本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

AIの対局をつく人間らしい思考とは?

2019-10-20 12:34:49 | 2019年始動。革命のスタート。
Chapter1.The cult of head start スタートダッシュ狂の時代で
幼児教育狂の時代
◎AIと人間の差異を生むものとは?速ければいいの?特化していれ場合いいの?

0-0-1書き出し①の後に
★★★★★僕たちが生きる世界とは「火星人とテニスをする」ようなものである。もちろん彼らはラケットを持ち、ボールを持っている。でも、共通のルールなんてない。その状況コントロールするのはキミ次第だと言うこと。31

★★★★★もし子どもの頃からのある特定の分野での英才教育がパフォーマンスに核心をもたらすのだとしたら,世界はサヴァン症候群に支配されているはずである。小さな子どもの天才たちが大人を駆逐してね。32

②-a★★★★★
AIと人間の差異
Having one foot outside:32
◎ほんとうに創造性のあるアイデアは「狭い専門領域」からではなく「幅広い興味」から導き出される。33
真に卓越した専門家とは、
彼らの専門分野以外からの着想を取り入れた人物である。33

◇ 戦略:<人間が優位>どこで?どのように?目的は何で叩くかということを決めること。
戦略を創るという意味では,ヒトが生きるということはコンサルタントに近い。
コンサルタントの仕事の核心は、いかに他者と違いを生み出すか?ということであるから。30

◎ 人間ならではの強みは狭い専門領域以外にある。29
◎ AI systems are like savants, AIはサヴァン症候群のひとに近い。決められた狭い領域で,ある一定の構造が必要であるということ。30

戦術:<AIに優位>与えられた戦略の下で,いかに戦うか?
いかに決められたルールの専門領域のもとで勝つか?

0-0-0★★★★★書き出し
◎「AIと人間にはそれぞれ反対の強みと弱みがあるね」~Garry Kasparov ガルリ・カスパロフ IBMのAIにチェスで負けたチェスチャンピオン

◇head stard幼少期から特定の分野のスペシャリストとして英才教育を施すことから得られる結果の事例:タイガーウッズPolgar家のように。

Laszlo Polgarは第二次世界大戦後のハンガリーに生まれた。彼の家族はホロコーストで殺され、彼の夢は家族を持つということであった。15
彼自身大学時代にソクラテスからアインシュタインまでの自伝を研究する中で,早期のスタートを切ることが我が子を天才に導くと考えるに至った。
やがて彼は母の友人のつてで将来の嫁であるKlaraにであうことに。
KlaraのLaszloの第一印象は6人の子どもを持つと豪語したこともあり,「興味深いヒト」という印象であった。

2人は共に教師をしており,
「今の学校教育のやりかたでは大量のグレーの平均的生徒を作り出す」という意見で合致していた。
やがて2人は結婚することになり、Susanが生まれ阿多。
実験は始まった。16
スタートダッシュを教育できるため,LaszloはSusanをチェスのチャンピオンにしようと決めた。
4歳まで彼女は負け知らずであった。
その後SusanにはSofia,Juditという姉妹ができることに。
Susanは17歳にして初めて男性のチェスの試合にでる資格を与えられた。

やがて、Polgarの姉妹はハンガリーの国家としての資産と見なされるようになった。

Susanは21歳のとき男性しかこれまで出場を認められて来なかった大会で有償をすることができた。
◎ この段階でチェスの世界チャンピオンになると言うLaszloの野望は叶っていなかったが、彼女らはいずれも他と比べ際立っていた。17

◇ 経験が生かされる領域:kind learning
チェス・ゴルフのようにある一定のルールのもと、物事が進み、パターン研究と、改善の繰り返しで,得られる結果に対するアプローチの改善が可能な領域。21

②-c★★★★★
◇ 経験が生かされない領域:wicked domain理不尽な領域
★★★★★同じパターンに陥らないこと。過去の経験が通じない「理不尽な世界」では幅を持ちチャレンジすることが人生をうまく行くカギになる。34
ルールが曖昧で,ルール自体がよく変更される。同じことなど繰り返されない。反応だって遅かったり,間違っていたりする。21

<naturalistic decision making NDM>
ダニエルカーネマンのファースト&ローに通じる。他彼の著作に通じる。
◎「速い思考」においては、もはや人間は勝ち目はない。
◇ 実世界においては,必ずしも経験がいかされる訳ではない。
◇ スペシャリストになりよりよい経験を積むということは可能なのか?20
◇ 経験が解く悦に導くかどうかはその領域に由るということ。
政治の領域であったり,株価の予測と言った領域ではそれほど経験に由る蓄積は活かされないということ。

◎ ファースとチェス理論:直感を信じるだけでは、生き残れない世界。
ファーストチェス理論とは?
5秒で打ち出した打ち手と、30分かけて打ち出した打ち手は同じということ。
AIによる研究で人間を超えたとされるチェス,また、ゴルフ、消防士などパターン化と分析である程度の対応が可能なデータの蓄積により仮説の検証で事が解決可能な領域ばかりではないということ。
◎ まず「速い思考」が優先され⇒熟考が必要な場合は「遅い思考」に切り替える。
◎ カーネマンは判断ということに、経験はそれほど役立たず。むしろ「人為と偏見」によりエキスパートであってもなされているとした。
世界的に優秀なチェスプレイヤーは始めの2秒で決断をしている。19
※ Kasparovの研究でも消防士も初めの2秒での決断をしている。
※ 軍の司令官にも同じことが認められた95%の決断で、経験とパターンから惨事を避ける決断が瞬時に行われていた。

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