新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月30日 その2 本当に久しぶりに夜間の外出を

2022-06-30 16:11:34 | コラム
新宿区百人町の夜の賑わいに仰天した:

2006年1月の第1回目の心筋梗塞から回復し退院して以来、主治医に指示された訳ではなく、自発的に夜間の外出と外食はしないようにして来た。理由は言うまでもない事で我と我が身の「安全保障」である。細かいことまで言えば、明るいうちに会合などで出掛けて夜間に帰宅することまでは禁じてはいなかった。

その自主規制を破って、先日の未だ日が落ちていない午後6時に外食に出掛けて見た。目的は午後5時半頃にしか開店しない台湾料理の麗郷だった。この店は渋谷の名店である麗郷の支店だ。以前はランチもやっていたが、何時の頃からか夕方からのみになっていた。折良く、長男も訪れたので家内と3人で出掛けた。場所は大久保通りの新大久保駅の脇の路地を入った所で、徒歩12~13分という辺り。

些か驚かされたのは、新大久保駅の横の路地を一寸入った辺りから多くの韓国、タイ、ベトナム等々の料理屋がほぼ飲み屋の如くになって、大繁盛していたことだった。店内も街も老若男女の日本人と異邦人で街がごった返していた。大久保通りの山手線外側は昼間では大勢のアジア諸国の若者たちとイスラム教徒が我が物顔で闊歩しているのだが、午後6時を過ぎればその様相が一変していたのだった。

「なるほど、夜間出歩いて見ないと、自分が住んでいる街がどれほど変化するかも解らなくなってしまうのか」と痛感したのだった。しかも、またもや「ほんの風邪だ」などと言われるようになったCOVIDが言うなれば「リバウンド」したかに見える今日この頃でも、人々は蔓延防止等云々」や「緊急事態」の重しがなくなれば、かくも群を為して夜の外飲を楽しむのかと、認識させられた。老爺心からは「この様子では、本格的なリバウンドにならねば良いのだが」とも懸念していた。

だが、あれほど多くの人たちが楽しんでいれば、菅前首相が提唱された「経済を回す」との目論見が、今頃になって現実的になってきたのかとも思わせられた。ここ百人町のような、私流に表現すれば「近代化に取り残され、鄙びてしまった我が街がこれほど賑わうのであれば、本当の都心である銀座や六本木や渋谷や日本橋界隈では、さぞかし大型の車輪で経済を回していることだろうな」などと考えながら、人の流れを避けて7時頃に帰宅したのだった。

でも、偽らざる所を言えば「あんな状態で、外食と外飲みの人たちに依存しているかの如きこの街は健全なのか」と危惧していたのだった。更に言えば「給与も上がりもしない状況で、夜の街が賑わって来れば経済が回り景気が回復するものなのだろうか」などいう疑問も感じていた。


迷惑メールのその後

2022-06-30 09:30:06 | コラム
迷惑メールの現況報告:

6月の最終日となったので、1ヶ月を振り返っておこうと思う。その前に200本台に入ったのが去る5月19日で、それ以来全く止まるところを知らぬ勢いで200台を維持している点を取り上げねばなるまい。本30日は216本で今月としては最少で、最高到達点は6月1日の295本だった。ここまで来ると、何故当方がこれほど狙われるのかが不思議でならないのだ。

それは、それだけ多く送られてくるメールの中に1本たりとも当方が使っているか登録しているカードも銀行もその他の機関がないのだから。例えば、au pay、ETC利用照会サービス、エムアイカード、ビューカード、エキネット、QUBICCARD、アプラス等々である。勿論というか何というべきか知らないが、アマゾンは最も多いし、我が方でも過去に年に1~2度は使っているが、Primeとやらではない。

1ヶ月に2~3度はOCNのブロッキングの網の目を潜って受信トレイに入ってくるメールもある。それらは全部読める形で受信されているので確認できるのだが、全て受信者の個人情報を盗み取ろうとする内容になっている。即ち、フィッシングメールなのか。今朝も1本漏れてきたのが我が方とは無縁のアプラスだったので、直ちに削除した。

彼らは何故我が方とは無縁の先を騙ってフィッシングメールをこれほど大量に毎日送ってくるのだろうか。矢張り、無駄弾と解っていても「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式に送信しているのだろうか。と言うことは、「矢張り時々は獲物がかかってくるのだろう」と思いつつ、毎朝処理している。送る方も当方もご苦労様な事だと思う。


6月29日 その3 参議院の選挙の活動に出会って:

2022-06-29 15:52:55 | コラム
35度Cの酷暑をものともせずに街頭で:

先ほど、午後12時過ぎに高田馬場駅前でバスを待っていた。その時にあの建前では35度Cの酷暑をものともせずに、某政党の中年のご婦人の数名が路上で「消費税を5%に」と「憲法を守ろう」と記されていたと思うチラシを、懸命に道行く人たちに配ろうとしていた。99%以上の人は無視して通り過ぎていった。

あの頃の時間帯ではアスファルト道路の照り返しを考えれば、体感温度は40度を超えていたのではないか。正直に言えば「熱中症を考えれば、危険極まりないのでは」と感じていた。それほど、あの党に忠実なところが凄いと思わずにはいられなかった。

その光景を見ていたバス待ちの高齢のご婦人は「あの小母様たちは大丈夫なのかしら」と寧ろ同情的だった。その党の候補者と応援弁士たちは駅前のロータリーの前に駐車した街宣車の屋根の上に立って獅子吼していたが、果たしてどれほどの人たちがこの暑さの中で立ち止まってくれるのだろうかと思って眺めていた。念の為に申し添えておくと、この候補者は現職だった。

申し上げておきたいことは「現在進行中の参議院選挙の候補者たちは非常に危険な街頭演説を余儀なくされているのではないのか」と感じたことだ。ここまでは気象条件の問題だが、私はこの他に仮令「単なる風邪」との言い方もされ始めたCOVID-19が、またもや都内での感染者が増加し始めたという危険な材料もあることを考慮すべきだと見ている。それは「候補者その人が危険を冒しているのではなく、通行人か密になっても聞こうとする人たちを巻き込む事になりはしないのか」という辺りだ。

何れにせよ、先ほど初めて現在進行中の選挙運動を見る(演説を聞いてはいなかった、念の為)機会があって、現在の気象条件の下では来月の9日までは大変な苦労をせざるを得ないのだろうなと思った次第だった。

新宿駅西口に行けばもっと盛況かも知れないが、とてもこの酷暑の下ではそこまでの危険を犯しても他の政党の候補者の政見を聞こうという勇気は出てこない。


6月29日 その2 内閣総理大臣岸田文雄氏の考察:

2022-06-29 08:35:44 | コラム
岸田文雄内閣総理大臣に望むこと:

もう内閣総理大臣就任後8ヶ月目が終わろうとしているのだから、私が岸田文雄氏をどのように見ているかを述べてみようと思う。

風の便りに聞いたのだが、アメリカ西海岸の南部に住む日本人の間では岸田文雄総理の評価が余り高くないそうなのだ。私は常日頃から「アメリカのテレビや新聞は殆どと言って良いほど、日本のニュースなど取り上げない」と言ってきた。では、彼らアメリカに永住するような同胞がどうやって日本国内の情報を手に入れているかを取り上げてみよう。

私が知る限りでは、アメリカの何処にいても我が国の新聞のその日の朝刊が、大袈裟に言えば簡単に読めるのだ。それは、東海岸ならば13時間、西海岸では16時間の時差を利用できるから、朝にはアメリカで印刷された日本語の新聞が読めるのだ。日本国内の朝刊の原稿は前日の深夜には用意できるのだから、それを直ちにアメリカに送って印刷すれば十分間に合うのだ。

私は実際にシアトルのFour Seasons hotelでは朝食で読売新聞と日本経済新聞が読めていたので、ブレックファストミーティングがない限り、朝刊を読んでから仕事に出掛けていた。また、ロスアンジェリースの邦人たちの間では「頂門の一針」が情報源として読まれているとも聞いている。という次第だから、アメリカにいても、時差を利用して日本国内のニュースが遅滞なく届いてくるのだ。

私には岸田文雄総理の現在までの総理大臣としてのご活躍振りを余り批判してこなかった。だが、海の向こうの方々は我々よりも限定された情報量から、岸田氏を見る目には厳しいものがあるようなのだ。私には国内では情報の過多であって、かえって判断に迷わされているような気もするのだ。

私は安倍内閣の頃から「次期総理の呼び声が高い岸田文雄氏の演説は抽象的で、聞き手を魅了しない。あれでは安部総理の後継となるのは・・・」ということが内部でも語られていると、漏れ聞かされたことがあった。だが、そうと聞かされても当然のことで、彼と接触がある訳ではないのだから、実感がなかった。しかし、実際に総理に就任されると「検討使」と揶揄されたように、常に慎重に検討される安全第一主義の方のようにさえ見えた。

しかしながら、飯島勲氏が指摘されたように元外務大臣の経験を活かされて、海外を回られて大いに外交能力を発揮されたし、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁にも積極的に振る舞われ、大いにその存在感を高めてこられた。その一方では、私には極端な円安、それにも起因する物価高、エネルギーコストの上昇等々の難しい問題への対応があるにも拘わらず、G7への出席等に出向かれるのは如何なものかと思ってしまう。電力供給不足に対する対応も十分とは思えない。

それはそれとして、岸田総理が次回のG7の会場を広島に決められたことには疑問を感じざるを得ない。それは「被爆地は広島だけではなく、長崎がある」からだ。私には遺憾ながら、ご自身の選挙区である広島を選ばれたのは「我田引水」的に見えてしまうからだ。長崎に対する配慮が欠けていないか。東京都内の開成高校から早稲田大学ご出身でも広島を選挙区にされているからなのかと思ってしまう。

過日、ある評論家が「国会議員は選挙区である地方の為に働いているだけで良いのか。そうではあるまい。国家と国民の為の働くべきだ」と指摘していた。尤もだと思って聞いた。彼がまさか岸田総理を脳裏において指摘していたのかどうかは知る由もないが、そうだったとしても仕方がないように思えた。私はG7も我が国にとっては重要なことだとは思うのだが、国内の重要案件を優先して欲しかった。

岸田文雄総理には物事の優先順位をお決めになる際に、国内の重要案件と国際的な問題の何れが国家と国民の為かを繰り返して慎重にご検討願いたいのだ。何処かに2億ドルを供与されるのも結構だ。だが、東京電力管内で節電に協力すればポイントを与えるというような弥縫策で、この市民にとって重要な電力供給問題のお茶を濁していられては感心できないのだ。


“bobblehead doll”とは

2022-06-29 07:22:20 | コラム
大谷翔平の新ボブルヘッド人形が限定販売:

矢張り、これは言っておきたくなる。「テレビ局は何故“bobblehead doll”をボブルヘッド人形とカタカナ表記するのか。これはおかしい。バブルヘッド人形であるべき」と。是非とも、「ローマ字読みのカタカナ表記は元の英語の発音とは違っている」と認識しておいて欲しいのだ。

大谷翔平が所属するAngelsはアメリカのMLBの球団である。それなのに、何故bobbleを「ボブル」とカタカナ表記するのか。辞書を見て見ろ。発音記号は「バブル」か「バーブル」になっている。英連邦のOxfordには「ボブル」というQueen’s English式とアメリカ式の「バブル」の両方が出ている。アメリカの球団に所属する大谷翔平の人形であれば、チャンとアメリカ式に「バブルヘッド人形」として置いて欲しかった。

何でもかんでも、英語の単語をローマ字式にカタカナ表記をするのを、もう好い加減に止めたらどうか。ナショナルリーグの我が国での人気球団、Los Angels Dodgersは戦後間もなくから「ドジャース」にされてしまったが、あれは断固として「ダジャース」なのである。思うに、戦後間もなくからローマ字式の読み方と表記が一般化していたようだった。

余計な話かも知れないが、遊戯であるような「ドッチボール」は広辞苑には「ドッジボールの訛り」と出ているように、元の英語ではdodgeball=ダッジボールなのだ。こんな例を挙げていけばキリがないが、先ほど新たに大谷翔平のボブルヘッド人形、即ちbobblehead dollが限定販売されたとのニュースがあったので、「これは宜しくないと思った」ので敢えて取り上げた次第だ。