イスラエルとPLOの紛争時代の、緊張しながらも意外に人々はこういうふうに明るかったのではないかと思わせるコメディ映画だ。軽くて楽しめる作品だった。
以下はホームページよりの引用である。
パレスチナの人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で言語指導として働くパレスチナ人青年のサラームは、エルサレムから撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならなかった。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められた際、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。それを境にアッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラーム。しかし、ドラマが終盤に近付くと、結末の脚本をめぐって、アッシ(イスラエル)と制作陣(パレスチナ)の間で板挟みに。窮地に立たされサラームが最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは──。
昔風のいい加減なテレビドラマにみんなが注目ししている姿は昔の日本を思い出される。そういえば日本の昔もいい加減だったなあと、なつかしくなる。その時代を風刺した作品であるからだれもが楽しむことができる。肩のこらない娯楽作品である。
戦争は悲惨であるが、戦闘状態でないときは意外にのんびりしている。そんな描き方に変にリアリティを感じる。
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