞社とFNNという健全で保守的であると看做していた報道機関が調査をしても、47%もの反対が出たという事実に「イヤだな」と思わせられていた。民主主義なる制度では、仮令51対49という結果であっても、多数決になるのが原則だったはずだ。

安倍晋三元総理が狂弾に倒れられた後では、与党内だけではなく野党の中にも「暴力は民主主義の冒涜」と言っていた者たちがいた。彼らはやや見当違いなことを言い募ってまで、民主主義を守ると言ったのだ。そうならば、多数決の原則を守って国葬には反対はしないか、素直に参列するのが国会議員の務めではないのか。