今日の朝日新聞『折々のことば』より宇沢弘文氏のことば
これに鷲田清一さんが続ける
水や大気、森や河川といった自然環境と、道路や交通機関、水道や電力といった社会的インフラと、教育や医療、司法や行政といった制度資本は、誰の生活にも不可欠な基盤として「社会的共通資本」なのだと経済学者は言う。だからその管理・運営は、職業的専門家がその職業的規律に従って行動する独立の機構に「信託(フィデュシアリー)」の形で委ねられるべきだと。『社会的共通資本』から。
今の日本はなんでもかんでも「経済」が優先される。水道もそうだし、教育もそうだ。経済界の思惑通り進んでいく。経済が重要であることは言うまでもない。しかし、一昔前は経済だけではないという正論がしっかりと主張されていた。今やそんな主張をする人間は廃除されるだけである。
「社会の共通資本は利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてはならない」というのは基本理念であるべきなのだ。そうでなければ、経済界が政治を牛耳ればその力を抑えることはできなくなる。実質上の独裁となる。そして今の日本はその状態に陥っている。
これに鷲田清一さんが続ける
水や大気、森や河川といった自然環境と、道路や交通機関、水道や電力といった社会的インフラと、教育や医療、司法や行政といった制度資本は、誰の生活にも不可欠な基盤として「社会的共通資本」なのだと経済学者は言う。だからその管理・運営は、職業的専門家がその職業的規律に従って行動する独立の機構に「信託(フィデュシアリー)」の形で委ねられるべきだと。『社会的共通資本』から。
今の日本はなんでもかんでも「経済」が優先される。水道もそうだし、教育もそうだ。経済界の思惑通り進んでいく。経済が重要であることは言うまでもない。しかし、一昔前は経済だけではないという正論がしっかりと主張されていた。今やそんな主張をする人間は廃除されるだけである。
「社会の共通資本は利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてはならない」というのは基本理念であるべきなのだ。そうでなければ、経済界が政治を牛耳ればその力を抑えることはできなくなる。実質上の独裁となる。そして今の日本はその状態に陥っている。
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