本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

脳のハマる仕組みとは?マーケティングと脳科学から読み解く。

2019-10-19 21:21:29 | 2019年始動。革命のスタート。
ブラックマーケティング

①この本
<ヒトをヒトたらしめるもの>
ヒトと、他の生物との根本的な違いは、「それをしたらどうなるのか?」という展望と予測をしながら選択や判断をする点。5

現代社会におけるヒトのこうどうのほとんどは「誰かが仕掛けた意図に左右されている」と言った方が正しい。5

核心:
私たちが本当に知っておかなければならないのは,以外と「脳は自分で意思決定をしたがらない」という厄介な特徴なのです。13

本書:
◎「なぜ脳がハマってしまうのか」を脳科学の最新の知見をベースに解き明かしていくことを目的としています。28
消費社会の深層に潜んでいる「その気」にさせる仕掛けと、脳が「その気」になってしまう現象とを、つじつまの合う理論で結びつけてより精度よく検証する。19


★★★★★自分意は何一つ欠点がない-そう思っている人は、はたしているのでしょうか?人間なら誰しも,多かれ少なかれ弱みや劣等感を持っているもので
す。その欠点が,もしも解消されるとしたら・・・。64

【口コミとネット社会】
世界一「他者の意見」を気にするのは日本
?192

【AKB商法】
「承認」よりも強い「関与」の快感139
★★★★★参考までに,AKB商法は経済学的にいうと、「消費者余剰を収益化した」と言うことができます。ファンは自分の好きなアーティストの音楽からはものすごい(効用)を得ていて、本来はもっと支払ってもいいと思う熱烈なファンもいるわけですが,ほぼ定額であるところのCDとコンサート以上の支出をしようとしても手段がなかったのです。137

◎ ハマる脳
◎ 0-0-0書き出し
【オペラント条件付け】
★ ★★★★ギャンブルにハマる要因は、ビギナーズラックによる動機づけだけに留まりません。行動分析学の研究では「動物は本能的にギャンブルが好きである」という説すら唱えられてるほどです。
★ この説の基礎となったのはアメリカの心理学者、バラス・スキナー博士が行ったハトを使った実験です。
★ 実験では、A,Bに種類の箱を使います。Aの箱は,スイッチを押すと必ずエサが出てきます。Bの箱は、スイッチを押すとときどきエサが出てきます。するとAの箱のハトはエサの欲しいときにだけスイッチを押しますが,Bの箱のハトはいつまでもスイッチを押し続けるのです。87

①の後に②-a★★★★★
★★★★★
【バンドワゴン効果と口コミ】
日本人のツイッター好きは世界的にも有名で,地球上で毎日つぶやかれている言語の約4分の1は日本語です。この事実こそ「他者の意見」を気にする心理と社会構造を物語っていると言えるでしょう。193
個人の判断が大多数の意見に左右されてしまう現象はバンドワゴン効果です。194


◇ ニューロマーケティング20
◎脳科学をベースにすればマーケティングはもっとサイエンスに近づくのではないか」という問題意識2
:脳内の変化を調べることで無意識かにある意思決定や行動のプロセスを可視かしようというアプローチ220
脳科学の知見を採用すれば、ギャンブルに消費者がのめり込むメカニズムも説明できる「マーケティング論」がありうるのではないかと私は考えています。96

【問題意識〜マーケティング側から】
アメリカで発展して来たマーケティング理論が間尺にあわない感を一気に,包括的に解決できる統一感76

◇ 洗脳:脳は適応する器官である。
◇ 脳の機能:環境や他者など外的な要因に敏感に反応して,その性質を柔軟に変化させることができる(可塑性を持つ)というのが脳という器官の大きな特徴です。83
特定の思想をあたかも自発的に支持しているかのような状態にするために
行われる特殊な操作。83

【ゲーム依存の奥にあるもの】プロセス依存
「もったいない」と「みっともない」の心理
消費者の「依存」という行動を、これまでのマーケティングではあまり正面からとらえてきませんでした。106
「よく見られたい」という意識を常に持ち続けることを強制される環境に私たちの脳は適応せざるを得なくなっているといってもいいでしょう。106

◎ 脳の新規探索生:ギャンブル依存、ゲーム依存、浮気性の共通点
目新しい者に飛びつく性質:
新しい刺激に出会うと,脳内ではドーパミンが放出さえて快感が得られます。快感を得ようとして,脳は新しい刺激を求めます。115

快楽を与え巻き込むマーケティング
◇ エヴァンジェリスト・マーケティング
ユーザーの努力にささやかな報酬を与える。
ユーザーと一緒に快活を擦る。117

【プロスペクト理論】
「損」をしたときは、「得」をしたときの心理的価値の2倍
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タイガーウッズ型?フェデラー型?あなたを成功に導くのはどっち?

2019-10-19 17:03:20 | 2019年始動。革命のスタート。

〜スペシャリストではなく,ゼネラリストの時代へ

①この本
【この本について】
回り道が成功に導く。
人生における「サンプリング期間」=様々なことを試す期間が、広範囲な視野を獲得させ,多角的な視野を手に入れることに繋がる。
タイガーウッズはスペシャリストの象徴。フェデラーはゼネラリストの象徴。
フェデラーのキャリアはスキー、レスリングなど幅広いスポーツに親しみ、今に至る。さまざまな経験を通じ,球技が好きだと気づき、10代にさしかかるころでテニスに転じる。
RANGEは広範囲という意味。1つの分野に集中して来た人よりも、失敗や方向転換など、いっけん無駄に見える経験をして来た人の方が,大きなことを成し遂げる可能性が高いと論じる、
著者であるデイビット・エスプテインは統計分析や科学を用いたスポーツ分析調査で知られる。
〜宮家あゆみ

Introduction:Roger vs. tiger

0-0-0書き出し
★ ★★★★【専門分野にニッチに特化することへの警鐘】モーツァルトが生まれながらにキーボートになれ親しみ、マークザッカーバーグが別のキーボートの小さい頃から慣れ親しんだように。Aiが生活に入り込み、世界が複雑化、包括的になるにしたがい、私たちは幼少期のなるべく早い段階から何かに専門特化するべきだととらわれがちである。6
★ しかし、もっとも効率的な学習とは非効率的に見えるというのが本当のところである。ときに、後退しているようにさえ見える。11
★ これからの時代に必要なのは、フェデラーのように幅広い視点からスタートし,成長の過程で経験から価値と新しい発見を行える「広範囲な」視点を持つ人物である。14


①の後に②-a★★★★★
★★★★★「テニスをやりたいって言い出した時は正直反対したわ。だって一度もまともに打ち返すことすらできなかったんだから」「私たちにプランなんてなかったは、息子にこうさせるプランa,プランbみたいなね。ただ、スポーツの楽しさの多様な側面を見せたかっただけかな」

ついにかれは何かのスペシャリストにへの道を閉ざされた
細かなパーツ1つを見るということではなく,彼が持てる可能性すべてを網羅的に見ざるを得なくなったということだ。
そして、結果としてNicolayの人生は目を見張るものとなった。
〜Leo Torstoy トルソトイ 戦争と平和

すべてを解決する魔法の道具などない。閉ざされた扉のカギをこじ開けるカギなど存在しえないということ。
トインビー

<タイガーウッズの人生>
◎1万時間の法則を証明する選手:エリート
◎ 無駄にする時間などない。
タイガーウッズの人生は父によりゆくべき方向が描かれていた。

ウッズの父自身も優れたアスリートで大学時代には黒人として初めての黒人の野球選手として活躍していた。

タイガーウッズは、生まれて間もなく父からパターを授かり,子どもながらに、父から絵を交え、その使い方を習った。
2歳にして,10歳以下のゴルフトーナメントに参加した。
4歳になるころに1日8時間本当のコースで練習をするようになった。
8歳にしては早くもウッズはゴルフで父に勝てるようになった。

②-bRangeの例として★★★★★
<Roger Federerの人生>
◎ 1万時間の法則を超えていくもの
核心:幼少期の「サンプリング期間」とは、ひとりの人間としての多様性を生み出す上でのカギである。9
◎ 科学的にも超一流エリートは9歳までの期間にあらゆる可能性を試す期間がある。7
※近いことは2014年ワールドカップを優勝したドイツのナショナルチームの研究でも明らかになっている。
事実、いわゆるタイガーウッズのようにエリートとされる選手は15−21歳の時期に一日15時間の練習を行っている。5
ただし、エリートと言われるスポーツ選手も幼少期のすべり出しはもはや、非エリート層より没頭時間が短いという事実。7
エリートと呼ばれる選手は、非エリートが12−15歳を境にその練習時間を減らすのに対して,継続的に1日15時間レベルでの練習をその後も継続している。

彼は30代半ばの今も第一線で活躍をしている。多くのテニスプレイヤーが引退する年齢を超えて。4
彼も有名なスポーツの舞台で活躍する選手。
彼はあるとき、「どんなスポーツであっても球技である限り僕は打ち込めるな」という気付きを得た。3
彼が10歳になる頃には地方紙で1面を飾るくらいの実力は突き出していた。
母は有名なコーチであったが,タイガーウッズと違い彼女は息子にコーチは施さなかった。
彼が子どもの頃は、サッカーから、レスリングまでありとあらゆるスポーツを楽しんだ。

【シリコンバレースタートアップの創業者の平均年齢は45歳!】
過度な専門特化は悲劇を招く。仮に正しい行動をしたとしても。12

<ハンマーを手にするとすべてが釘に見える>

課題設定からオープンに入るのではなく,自らの解決できるタスク内で、ことを解決しようとしてしまう。
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