コトラーのマーケティング思考法フィリップ・コトラー,フェルナンド・トリアス・デ・ベス東洋経済新報社このアイテムの詳細を見る |
製品レベルのラテラルマーケティングに置いては、まず製品、サービスに変更を加えることから始まる。そこから、「何に使えるか?」「どのような状況だとこれが役立つだろうか?」「誰が気にいってくれるだろうか?」という問いかけに答えて行くこととなる。
製品レベルでのラテラルマーケティングでは、製品に関して解析を行ない、
○有形の製品やサービス
○パッケージング
○ブランド特性
○用途、購入
要素を水平移動、フォーカスの対象とする。
そこから、製品レベルでの新コンセプトが生まれるという形だ。
具体的には、
□代用:製品、サービスの1つもしくは複数の要素を取り除き、別のものに置き換える
□結合:製品、サービスにおける既存の要素を保持したまま他の要素を新たに付け加える
□逆転:製品、サービスのある要素を逆転したり、否定したりすること
□除去:製品、サービスにおける1つもしくは、複数の要素を取り除くこと
□強調:製品、サービスの要素を極度に拡大もしくは縮小すること
□並べ替え:製品、サービスにおける一つもしくは複数の要素について、順番を変更すること
例.
これは、例として、インターネット上に置けるパーミッション・マーケティングが代表的な例といえる。ユーザー側が、広告を希望する七に、広告を掲載したメールを送るという形だ。
これからは、おさらいになるが、フォーカスされ、水平移動されたコンセプトはギャップを連結されなければ成らず、連結によって、新しいサービス、製品が生まれる。
連結の方法としては、
◉利用可能な状況を設定する
例.ボトルのサイズを強調した50リットルの飲料師ボトルというのは、利用可能なシーンとして、オフィス内というのが想定される。
◉ポジティブな側面を抽出する。
◉購買プロセスをたどる
例.オートバイに関して、駐車をするという利用シーンを逆転させ、「駐車できないオートバイ」というアイデアを実現するためには、折り畳むというコンセプトが生まれ、折りたたみの場所をかさまないバイクというコンセプトが出てくる。