新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月5日 その2 アメリカの大統領選挙

2024-11-05 15:45:18 | コラム
悪い予感が:

何名かのアメリカの知人たちに「トランプ氏が当選しそうだとの悪い予感が」というEmailを送って見た。

「実は、同感なのだ」という返事が何名かから返ってきた。彼等は「トランプ氏の再選は宜しくない」と見ていることが分かる。

断るまでもないが、私の知り合いは皆知識階級に属する人たちだ。彼等が「トランプ氏の再選は望んでいない」事が見える。だが、彼等も「全く予想できない」とは言っている。

我々は「さて、どうなる事か」と見守っているだけしか出来ないのだが。

余計なお世話だが「悪い予感」に当たるのは”preminition”という単語である。



11月の雑感

2024-11-05 07:43:19 | コラム
一寸気になった話題を:

10年前には為替が¥107だった:
在職中は為替の変動には注意していた。だが、アメリカの会社にとっては、ドルは何処まで行ってもドルなので、心配することではなかった。だが、過度の円安は日本に輸出した我が方の製品のコストが高騰するので、充分に気を配って注視していた。端的に言えば、為替の変動が価格交渉(=値上げ)に大きな影響を及ぼすからだ。

ところが、10年前の12月のブログには¥107まで円安になった為替を捉えて「家計も圧迫されるだろうし、国際収支もどうなることでしょう。一時、為替は110円台という予想(懸念?)も飛び交いましたが、この先何処まで行くのでしょうか。私は輸出が伸びるか否かについては極めて悲観的です」と心配して見せていたのだった。

10年前と比較すれば40%も弱くなっているのだ。この円安を我が国の国力の低下または経済の低迷と捉えるのか、あるいは政治の問題と見るかは、私如きには云々できないが、「なるほど。これではエネルギーコストや輸入に依存している製品が値上がりする訳だ」という事が見えてくる。石破さん、よろしくお願いいたします。物価高は岸田式のィバラマキだけでは対処できない次元にあるのですから。

企業からの政治献金禁止:
先日、昼間に移転していた「朝まで生テレビ」を途中から見る機会があった。共産党と維新の代表が鋭く禁止を主張して、自民党代表の井上信治に迫っていた。すると井上は慌てず騒がずに「企業側には献金の自由がある」と、当方には俗に言う「上から目線」で共産党の方を見ずに平然と答えた。共産党の山添拓は「何時もそういう事を言って逃げる」と迫ったが、事態は変わらなかった。

共産党の主張は「企業側は見返りを期待して献金する。その資金が組織票を握っている者たちに提供されているのは宜しくないから政党交付金の制度を設けたが、代わりにパーテイ券を売っているのは形を変えた献金だ」だったが、その場ではそれ以上には議論が進まなかった。石破首相のこの重大な案件にどのように対応されるかを見よう。

私がイヤらしいなと感じたのは井上の穏やかにして傲然たる態度。即ち、井上は山添とまともに話し合わなかった姿勢だった。今の自民党はそんなに強硬に出られる立場なのかと思ってしまった。あれでは財務省の表見代理のよう。余計なことを言えば、彼も鈴木馨祐(法務大臣か)、小林鷹之、鈴木宏和、城内実等は皆開成高校→東京大学ら中央官庁という精鋭だ。

早稲田大学のラグビーが帝京大学を一蹴した:
少し矛先を変えた話題を。昨日、偶々見ていたYouTubeにこのラグビーの試合が出てきた。帝京大学のラグビーは対抗戦を34連勝もしている強さを誇っているので、早稲田を蹂躙するのかとばかり思っていた。だが、画面に出てきた状況は全く反対で、早稲田が鉄壁だったはずの帝京のディフェンスを抜き去って田中と言ったかの快足ウイングが5本もトライを取ってみせるなど、48対17(トライ数にして7対3か?)の大勝利。

物事は何時まで良い状態が続くものではないのが世の常。帝京大学は岩出前監督の指導宜しきを得て、対抗戦を何連覇もしただけはなく大学選手権も連覇をし続けて見せていた。それほどの強豪校でも監督が変わったから弱くなったのかも知れないが、原因はそれだけではないと思う。

その弱体化の原因は、毎度引用してきた日大フェニックスの故篠竹幹夫監督が言われたことが当てはまると思う。即ち「うちが弱くなったのではない。他の大学がうちを抜こうと努力している間に、うちが同じ所に止まっていただけのことだ」なのだった。私は現状維持ではなく、それ以上に進歩し、進化し、発展していくことは極めて難しいのだろうと思うのだ。

別な言い方にすれば「慢心すれば終わり」なのだと思っている。でも、帝京大学ラグビー部が慢心したのではあるまい。早稲田大学のラグビー部の努力が勝って、帝京を追い越すことに成功したのだと解釈すべきだと思う。

11月4日 その2 パン屋さんがまた一店閉店した

2024-11-04 15:04:41 | コラム
サンジェルマン高田馬場店が閉めていた:

こちらが一寸不在にした間の10月29日に上記の高田馬場の店を閉じたと張り紙があった。ネットのニュースなどでパン屋さんの廃業や閉店が増えているとは承知していた。理由は「ロシアがウクライナに侵攻したことで小麦の供給不足が生じ小麦粉の価格が高騰し、電力等のエネルギーコストも上昇し、人件費を上げても人が集まらないし、物流費も上がった等々」である。何ら目新しい話はない。

私が気になるのは「物流費の上昇」が入っているという点だ。今回はパンの話から逸脱するが、輸送費(物流費)の話をしてみようと思うのだ。この辺りは当方の守備範囲内の事柄ではないが、最低限の常識の持ち合わせ程度はあるので、語ってみようという事。

その物流業界の関係者によれば「確かに上がったと言うほど上げて貰えていないが、上がったと関連業界筋の方がそう言われるのならば、上がったと思う。だが、製品の最終価格(店頭の価格)に影響を与えるほどの次元にはないだろうと言える」と、言わば否定的な話し方だった。

私はこの業界筋の発言が物流費の上昇の実態だろうと思っている。どういう意味かと言えば「経験的にも、荷主も受け入れ側もトラックの運賃の値上げの申し入れまたはお願いに対して協力的ではなく、極力抑えようとする方針を採ってくると言えるから」なのだ。嘗ては業者側も過当競争を演じていた時期もあったので、その頃に気楽に値切れ、コストを抑えられた流れが未だに続いている感がある。

在職中に輸送の専業者に精密に「重量、距離、使用する車等々に基づいたトラック運賃の料率表」(tariffと言うようだ)を見せて貰ったことがあった。その専門家が言うには「実際に街を走っているトラックは、此処に規定された料率の何分一かしか取れていない」という話だった。要するに、料率表は「そこからどれだけ下げるかの叩き台に過ぎない場合が多いのだ」と言いたいかのようだった。

運送業者もガソリン代の高騰(円安にも起因する)に苛まれた上に、人件費も上昇させざるを得ない状態なのに、長引く不況下では運賃の十分な値上げも儘ならない状況下にあるようだ。

そういう時代が続いた為もあるが、大型のトラックを運転できるようになる為には普通免許では通用しないし、その大型何とかの免許を取る為の費用がかかるのに対して、雇用主が運転手さんたちを高給で迎え入れるだけの財政的な余裕がない経営状態だから、人材不足が慢性的になっていると聞く。それでも、大手企業は輸送費の上昇を抑えようとするのだとか。

そんな背景があっても、東名高速などを移動してみれば、サービスエリアでもパーキングエリアでも、常時無数の大型トラックが駐まっている。何故かと言えば、受け入れ側が納入時刻を厳格に指定するので、ウッカリ早めに着いてしまわないように調整しているのだそうだ。見方を変えれば、景気が悪くても必要な材料や最終製品は流れているという事だ。

国民民主党の玉木雄一郎代表は「103万円の壁」の打破に懸命な努力をしておられるが、その他にも「トラック運賃の料率表が交渉の叩き台」になっているような現実の市場での難関というか隘路の問題にも配慮されたら如何かと思う。話は逸れるが、野党はこの件を何で自民党と交渉するのだろうか。何でも税金にして取ろうとする財務省こそが相手ではないのかなと思ってしまう。

DeNAベイスターズが日本シリーズを制覇した

2024-11-04 08:22:50 | コラム
ベイスターズはモメンタムを維持していた:

こういう事が起きるものだと、今更ながら「勝負事の流れの恐ろしさ」と「野球はモメンタムのスポーツである」と再認識させられた。私独特の表現を使えば「ソフトバンク・ホークスが誤った作戦を続けたので、ベイスターズの勢いを止めることが出来なかった事による無残な敗戦だった」のである。特に投手起用の失敗が大きな敗因になっていたと思うが、その辺りは後で触れていく。

先ず、小久保監督は「敗軍の将兵を語らず」だと思うので、作戦(「ゲームプラン」でも良いと思う)の誤りから入って行こう。もしかすると、ホークスは日本シリーズまでに空白が長過ぎたことに加えて、圧倒的に優勝したモメンタムを失っていたかも知れない。

第5戦と6戦の中継ぎの投手の起用を誤っていたことが4連敗になった大きな原因の一つだった。第5戦では「左打者対左投手」と今となっては迷信かも知れない中継ぎを使ったことが敗因だったと指摘したが、昨夜も既に横浜に戻った後で「有原とモイネロが当たってきたベイスターズを抑えてくれるかが鍵を握っているのではないか」と予測した通りで、有原の起用が敗因になっていた。

それだけではなく、スチュアートJr.や新人の岩井俊介の起用は「それでも勝つつもりか」と疑ったほどの悪手だった。そこまでで11点も失っていたが、後続の投手たちは失点無し。酷すぎる失態。

私は有原が1回の裏に「無死一二塁」にしてしまったところで「小久保監督が何処で有原を見切れるかが勝敗の分かれ目だ」と見たほど不安定だった。そこではベイスターズはチャンスをものに出来なかったが「チャンスを逃しても次には何とかするこのティームのことだから心配ない」と踏んでいた。

そこに2回のあの筒香のホームランが出た。打たれたのは有原。明らかな「有原を引っ張り過ぎた」で采配のミスだった。当たりが出て来ているベイスターズの打者たちは「2度も同じ投手にやられてなるものか」という気迫を感じさせていた。特に桑原将志。

このホームランこそがホークス敗戦の原因の一つだ。筒香はMLBの150km超の速い真っ直ぐが打てずに帰ってきた打者だ。それにも拘わらず、ホークスのスカウティング不足か、あの打たれた投球はアウトサイド低目の変化球。研究不足だ。筒香はCSだったかでも同じような投球をレフト前に鮮やかに流し打っていた。甲斐捕手の情報量不足かベンチの失態であろう。満塁での2塁打も同じ配球だった。

通算29イニングの得点無しはホークス打線が「モメンタムを失っていたこと」であろうが、そう言ってしまったのでは「ベイスターズ」の中継ぎ投手たちの大健闘を忘れたことになる。山崎康晃、中川颯、坂本裕哉、濱口遥大、森原康平等々見事な締め出し投球だった。先発陣ではジャクソン、ケイ、大貫、東たちも鮮やかにホークスの「モメンタム」を削いで見せた。

打つ方では、牧、オースティン、佐野、宮崎が低打率で相当程度足を引っ張っていたが、そこを補って余りある大活躍をしたのが、当方が「ベイスターズで最も雑な打者」と酷評してきた桑原将志がMVPを取って見せた大活躍。山本祐大欠場の穴埋めどころではない獅子奮迅の大活躍だった戸柱恭孝、ここまで実力が伸びていたら素晴らしい森敬斗という具合で、下位打線が強打者の不調を補っていた。

ベイスターズにはこれほどまで勝てる材料が揃っていたのにも拘わらず、ホークスが誇る打線が「やる気がないのか」または「ベイスターズの投手たちに欠陥を衝かれて手も足も出なくなっていたのか」の何れか一方か、あるいは両方だったのか知らないが、29回(=3試合分以上)も得点が出来なかったのでは、負けるのも仕方がなかっただろう。

小久保監督の責任まで問う必要があるかどうか分からないが、打撃と投手コーチたちの責任は重大だと思う。だが、それ以上の失態を「スカウティング・ティーム」が犯していると見ている。あれほどベイスターズの打者に打ち込まれただけではなく、弱いと思われていたベイスターズの投手たちを最後まで打てていなかったではないか。研究不足だったのではないか。

貶すだけはない事を言えば「ホークスの投手たちは最後までオースティンにはアウトサイドの高めには投げていなかった。オースティンがCSで打っていたホームランはこの「アウトサイド高め」だったのだ。第5・6戦共に彼には高めには一球も来ていなかった。でも、筒香には「アウトサイド低目」を6戦だけでも2回も打たれた。

大谷君は常にベンチでタブレットに見入り、そばにコーチと通訳がいるではないか。他の連中もタブレットを良く見ている。フットボールだけではなく、野球も情報量(データとでも言うか)即ちスカウティングが重要な要素になった時代だと、ホークスの敗戦が今更ながら実感させてくれたのだった。

緊張感があって面白いシリーズだったが、ホークスは緊張に耐えきれなかったのか。勝ったのは予想外だったなどとは言わないで、ベイスターズ三浦大輔監督・コーチ、選手たち、裏方に心から「お目出度う」と言って終わる。

本筋を離れた話題だが、TBSが桑原将志のインタビューを途中で切って次のドラマの放映をしたのは非難されるだろう行為だと思った。だが、恐らく後番組のスポンサーに延長の了解を得られなかったのだろうと思うことにした。

改訂版・旅先での簡単な英会話:

2024-11-03 08:16:00 | コラム
覚えて置いて使える時が来れば良いが:

 アメリカに行けば、現地の人たちと話をすることも当然のようにある。入国手続き(IRSという担当部署)もあれば、ホテルや空港のチェックインもあれば、商店での買い物や、レストラン等で注文することもある。

こういう場合に戸惑わされるのは「アメリカならではの独特の言い回しがある事」で、慣れていないと「何の事?」となってしまい応答できなくなってしまう場合が多々あるのだ。そこで、今回はそういう教科書には出てきていなかっただろう言い方(言われ方か?)を取り上げていこうと思う。

「入国審査」:
 解説)到着した空港では先ず入国管理(Immigration and naturalization service=INS、移民帰化局)のブースに入り、パスポートと出入国カードを提出する。すると無愛想な係官が“Business or pleasure?”、と問いかけてくる。「サイトシーイング?」訊かれた経験はない。

”pleasure”は「楽しみ」という意味なので「仕事で来たのか遊びに来たか?」と訊かれたと理解すべきだろう。観光だと思っていれば「サイトシーイング」とは言わずに「プレジャー」と答える方が良いと思う。

ご夫婦の場合は一緒にブースに入っても良いので、”We are traveling together.”と申告すること。次の質問は通常は滞在期間だから、例えば”Seven days.”と言ってみれば良い。そこまででスタンプが捺されて入国許可となる。ここを通過するのは慣れていないと非常に緊張させられるもの。

 
「税関」:
解説)ここを通るのも緊張を強いられると思う。税関申告書は機内で作ってあるはずだが、申告するものを持っていなければ、“Nothing to declare. All personal belongings.”と言えば良いと思う。たまには「スーツケースの鍵を開けろ」と要求されるが、素直に従うことだ。

空港で:
解説)税関を通った後で空港の話になるが、帰国しようというのではない。何百回そういう手続きをしたか数えたこともないが、チェックインが終わって、往年は厚紙だったboarding passを貰うと、係員が“Now. You are all set to go.”と言って送り出してくれた。そう言うのが手続きのうちかと思って意味など考えた事もなかった。

後になって調べてみれば「準備完了」か「準備万端整う」という事だった。なるほど「ご搭乗の準備完了です」と言っていたのだと知った。でも、この“all set ~”は他にも応用できそうかと思ったが、ついぞ使ったことがなかった。

 ホテルで:
解説)次はホテル。「フロントデスク」乃至は「フロント」は完全な日本語での表現である。アメリカのホテルのフロントのカウンターには通常”Reception”という表示されている。そこに行ったら「予約してある誰それです」という意味になる”I am so and so. I believe I have a reservation, here.”という決まり文句がある。”so and so”は「誰それ」という意味だが、こう言いなさいと言うのではなく、ご自身の氏名を名字から言えば良いと思う、そこが“first name first”の国であっても。

次は(今でもそう言う手順になっているかどうか責任は持てないが)クレデイットカードを提示する。その際に注意すべき事は「カードを裏向きにしてカウンターに置くこと」である。何故かと言えば、何時何処で番号を盗み読みする悪者がいるか解らないので、それを防止する為の安全策である。

 
レストラン等で:
解説)アメリカの習慣では、メニューを見ている限り、そのテーブル担当のウエイターかウエイトレスは寄ってこない。余り長い時間迷っていると“Are you ready to order?と問いかけられることもある。通常はメニューを置いてから”I’m ready to order.”と係のウエイター(ウエイトレス)を呼べば良い。「オレンジ」の「オ」にアクセントを置くのだが、アメリカ式では「アレンジ」の方が通じるだろう。

卵料理の注文は面倒だが、目玉焼きをやってみよう。「卵2個の目玉焼きで、黄身のところは半熟程度に軽く焼いて欲しい。そしてハッシュブラウンを付けて欲しい」と言うとしよう。それは、”Two fried eggs, over easy with hashed browns on the side.”と言えば通用すると思う。”hashed browns”はジャガイモを刻んで纏めて焼いたものでアメリカ人は喜んで食べるか、正直なところ美味いものではない。

目玉焼きの注文が面倒だったら卵料理は抜きにするか、「アムレット」と言えば「オムレツ」が出てくる。”on the side”としたのは「サイド・オーダー」(=付け合わせか)のことで、「ソーセッジ」と言えば「ソーセージ」が出てくる。案外面倒なのがbaconのアクセントで、「ベイクン」なのであり、「ベイ」にアクセントを置くと分かってくれる。因みに、アメリカではテーブルで精算するのであり、伝票を持ってキャッシャーのところに行って払うのではない。

ホテルの中での支払い:
解説)これはホテル内のレストランでも売店でも、現金で支払うのではなく、伝票(checkというと思っていれば良いか)に署名する時に”Can I charge it to my room account?”と言えば、部屋付け即ち滞在の勘定の中に入れられるのだ。通常は“Oh, yes.”とか”Of course.”(=勿論)と答えるだろう。

「買い物」:
 解説)キャッシュレスの時代になってからはアメリカに行っていないので、ここでは過去の経験談になるだろう。ホテルの外での買い物の場合の会話。販売員たちはこちらがアメリカの習慣を知っているか知らないかなどは一切構わずに、気安く”Cash or charge?”と訊いてくる。即ち「現金払いですか、クレデイットカードで払いますか」と確認する。

”charge”がカード払いの意味だが、私は「クレデイットカードにチャージするので”charge”と言うのだ」と思っている。トラベラーズチェックで払ったことはあるが、個人小切手で払った経験はないが、これは現金と同じだと思う。

 なお、レストランなどではカードで払う場合に、その伝票には”tip”を書き込む欄があったので、そうすればチップの現金を出さなくても済む。21世紀の現在では最低でも15%で、20%にせねばならない場合もあるとか聞かされた。大変な時代になったものだ。

筆者注:
既にお分かりの方がおられると思うが、所謂「日常会話」などというものは、ごく簡単な平易な単語ばかりを使って的確に言いたい事を表しているのである。即ち、沢山の単語の独自の意味だけを覚えていても、native speakerたちの中に入れば、そのやさしい単語を組み合わせた表現に出会うことが多いので、困惑させられるのだ。

だからこそ、今日まで繰り返して「単語の意味をバラバラに覚えるのも良いが、夫々の単語が流れの中でどのように組み合わされていくかを学んでおく必要がある」と強調してきたのである。この点を充分認識して頂きたいのだ。