新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月30日 その2 「裏金とは」を考えて見れば

2024-09-30 10:52:47 | コラム
「裏金」とは何だろう、その何処が悪いのだろう:

石破茂氏が新総裁に選出されたと同時に、野党とマスコミ連合が「裏金議員を厳しく処分せよ」との声を上げ始めた。石破茂氏は確か立候補期間中には厳しく処分すると言っていたような気がする。だが、私はあの収支報告書に記載されなかった金額が、何かの法律に違反する性質だったとは思えないので、一寸調べてみた。

その前に、あれは朝日新聞が「裏金」と決めつけて以降、国会議員もマスコミも追随したと思っている。そもそもは「政治資金パーティ」に名を借りて、民間企業その他から献金して貰い、割り当て以上の金額を派閥所属の議員に割り戻した金額を収支報告書に載せずに、恣意的に使うか貯めて置いた行為なのである。これでは、非倫理的で不道徳であるとの誹りは免れないと思っている。

その怪しからん行為の何処が裏金になるのかと、「裏金とは」を改めて調べてみた。辞書を引き且つ検索してみたところでは、Hupro Magazineの説明が最も分かりやすかったので、以下に引用してみようと思う。

>引用開始
「裏金」とは、辞書では「取引などが上手くいくように支払う、表に出せないお金」といった意味で載っており、法律用語ではないため明確な定義はされていませんが、文脈に応じて次のような意味で使い分けられていることが多いです。
・帳簿や会計をごまかし、密かに集めるお金
・会社の帳簿には計上されていないお金
・現実の所得から、過少申告した所得を引いて残ったお金
・正しいルートに則って支出されていないお金
・予算通りに使ったと偽装しているが、実際は違う用途で使った公金
 ・法律などに基づかずに操作された公金 など
共通するのは、帳簿をごまかしてお金を違う目的に使ったり自分のものにしたりといった意味になります。
<引用終わる

これを見ると、朝日新聞は上記の7項目の中のどれに該当するから「裏金」であり、違法であり怪しからんと非難したのだろうかと、考えさせられてしまった。言って見れば「献金の目的外消費」くらいしか思い当たらない。

「政治資金規正法」には「割戻金を貯めて恣意的に使う事を禁止する項目」があるのならば、「裏金議員」とされた安倍派の議員たちは厳しく処分されても仕方がないだろうが、朝日新聞や野党は「非倫理的や非道徳的な行為があった議員は他にも野党にもいない」とでも言うのだろうか。

検察が立件できなかった行為であり、岸田前総理/総裁があれほど厳格に安倍派の幹部を処分したのでは不十分だったと決めつける根拠は何処にあるのかなと、政治の世界の事情など知る由もない当方は、良く分からなくなってしまうのだ。

誰だったか「一事不再理」を言っておられたが、私には献金を「政治には金がかかるので」と正当化して、恣意的に使った勝手な行動の不道徳さは厳しく責められても仕方がないとは思う。だが、その前に「金がかかるようにしてしまっている勢力が、何処かに存在するのを排除せねばならないように思えてならない」のは誤解か。

2024年8月の新宿区の人口

2024-09-30 07:44:07 | コラム
2024年8月の東京都新宿区の人口は351,813人に減少:

ここ新宿区は都内で最も高いところにあるのだが、そのお陰かどうか定かではないが、あれほど日本全国に災害をもたらした10号台風でもこれと言った被害はないようだった。高いことは安全の災害対策になるのだろうか。

新宿区の人口は5月から減少傾向が続き、7月には一転して増加して増加し352,365人に達していた。だが、8月にはまたも減少に転じて351,813人と前月比で△552人となっていた。その内訳はと言えば、日本人が△181人で305,577人に減り、外国人も△371人で46,236人になっていた。外国人が全体に占める比率は13.1%と前月の13.2%から僅かながら減少したことになっていた。

だが、マスコミが「新大久保」と誤った呼び方をする大久保通りの山手線の外側になる百人町で群れを為して動いている外国人を一目見れば、13%とは我々日本人のことだとしか思えないほどインバウンド様を含めて他国の人が圧倒的に多い。それほどに中国人の他にバングラデシュやパキスタン等と思われるイスラム教国の人たちが多いのだ。

昨年だったか、火事を出して小さな雑居ビルの1階を空き家にしていたアラビア料理店とハラルフード店が、今月になって豪華絢爛たるリニューアルオープンとやらの模様である。この有様をトランプ前大統領が見れば、石破新総裁に「移民追放政策」を間違いなく強硬に進言されるだろう。この点は繰り返し強調してきたことで、我が国の政府の無為無策振りは目に余る。

何処の国から何の在留資格でやってきているのだろうと何時も疑っている無数の外国人たちが、何の心配事もないかのような明るい表情で歩き回っているのを見ると、「彼等は何処でどのようにして生計を立てているのだろうか」と不思議に思えてならない。昼頃になると日本語学校から出てくる多くの留学生たちも本当に楽しそうだが、彼等は何故あれほど明るく楽しそうなのかと不思議に感じている。

イスラム横町のハラルフードを扱う店は何時でも大繁盛で、そこに買い物に来るイスラム教国の外交官ナンバーの車は多い。だが、高級な外車で来ている者も増えつつある。彼等が目指しているハラルフード店も最近2~3の新規開店があった。それほど東京都にも近県にもイスラム教徒が増えているという事なのだろうが、政府はもうそろそろ出入国管理法を再検討しても良いのではと言いたくなる。

新大久保駅構内と改札口の外側は何時行って見ても、大きなトローリーケースを転がしているインバウンド様たちで大混雑である。駅構内のプラットフォームをまたぐ通路に続くエレベーターも四六時中彼等に占拠されている。敢えて言うが「外国人が殺到する為に大混雑する階段の昇降を避けようとする足元が危なくなった当方のような高齢者にとっては大迷惑」なのである。

毎回のように同じ事を言うが、「我が国の政府は治安が良くて円安傾向に悩む我が国に押し寄せてくる発展途上国の人たちに対する過剰であると思える親切で好意的な扱いを、考え直しても良い時期が来ていると認識すべきだ」と思うのだ。何らの制約もせずに入国させて良いものかと疑問に思う。国会議員と担当官庁の方々には埼玉県の川口の他にも「オーバー外国人」禍に悩む様子を視察して欲しい。

太陽光発電のケーブルの窃盗犯のように、我が国の性善説を信奉する人の良さに付け込んで来る連中が多いのである。10月には一旦誕生する石破新内閣の閣僚の方々には、我が国の治安を攪乱しかねない外国からの入国を制限する政策を検討して貰いたいものである。これは、取りも直さずインバウンド様が落として下さる収入に依存しない財源の発掘でもある。

参考資料:新宿区広報24年9月25日号

9月29日 その3 お目出度う!阿部慎之助監督

2024-09-29 15:56:51 | コラム
ジャイアンツもホークスも4年振りの優勝:

ここではジャイアンツのことだけを取り上げようと思う。実は、日頃からジャイアンツ嫌いを公言してきた私は、去る5月10日に「阿部慎之助監督の下に端倪すべからざる存在では」と認めていたのだった。そして、残念ながらその読みが当たってしまった。

残念ながら、認めざるを得なかった根拠も同時に触れてあったので、改めて取り上げよう。第一には嘗ては「残念ながら良い投手だ」と認めていた34歳にもなっていた菅野智之が昨年の4勝から見事に回復途上にある事、打つだけしか能が無い捕手・大城卓三を一塁に回して岸田行倫を使ったことで、バッテリーが強化されたことがある。

次いでは戸郷翔征が順調に10勝以上するまでに育ったこと、山崎伊織が一人前に育ったこと、ビーズリー・グリフィン・ケリーという輸入した投手たちが使えていることも大きな支えになっていた。国産の投手では井上温大がほぼ一本立ちしたこと、私が毛嫌いしている高梨雄平が存分に嫌らしさを発揮していたことが大きかった。

第二に私が最も重視していることは、二塁手の吉川尚輝がリーグ随一と行っても良い次元にまで成長したことが、守備の要として大きな貢献をしていると評価していた。セントラルリーグには広島の菊池涼介と言う名手がいるが、やや老化気味なので吉川の成長が光るし、阿部監督が吉川を固定させた起用法が功を奏していた。

ここまで材料が揃えば、昨年と殆ど同じ顔ぶれでリーグ戦に臨んだタイガースがあれほど不振では、阿部ジャイアンツが有利に展開できた訳だと思っている。阿部慎之助監督の野球はハッキリ言ってしまえば「古き良き長嶋時代の香りもする自分が育った頃の野球しか出来ない」感があるが、優勝してしまえば、悪い言い方だが「結果が全て」であろう。

私が懸念していることは菅野、戸郷、山崎伊織等に平気で120球前後を投げさせても勝ちに行こうとしていた辺りだ。今年は結果が出てが、最年長の菅野などは「今年だけで、来年は考えていないのか」と疑う使い方だった。MLBでは滅多に100球以上を投げさせない時代に、彼等よりも体力も体格も劣る投手たちを、納得させて強引に使っていたのかと疑問に思っている。

リーグ優勝は出来たが、CSとやら言うポストシーズンの試合も待っているときに、酷使され気味に見えた投手陣が機能するのだろうか。タイガースもベイスターズの蹌踉めき気味だから何とかなったとしても、「小久保監督率いるホークスには過去連敗し続けた実績」がある。「山川に加えて故障中の近藤が復帰してくれば手強いが、投手陣の頑張りで何とかなるのかも」と、気が早い予想もしておこう。

9月29日 その2 アメリカの大学のランキング

2024-09-29 10:50:53 | コラム
アメリカの大学のランキング:

万人向きの話題ではないと承知しているが、こういうのが入ってきたので、敢えて紹介する次第。

◆全米総合大学ランキング2025
1位「プリンストン大学」
2位「マサチューセッツ工科大学」
3位「ハーバード大学」
4位「スタンフォード大学」
5位「エール大学」
6位「カリフォルニア工科大学」
6位「デューク大学」
6位「ジョンズ・ホプキンス大学」
6位「ノースウェスタン大学」
 10位「ペンシルベニア大学」

【リベラルアーツカレッジ】
1位「ウィリアムズ大学」
2位「アマースト大学」
3位「スワースモア大学」
4位「アメリカ合衆国海軍兵学校」
5位「ボウディン大学」
5位「ポモナ大学」
 ※出典:U.S. News & World Report「2025 Best Colleges Rankings」

リベラルアーツ(liberal artsとは一般教養科目)のことである、念のため。

勿論、我が国でも広く知られた有名な大学ばかりだ。プリンストン大学が第1位というのは意外な感を禁じ得ない。ここの出身者は2人しか知らないので。

我が長年の友人であるYM氏がプリンストン、スタンフォード、ペンシルベイニアと三大学のビジネススクールで教えていたのは、凄いというか驚異的だなとあらためて感じた。

このランキングを見て、何と言って良いか分からなかったこともあった。それは、高校野球界の強打者で有名だった佐々木麟太郎君がMLBに進む腰掛けのようにスタンフォードに行ったこと。この大学は体育会推薦制がなく、所謂“walk-in”だけと聞いていたので。アメリカ最高の私立大学で文武両道と行けば素晴らしいのであるから、成功を祈っておこうと思う。

なお、Pennsylvaniaの正確な発音は「ペンサルヴェイニア」とするのが最も英語に近いのである。「ペンシルベニア」とするのは単なるカタカナ語に過ぎない。

アメリカの大統領選挙戦の状況

2024-09-29 06:31:42 | コラム
現地に永住する友人からの情報:

つい先日、ある若手の駐在員が「トランプ氏が選ばれたら即帰国」と語っていたことと、元の同僚は「我々は何処に行けよいのか。日本人は帰る国があるが」と言っていたことを取り上げた。

今回はアメリカに40年以上も住んでいる友人が現地の状況を知らせてくれたので、手短に紹介してみようと思う。二大政党制(なのだろうが)である以上、二手に分かれた意見が出てきているようだし、ハリス氏もトランプ氏と同様に嫌っている勢力があるかのように感じたのだが、

>引用開始
インフレと移民で怒りが収まらない一般アメリカ人がハリスを選ぶことはないはずですがあらゆる悪巧みを仕掛ける民主党は開票/集の
ごまかしなど勝つためには暗殺も含めてなんでもやるでしょう、

トランプ支持者でさえ同氏の人格を嫌う人は多いです、ましてや、民主当側で国外脱出できる金銭力のある人はそうする人もいるでしょう、その反対も多いです(筆者注:ハリス氏が当選すれば、アメリカから脱出する当意味か)、

私はトランプの死を恐れない勇気が好きです、明日も狙撃される危険なfootballの観戦に南部のアラバマに行くと報道されています.
(Georgia vs Alabamaの大一番)、
<引用終わる

私は「アメリカで高等教育を受けた人たち、と言うか知識階層に属する言わば少数派の人たちはトランプ氏を毛嫌いしているのに対して、労働者階級や所謂プーアホワイトを支持基盤に持つトランプ氏の優勢は動かし難いとは思うが、静観する姿勢を採る」と主張してきた。マスコミ報道では如何にもハリス氏が有利なようであるが、黙って“wait and see”の姿勢を維持しようと思っている。

何れにせよ、自由民主党の新総裁に選ばれた石破茂氏は、アメリカとの外交面ではハリス氏とトランプ氏(アルファベット順)の両建て作戦で行くしかないだろうと思う。