4月12日の朝日新聞『折々のことば』より、盲ろうの東大教授を追った記者・生井久美子氏のことば
サーカスでのイメージが、そのまま社会的な文脈でさまざまなリスク対策に使われていることに違和感を覚えます。
「落下時の備えでなく、そもそも落下しないようにするための足場や手すりこそが必要だ」という。
ディズニーリゾートで痛ましい事故死があった。亡くなったのは玄人と言っていいのであろうが、それでもセーフティネットはどうだったのか検証が必要である。
原子力発電所もどれだけ事故が起きないように「足場」や「手すり」に当たるものが用意されているのか疑問である。
一方ではなんでもかんでもセーフティネットが必要になるという議論もいきすぎであろうと私は考える。最近の安心、安全ブームは人間の活動を大きく制限しつつあるように感じるのである。
大切なのは物事を冷静に判断し、議論する力であるように思われる。
サーカスでのイメージが、そのまま社会的な文脈でさまざまなリスク対策に使われていることに違和感を覚えます。
「落下時の備えでなく、そもそも落下しないようにするための足場や手すりこそが必要だ」という。
ディズニーリゾートで痛ましい事故死があった。亡くなったのは玄人と言っていいのであろうが、それでもセーフティネットはどうだったのか検証が必要である。
原子力発電所もどれだけ事故が起きないように「足場」や「手すり」に当たるものが用意されているのか疑問である。
一方ではなんでもかんでもセーフティネットが必要になるという議論もいきすぎであろうと私は考える。最近の安心、安全ブームは人間の活動を大きく制限しつつあるように感じるのである。
大切なのは物事を冷静に判断し、議論する力であるように思われる。