新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「節電のお願いの季節」がやってきた

2023-06-30 08:09:50 | コラム
電力の供給不足が見込まれるのだそうだ:

またもや、この節電のお願いの季節がやってきた。このお願いが来るのは少しだけ尤もだと思っても良い点があるが、我々消費者にお願いするのは筋が違うと思っている。その辺りについては、昨年の6月27日に下記のように問題点を指摘してあったが、未だに現実的には改善されていない。

確かに総理は原発の稼働年数を延ばすとか、誰だったかが止めた原発の再稼働を認めておられたが、地元の了解は取れていない模様だ。要するに「かけ声」だけに終わっている様子。

>引用開始
「自社の供給態勢が整っていないから、当社の製品を買わないで下さい」と言うのと同じだ:
本6月27日も猛暑だそうで「節電」のお願いが出ている。「はい、左様ですか。協力しましょう」と言う気にはとてもなれない。当方は電力供給の逼迫の最大の原因はあの3.11の際の菅直人の大失態であるから、その状態を未だに引き摺って改善の手を打てない自公内閣の責任も重大だ」と主張してきた。原子力規制委員会が「三条委員会」との解説もあるが、こうなることが分かりきっていて、無為無策だった政治の失態の結果を我々消費者に転嫁するとは何事かと怒っている。
<引用終わる

既に指摘してみたことだが、都内の中心地を動いてみて解ることで、過去1年間にこれでもかと言わんばかりに、高層のオフィスビルやマンション(アパートメントのこと)が凄い勢いで増えているのだ。COVIDの襲来以降その辺りには出かけていないので、以前に目印にしていた古い建物がそれらの高層建築の中に埋没して、自分が何処にいるかが解らなくなってしまった。

私の見方からすれば、それらの新規の建物は全てが電力を大量に消費していると思う。アパートだって今頃建てるのであれば所謂「オール電化」だと見ている。即ち、大規模な電力消費者たちの急増である。そこを規制していなくて、一般家庭に節電を求めるのは話が違うと思う。原発の再稼働に地元が賛成しないのであれば、その原発の所在地を選挙区にしている大臣か国会議員が説得に行くことを期待したい。

不思議でならないことはEVの推進である。豊田章男会長は社長時代に「EVを推進するのであれば、もう10箇所ほどの原発が必要になる」と指摘していたではないか。節電を要請する一方で「EVを推進すること」は矛盾していると思わざるを得ない。しかも、未だ梅雨も明けていないにも拘わらず、都内だけでも連日の30度超えである。湿度の高さなどは言うまでもない事。それなのに、猛暑の夏に「節電」を求めることが正常な政治だと思っているのだろうか。

私の持論は「専門的経験と知識がない者を、国会議員に選ぶことや大臣にすることは好ましくない」なのだが、内閣参与の飯島勲氏もこの点を指摘しておられた。だが、原発を再稼働し、稼働年数を延長することには専門知識など必要ないのではないか。大臣や国会議員に求めることは「物事の実態と推移を十分に把握して、やるべきことを遅滞なくやること」ではないのか。次期か次の次を目指している経産大臣はそれくらいのことは解っているのだろ思うが。

全人口の30%に近いと言われている高齢者たちは高温、高湿、低気圧に弱いことくらい為政者は心得ているべきだ。90歳になった当方には一昨日の都心に2時間以上も移動していたことは、熱中症の脅威にも曝されているので怖かった。物価高対策で3万円の給付は有り難いだろう。だが、その見返りではないと思うが、酷暑の季節に節電を求めるような政治が正常なものかどうか、よく考えて貰いたいのだ。


変わりゆく時代について何か一言を

2023-06-29 08:14:27 | コラム
やがてやってくる夏を切り抜けられるだろうか:

昨年の今頃、「年齢を重ねるごとに、暑さと寒さに対する感度が鈍くなっている」と言っていたが、昨日は30度を超える暑さと90%にもなるかと疑う湿度の高さの中を新宿駅西口から四谷、信濃町、青山、麻布を抜けて三田、から芝公園の付近まで移動せざるを得ない事態になった。西口から先はバスとタクシーの中なので、さほど苦痛ではなかったとは言え、朝9時に我が家を出て600mほどを歩いて新大久保駅に徒歩で向かったときから超後期高齢者には苦難の旅となった。

特に何処か体調に問題がある訳ではないが、空調の家を出て猛暑と高湿の中を歩くのは、昨年苦しんだ以上の辛さだった。未だ6月中で梅雨も明けていないことを思えば、来るべき夏の酷暑をどうやって切り抜けたら良いだろうかなどと考えながら移動していた。目的地に着くまでに約2時間を要したが、その間に色々と考えることはできた。その思いついた話題を振り返ってみよう。

*¥144の円安:
何故かマスコミは騒ぎ立てていない。何方だったか専門家が¥150もあるのではないかと予想されていた。国の内外の金利の開きがこの続く円安の最大の原因の一つであるという話を聞いて久しいものがある。だが、日本銀行も財務省も内閣も低金利政策を変更する意図はないと表明している。

円安が物価上昇の一大要因であると聞かされている。だから物価対応で困窮世帯に3万円給付があるとも聞いた。根本的な対策を何時になったら講じられるのだろうか。私が存命中のことになるのだろうか。

*プリゴジンの乱:
マスコミというかテレビも新聞も連日のようにこの問題というか、ロシアの現状を分析して報じている。また、この分野の専門家や大学教授を招いて詳細な分析を聞いている(のだろうと思っている)。実は、私は何もプリゴジン問題だけではなくプーチンのウクライナ侵攻に関する報道も解説も殆ど見ないし聞いてもいない。見ても聞いても事態が変わる訳がないと思っているからだ。

そういう根拠は、既に取り上げたように「この侵攻はプーチン大統領が内部の反乱で暗殺されるか、最早これまでと辞任でもしない限り終わることはない」と信じているからだ。YM氏がそのアメリカの知人や大学の教授たちの多くが「プーチン大統領が何らかの事情で辞めれば(止めれば)終わる」と言っていると教えてくれたのも重大な根拠である。故にと言うか何というか「プリゴジン暗殺」もその危険性無しとはしない。

*マイナンバーカードを健康保険証に:
政府が河野太郎大臣を弾除けにしてマイナンバーカードに多様性を与えようと懸命になっていることに対して異議を唱えようとも思っていないし、余り関心がない。だが、健康保険証と合体させてしまうことには不安を感じている。何故ならば、高齢化に伴って恰も病気のデパートのようになってしまったので、受け入れ側の医療機関によってバラツキがあるし不具合が生じているというのは非常に好ましくないからだ。

バラツキとは、国立国際医療研究センター病院にはそのマイナンバーカードを読み込む機器を未だ見かけていないのに、かかりつけの数件のクリニックでは据え付けてある機器が異なっていることを言うのだ。紐付けようと企画したのだったら、政府が責任を持って全国統一の規格の機器を創らせて、病院とクリニックや医院に購入させるか配布したら良かったのにと思っている。造るのだって、一社に任せるのではなく各地の機器メーカーに分担させれば良いのでは。現時点では来年秋に紙の保険証が全廃されるまで日和見にしようという事。

*電池と充電の時代:
別段、何としても時代に少しでも追いつこうという気になった訳でもないが、今月の15日から愚息の支援を得てスマートウォッチまでを装着するようになった。有森裕子さんの故事に倣って言えば「やり遂げた90歳の自分を褒めてやりたい」なのだ。これまでに知り得た時代の流れは「様々に電化されたというのか、ディジタル化された新鋭の機器は、全て電池切れと充電に気を配っていなければならないこと」だった。

これは結構な負担であり精神的にはストレスにもなる。PCに慣れていない頃には急に動かなくなったし、変換がおかしくなったので「もしかしてこの高価な玩具の寿命が尽きて買い換えの時期が迫ったのか」と恐慌状態(「パニック」なんて言わないよ)に陥った。だが、何のことはなくマウスの電池切れだったなどと言う事態も経験した。らくらくスマートフォンも充電器などいう物を持ち合わせていないので、しょっちゅう「後何%?」と気にしていなければならない。

スマートウォッチもこの前の充電から何日経ったかが解るように、カレンダーに印を付けている。また、まさかの時に備えて単三と単四の電池は常に予備を在庫しておくよう心がけている。この買い置きへの注意と努力は、ブログの毎日更新よりも余程しんどいと感じている。要するに「時代」とはアナログ世代の高齢者にはドンドン薄情になっていく事なのだ。

話は違うが、昨日の昼前の山手線の外回りで、非常に珍しい現象に出会った。それは、優先席に座っていた我々夫婦の前に立った一寸垢抜けたようでもあり、粗雑な形(ナリ)をした30歳後半辺りと見たブリーフケースを下げた男性が、一所懸命に日経新聞を読み続けていたこと。今時珍しい現象だ。新聞を購読しない族に訊けば「ウエブ版を読めば良いではないか」と言うこの現代に、それに逆らったかのような貴重な方だと、何となく尊敬したくなった。

2023年5月の新宿区の人口

2023-06-28 07:49:04 | コラム
23年5月の新宿区の人口は4月から20人減少して347,626人だった:

23年5月の新宿区の人口は20人とほんの僅か減少して346,626人になっていた。先月は“新宿区は「都内の住みたいところ」の5番目となっていた事が漸く現実になって増加した”と述べていたが、5月には減っていたのだった。その内訳を見ると、外国人は56人増えて41,070人となっていたが、日本人が305,556人に減少したことがあった。なお、全体に占める外国人の比率は、前月の11.5%から11.8%に上昇していた。

「インバウンド」即ち観光客の傾向だが、確かに新宿駅の東口と西口の様子では明らかに増えてきた。だが、高田馬場駅周辺ではそれほどでもないが、ここ百人町界隈ではイスラム教の諸国と東南アジア系の人たちが増えたが、中国からの買い物客が増えていないためか、活況は呈していない。

19日の週に小柄で垢抜けないTシャツ姿の小柄な白人が3人、スマートホンを見ながら我が家の近所の路地を彷徨っていたので訊けば、スペイン人で宿泊先に指定されたアパートを探していた。同じ観光客でも、この界隈にはこういう人たちも訪れるのだ。アパートを探しているとは潜りの民宿かと疑いたくなった。先月に「疑問だな」と思わせられるような顔付きと風体の旅行者とおぼしき者たちを数多く見かけるようになったと指摘したばかりだ。

今月の上旬に港区の六本木から麻布の辺りを移動したが、その辺りで見かけたインバウンドの方々は殆ど白人で身なりもそれなりに洗練されていて、ここ新宿区とは大いに様子が違っていた。マスコミが余り騒ぎだてする様子がない円安が静かに¥145に迫り¥150に達するとの見方がある以上、今後ともインバウンドは増えるのだろうが、新宿区では余り望みがないように思えてならない。

自民党の何方だったか「最早、外国人の労働者に依存するのは難しいかも知れない。何となれば、わが国の賃金は東南アジア諸国と比べれば魅力的ではなくなっているから」という趣旨のことを語っていた。そうと解っているのであれば、そのための手を打つべきではないだろうか。だから、この界隈ではイスラム教徒たちが自分たちだけのための店を開き、それなりに繁盛しているのではないか。彼らは安全が保証された外国で楽に過ごしているようだ。

先月と同じ事を繰り返して言うのだが、“2010年にパサディナで語り合ったCitibankの東京に勤務する若き日系アメリカ人は言った「東京は治安が良くて夜中に女性が一人歩きできる。街は綺麗だし、環境も良いし、人は優しいし、食べ物は美味いし等々、これ以上何を望むかというところだ。可能ならば、アメリカ勤務には戻りたくないと真顔で語っていた”事が示すように、発展途上国の連中につけいる隙を与えたことになっているのではないか。

兎に角、この新大久保駅前から我が家との間を結ぶ文化通りは、望ましいとは思えない低次元の国際化が進んでしまった。ご用とお急ぎでない方は是非一度山手線を利用して来て見て欲しいのだ。外国資本に企業や不動産が買収されていくのは好ましくないが、この地区に見られるような発展途上国からの入国を許すと、上記のような低次元の国際化が小規模に進んでしまうこと痛感させられるだろう。「1:29:300」の法則を忘れてはなるまい。

参考資料:新宿区HP

カタカナ語の中の外来語の表記

2023-06-27 08:16:20 | コラム
どうして英語の発音と違う表記にしたのだろう:

今回は「和製英語(カタカナ語)と造語」の読み方編から派生したものである。英語というか原語とは違う表記にした訳が解らないし、何故そうなったのかという興味があった言葉を幾つか取り上げてみた。ここに取り上げる以外にも、未だ幾らでもあると思っている

エンゼルス  Angels
解説)言うまでもなく大谷翔平が所属する「なおえ」のLA Angelsのことである。これはangelで「天使」のことと思っていて良いだろう。問題にしたいことが二つある。それはOxfordの発音記号通りにしても「エインジェル」であること。次はgelを「ゼル」にしたこと。何故2箇所とも変えた訳が解らないのだ。このgeを「ゼ」にしてしまった他の例は、generalの「ゼネラル」やLos Angelsの「ロサンゼルス」がある。カタカナ語製造業者に説明を求めたくなる。

オアシス  oasis
解説)英語では“a”を「ア」と発音しない言葉が多いと指摘してきた。これもその一例だが、英語の通りに「オエイシス」しなかったのは、ローマ字読みを優先したからだろう。そうする必要があったとは思えないのだ。「エンゼルス」もそうだが、英語の発音通りに表記した方が英語を正しく覚えやすいのではないのかな。青木功氏の「青木」はアメリカに行くと「エイオキ」と発音されることは既に取り上げた。

ガーゼ  gauze
解説)英語の発音は「ゴーズ」である。もしかして元はドイツ語ではないかと調べてみれば、その通りでgaze即ち「ガーゼ」のようだった。考えてみれば、昭和30年代まではお医者様たちの専門語はドイツ語だった。「ガーゼ」はその名残だろう。昭和35年12月に急性肝炎で生まれて初めて入院したときには「患者」の私は「クランケ」だった。今はpatientのようだ。

コラーゲン  collagen
解説)コラーゲンの英語表記がcollagenだなんて、つい最近まで考えたこともなかった。これも英語の発音は「コラージェン」なのだから、エンゼルスのところで取り上げるべきだった気もする。だが、テレビのCMなどで何かと言えば「コラーゲン」の効用を強調されるので、ここに「英語の読み方は違います」と言いたくなった。

チップ  tip
解説)「心付け」のことでもあり、「氷山の一角」のように“tip of the iceberg”、即ち「先端が尖ったもの」の意味でもある。混乱しやすいことは、木材の粉砕されたものは“wood chips”のように文字通り「チップ」となっていることだろう。

プレゼン  presentation
解説)これは少し面倒だ。それは、わが国ではごく当たり前のように「プレゼン」のような略語が通用している。即ち「プレゼンテーション」である。ところが、アメリカ語では「プリーゼンテイション」のような発音になるので、紛らわしいのだ。アメリカ語から採れば「プリーゼン」となるのだっただろう。「贈る」のpresentはUKでもUSAでも「プレズント」なのであり、「現在」もpresentなのだ。これはアクセントの違いで使い分けている。

ペプチド  peptide
解説)このような生物・化学用語には、何と言って批評したら良いか分かりにくい例がある。このpeptideの英語読みは「ペプタイド」なのだ。私がつい先頃まで服用していた薬「ビカルタミド」はBicaltamideなので、「ビカルタマイド」となっているべきだったのかも。

「ワレンを呼べ」 Warren
解説)これは番外編である。戦後間もなくだったと記憶するが、アメリカ製のテレビドラマで「沿岸警備隊」(だったと思う)を見ていた。その隊長(艦長?)が何かと言えば「ワレンを呼べ」と、信頼する部下を呼ぶのだった。当時は何も考えなかった。だが、それから何十年も経って、思ってもいなかったアメリカの会社に移ると、わが事業部にニュージーランド人が異動してきた。彼はWarrenなのだったが、「ウオーレン」であっても「ワレン」ではなかった。

迷惑メールが500本の大台に

2023-06-26 07:06:25 | コラム
対策は承知しているのだが:

本日受信したOCNのブロッキングサービスを開くと、予想していたことだったが遂に初めて500本台に入っていた。負け惜しみのようなことを言えば、ブロックされたメールを一覧して、そうでないメールを受信トレーに戻すだけの手間だが、少しだけ時間の無駄遣いになる。

ブロッキングサービスに依存する以外の対策も承知しているのだが、その手を打った場合の後の処理を考えると一寸面倒なので億劫になり放置している。その対策は簡単なことで(なのだろうか?)、OCNも提案しているように、メールアドレスとパスワードを変更することなのだ。何故二の足を踏んでいるのかと言えば、新アドレスを全ての交信先に連絡しなければならないことが大変な気がするからなのだ。

実は、先日老朽化したPCを入れ替えた後で、20年経ってもPCの扱いに不慣れな為に、メールアドレス帳(っていうのかな)を消失してしまったこともあるし、その為に交信できないままの状態の知人も交信先ある。また、これまでにはこの迷惑メールの襲来は突如として止んでしまうことがあったので、それにも期待している次第だ。

ご参考までに、どのようにして500の大台に達しかにも触れておこう。それは、先頃まで圧倒的に多かったアマゾンを少数派に追いやるほどにヤマト運輸、セゾンNetアンサー、セゾンカード、ジャックスカード等が急増してきたからだ。その他にも常連のえきねっと、ECカード、MIカード等がアマゾンと共にあるので、猥褻メールはなりを潜めている。今後600に迫るのか、ゼロに向かって減少していくのかは予想もつかない。