とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

信頼できる政府を(この政権を続けさせることは危険だ)

2017-05-27 09:28:42 | 政治
 私は政治的信条としては右も左もない。自民党の主張もよく理解できるものもあるし、野党側の主張にも納得できるものがある。一般の国民のほとんどはそういうものだと感じている。だから単なる政権の足引っ張りのような議論には与しないように気を付けているつもりである。しかし、今回の加計学園の問題に対する政府の対応はあまりにひどい。

 加計学園が今治市に獣医学部を開設する経緯が次第に明らかになりつつあり、総理の関与が疑われてもしょうがない状況である。そのことも問題ではあるのだが、もっと問題なのはそれをなかったことにしようと隠蔽し、そして事実を暴露しようとした前川氏の人格を批判するという子供じみたことを平気でしていることである。

 政府は自衛隊の海外派遣法、特定機密保護法、共謀罪法と次々に強行採決によって成立させてきた。現代の国家としては必要なものもあるのだろうが、この加計学園問題に対する政府の対応を見る限り、政府が暴走すればなんでもできることを示しているのだ。獣医学部新設は国家機密に属するものにしてしまい、それを暴露した前川氏と朝日新聞はテロ集団にしてしまえばいい。冗談のように聞こえるかもしれないが、現実に起こっているのがそれに近いのは明らかだ。

 さらに言えば、このような理不尽な権力を振りかざす政権があれば、それに反発する過激な集団が出てくるのは必然である。テロ集団を生み出しているのはこのような暴挙を平気で行う無能な政治権力なのだ。

 われわれ一般の有権者ができるのは、政府が信頼に値するか常に検証することだけである。そして今回のように信頼できないことがあきらかになった場合、次の選挙では絶対に政権を渡してはいけないのだ。そのために必要な発言はしなければならない。
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