新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マスコミ報道を批判する

2024-10-31 06:26:34 | コラム
大谷報道は過剰ではないか:

3日ほどネットから遠ざかる過ごし方をしてきて、昨30日に帰ってきて見てみれば、各方面と有識者から「マスコミ、特にテレビでも大谷関連の扱いは過剰ではないか」との意見が出ていると知った。「矢張り、そういう声があった」と、正直に言って安心した。兎に角、ニュースではあらゆる話題に先駆けて大谷翔平の動静であり、Dodgersの勝敗から始まると言っても過言ではない状況なのだから。

確かに怪我を顧みずにティームの為、自分の為に大試合に出場する大谷君は立派だろう(と見えるのだろう)とはは思う。恐らく、日本中に熱心な大谷支持者が無数にいて、石破政権の行く先に何があるのかよりも、我らが大谷翔平君の動静が気懸かりなのだろう。テレビはその方が視聴率も上がるのだろうし、新聞だってそうすることで駅売りが伸びるのだろうとは思う。

だが、狭いようで広い日本には、そういう過剰な大谷報道に対して、批判的というか苦々しい思いで見ている人たちもいるのだ。当方も彼等報道機関の商業主義を真っ向から否定はしないが、視聴者をミーハーの如くに看做しているかのような姿勢は好ましいことだとは見ていない。

私の年来の持論は「マスコミが特定のスポーツ選手を過剰に持て囃すような扱いで報道すると、動もすると好ましくない結果が出る」なのだ。断っておくが「好ましくない結果」は、その選手が過剰な褒めそやし報道に接して思い上がったとか、自信過剰になったというのではない。

これまでにそういう例が数多くあったではないか。今回もリーグ戦中にあれほど多くの盗塁をして事故もなく過ごしてきた大谷に、まさかの左肩亜脱臼が生じていた。因みに、1946年にサッカーの試合中、倒された時にあのような左の掌のつきかたをして左肘を骨折して未だに不自由である経験からも、あの形が危険だと経験上からも言える。

私が強調したいことは、毎度のことだが「マスコミの軽佻浮薄な歩道の姿勢」を非難したい点である。「我が国内に如何なる事態が生じていようと、報道する側はニュースの優先度を的確に判断すべきだ」という事。尤も、視聴者がそのニュースの扱い方に慣れて、大谷が打ったか打たなかったかを心待ちにするようになることが、総選挙の結果よりも重大だと思っているとしたら、それも心配になってしまう。


10月28日 その2 危険且つ迷惑な電話の撃退法

2024-10-28 06:41:36 | コラム
こういう手段もある:

我が家は「ナンバーディスプレー方式」を採用しているので、登録外の番号からの電話には出ないで済む。だが、0120、050、070等々から始まる電話が連日のようにかかってくる。勿論、無視しておいた後で、それらの番号を検索して発信元を確かめられるようにしてある。こういう電話は煩いし迷惑至極なのである。

その中でも何日も続けてかけている0120に対して一計を案じて、2日前に受話器を取り上げて先方が何を言おうと委細構わず英語で答えてみた。どのような反応をするかを試そうと思ったのだ。誤解なきよう申し上げておくが、英語をひけらかそうというのではない。昼日中に電話が鳴れば、何か作業をしていても中断せざるを得ないのは、限りなく迷惑だから、こうすれば撃退できるかと試みたのである。

勿論、先方が何を言っているかは聞き取れなかったし、直ちに切ってくれた。成功したと思った。ここから先が不思議なので、あれ以来「非通知」以外の電話はかかってこないのだ。まさか、そんな事はあるまいが、あの色々な番号からかかってくる電話には元締めがいるので「この番号は外国人の家のようだからリストから外せ」とでも指令を発したのかと疑っている。

重ねて申し上げておくと、英語が話せることを衒って言っているのではなく、危険な「アポ電」等の危険から身を守る為にはこういう外国語による応答のような手法が有効かも知れないという事なのである。何しろ。不用品買い取り、不動産の売買、リフォーム等々の、こちらの資産状態を探るのだろうと思わせる業者ばかりがかけてくるのだから、危なくて仕方がないと思う。

選挙の結果

2024-10-28 05:57:19 | コラム
自由民主党の過半数割れは予想されていた範囲内だったが:

個人的には自由民主党が負けるにしても、雪崩のような大負けではなく、大方の専門家やジャーナリストが予想された範囲内に収まるだろうと思っていた。それは、専門家が致命傷になるのではと見ておられた「2,000円問題」の悪質性(とでも言おうか)に普通の有権者が気付いて「自由民主党を見切ろう」という事態までには至らないだろうと予測していたから。

また、「過半数を割った場合に石破首相の退陣があるかも」との観測というか、期待?もあったようだが、先ほど石破首相は「職責を全うする」と言われたと報じられていた。これとても予想の範囲内だった。「長い間目指していた総理/総裁の座を獲得されたのであるから、そう簡単には手放されないだろう」ということ。「この強硬とも見える姿勢で国会と党内を押し切れるのだろうか」との疑問は残る。

小泉進次郎氏選挙対策委員長は既に総理/総裁に辞意を伝えたとの報道があった。小泉氏一人の辞任だけで済ませられる事態なのかどうかは、矢張り石破茂総理/総裁の政治感覚と良識と見識にかかってくるのではないだろうか。

10月27日 その2 大谷翔平が壊れたのか

2024-10-27 13:15:05 | コラム
何となく「盗塁をしない方が良いのでは」と閃いていた:

先ほど、山本由伸の6回1/3をホームラン1本で投げきった好投があり、Dodgersが勝ったのを見終わったばかり。そこまでは良かったのだが、7回に明らかに「状態が良くない」大谷が四球で出たときに「恐らく盗塁を狙えとの指示が出るだろうが、4対1でリードをしているのに、盗塁の必要は無いのでは」と、何となくイヤな予感が来ていた。

果たせるかな、アウトになっただけで事が終わらず、滑り込んだ姿勢から立ち上がれずに上向きになったままで、トレーナー他が駆けつけた。「肩が外れた」と大谷が言ったのを音声が拾ったとも報じられた。そのままベンチの裏に消えた。アウトになるのは仕方がないとしても、怪我までするとは考えていなかった。

私はアメリカのプロの野球場にはX線の撮影が出来る設備があるし、医師も各科に渡って駐在していると聞いている。大谷がその後現れなかったし、何処からも情報が漏れてこないのは、軽傷ではなかったので病院に行ったのだと解釈した。

明日が移動日でニューヨークに行くのであれば、怪我の程度にもよるが明日一日くらいは病院で治療に専念する方が、大谷自身とティームの為になるのではないかと思う。大谷が欠けることでヤンキースにかけるはずだった圧力が著しく減少するだろうが、止むを得まい。二連勝が目の前に来ていたのに「好事魔多し」とはこの事かと思った。

私のスポーツ選手の故障または怪我についての持論は「怪我をする(「壊れる」とも仲間内で言うが)のは本人の責任である。古い言い方の『無事これ名馬』の原則にも叶っていないので、未だ発展途上という段階にある事を示している」なのである。厳しいことを言っているようだが、本当の名選手は壊れないのだ。

大谷はWorld Seriesという初めて経験する大試合の環境にもう慣れた頃で、ニューヨークに行けば本調子に戻って大活躍かと期待していたので、もし深刻な怪我であれば非常に残念である。軽傷で何事もなかったかのように、ヤンキースタジアムに登場することを祈って終わる。