とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

エアコンの温度

2018-07-27 08:07:52 | お題
 今回エアコンの温度設定の話がでた。官公庁などでは28度設定である。しかしこれは効率が悪い。部屋の中がぬるくなってしまい、かえって不快に感じてしまう人が多く出る。最近では26度設定ぐらいのほうがいいという説も出てきている。いずれもなんの科学的な根拠もないではったりで議論されているように感じられる。私も何の根拠もないのだが、実感としてエアコンの温度設定は26度ぐらいが適温なのではないかと感じている。もちろん個人差はあるのだが、多くの人が快適だと感じるのは26度ぐらいのような気がする。

 去年学校にエアコンをつけるべきだというブログを書いた。その際、電気代ぐらいは受益者負担で生徒負担の形にしてもいいのではないかと書いた。それに対して生徒側が負担するのはおかしいとの反論をいただいた。それはもっともな話ではある。しかし私は自説を曲げるつもりはない。

 学校にエアコンをつけても、予算が限られているのでケチケチ使うに決まっているのだ。28度設定だったり、30度を超えるまでは使用してはいけないとか、いろいろな制約をつけてくるだろう。さらに懸念されるのはエアコンの財源を他の教育予算を削って捻出してくるということである。エアコンをつけたのはいいが、教員の数が減らされるなどということが起こってもおかしくないのだ。行政はこういうことを目に見えない形でやってくる。すばらしい改革の影には、たくさんの犠牲がついてくるのである。そんなことになるくらいならば、冷房費の電気代ぐらいは受益者負担でもいいのではないかと考えるのだ。

 誤解のないように言っておくが、私が言っているのは公立高校の場合である。公立義務教育の状況はわからない。わが県の公立高校では授業料以外でも、授業に関連する必要な経費は集金している。最低限の光熱費は県の予算で賄っているのだが、それでも足りなくて、夏は暑くて冬は寒い状況が続いているのだ。だったら、それにプラスする分は受益者負担でもいいのではないだろうか。それによって快適な学校生活が送れるのならば文句を言う保護者はいないのではないだろうか。

 もちろん、根本の問題は日本の教育予算が低すぎるのということであり、それを改善する必要があるというのは言うまでもない。しかしそんな悠長なことを言っている余裕はない。

 教員の多忙化を解消することもできないのに、不祥事を繰り返す文科省のキャリア官僚を見ていると胸糞悪い。さらには大学入試改革のうさん臭さの影には利権がからんでいるのはもはや明らかである。自分のことだけを考えて、日本の教育のことは後回しにしている文科省の官僚に何を期待すればいいのか。何も期待できない。

 大切なのは現状の改善であり、それを早急に行う知恵である。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 劇評『お蘭、登場』(7月1... | トップ | 山形弁の「た」表現 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お題」カテゴリの最新記事