民間の有識者グループ「人口戦略会議」は全体の4割にあたる744の自治体が「最終的には消滅する可能性がある」とした分析を公表したという報道がなされていた。この「人口戦略会議」は何を言いたいのだろう。
基本的に少子化が進み、人口は減少傾向にあるのは今更言うまでもない。そして若者はどんどん都市に移り住み、地方の過疎化が深刻になっていることは、この方たちに言われなくても分かっている。しかしどうしようもない現状なのであり、地方に住んでいる者は、日々その苦しみと戦っているのである。
「人口戦略会議」の人たちはその地方住民の心の傷に塩を塗り付けただけだ。
そもそも少子化がどうして始まったのか。そしてそれに対しての対策がどうして打てなかったのかをしっかりと分析していただかなければ話は進まない。そしてその分析をもとに、どう対応するのがいいのかを冷静に目に見えるように議論してほしい。
議論も何もなく、雰囲気だけでいつの間にか決まっているこの国の状況が変わらない限り、何も解決しないのは明らかだ。
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